「MCUでは正式に製作が発表されている映画が6本あり、そのほかにも正式発表されていない映画、ドラマシリーズ、アニメシリーズが多数計画されています。それらは元々2026年くらいまでにほとんどの作品が公開される予定だったのですが、ストの影響もありスケジュールがかなり遅れてしまいました。
現状の予定では早くても2027年内の公開で、遅ければ2028年以降にずれ込みそうだと言われています。つまり、むこう4年間くらいはMCUを続けていかなければならない。もし計画が途中で頓挫してしまったら、マーベル・スタジオの存続の危機となるでしょうし、ディズニーに対する打撃もとてつもなく大きくなる。だからこそ、MCUはできるだけ早くファンからの信頼を回復しなければならないんです。
そういったなかで、マーベルの中で最も“ディズニーらしくない”ヒーローであり、人気が高いデッドプールは、まさに救世主となりうる存在。裏を返せば、これだけ期待されているデッドプールの新作がコケたら、いよいよMCUもディズニーも崖っぷちということになるでしょう」(同)
下ネタや不謹慎ネタにあふれたデッドプールが、まさかディズニーの救世主になろうとしている。いずれにしろ、7月公開の『デッドプール&ウルヴァリン』が、ディズニーとマーベルの未来を左右する作品になりそうだ。