変額個人年金が人気って本当?

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個人年金保険の一つに、銀行の窓口などで販売されている「変額個人年金保険」があり、近年注目されています。

変額個人年金保険とは年金保険の中に投資信託が組み込まれ運用するタイプで、運用により将来の受取額が変わってきます。運用実績がよければ将来受け取る年金額が増え、運用実績が悪ければ払い込んだ保険料よりも少なくなる可能性があります。

投資性の強い商品ですが、いろいろな特徴をもった商品が販売され、契約する人が増えています。

ただし、運用期間中に解約する場合には、高い解約金がかかる場合もあり注意が必要です。その他にも、保険の機能と運用と両方のコストで、契約初期費用、運用関係費用、保険関係費用、解約控除などの手数料がかかります。実際に計算してどれくらいかかるか知っておきましょう。

アラフォー女性が選ぶならどんな点に注意するべき?

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アラフォーの女性が個人年金保険に加入する場合、注意するべきポイントは以下の2つです。

まず、必要な貯蓄額を見極めよう

保険に限らずですが、まずは「本当にその保険が必要かどうか?」を考えましょう。アラフォーになってくるとライフスタイルがある程度はっきりしてくるでしょう。これからどういう生活を送り、どういう老後を過ごしたいか、住宅を購入したいか、などライフプランを考えて自身に必要な貯蓄額を見極めましょう。

その上で、そもそも加入する必要があるか、加入するにしても途中解約することのないよう、無理のない保険料に収めるようにしましょう。

貯金に余裕があるなら「年払い」「全期前納払い」もおすすめ

アラフォーになるとまとまった貯金がすでに貯まっている方も多いと思います。もし余裕があるならば、年払いや一度に全額支払う全期前納払いも検討してみては。

年払いを選択すると、月払いよりも節税額が増えるのでおすすめです。さらに、一度に全額支払う「全期前納払い」であれば、月払いや年払いよりも保険料の支払額総額を少なくすることができます。全期前納払いは保険料を預けている状態になっているので、毎年の保険料控除は受けられますし、亡くなった場合や解約した場合は、残りの保険料が返還される仕組みになっています。

個人年金保険以外で「じぶん年金」を作るには?

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個人年金保険にはさまざまなメリットがある一方、「じぶん年金」を作る方法は他にもあります。

例えばiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)は、月々一定の金額を運用すると、所得税の負担が軽くなり、さらに運用によって得られた利益は非課税となり、積み立てた資金を受け取る時は退職所得控除の対象になります。

利用していると口座の管理費用がかかりますが、個人年金保険に比べると所得税の節税効果が高く、効率よく資産形成ができると考えられます。

将来への貯蓄は、早ければ早く始めるほど、月々の負担額が少なくて済むような仕組みになっています。自分に合った方法でなるべく早く始めることをおすすめします。

文・藤原洋子(ファイナンシャルプランナー)

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