動物モデルによる評価とヒト臨床試験を進める

 元カザフスタン医科大学教授で、アルマティ癌センター教授のアリポフ・ガビット氏はヒト臨床試験を行った結果、92%の人の抗がん剤の副作用を日常生活にほぼ支障のないレベルに抑えていると紹介。「抗がん剤副作用対策としての効果は予想を超えています」と語った。

がんの研究・治療に新たなステージをつくり出す? 瞬芽(しゅんが)ブドウ種子成分とはの画像4

 現在、明らかになっている抗腫瘍作用や癌抑制作用のメカニズムについては、京都大学医学部医学研究科の安部千秋特定助教から伝えられた。瞬芽ブドウ種子成分はアポトーシスとネクローシスという2 つの経路が共に働く、非常に珍しいメカニズムで強力な癌抑制作用を促すと推測されるそうだ。