カードローンの返済がきつい、もっと返済を楽にしたい、そう考えたときに出てくる選択肢の1つが「借り換え」です。楽天スーパーローンへの借り換えを考えている方に向けて、そのメリットや申込方法、注意点など詳しく解説していきます。
楽天銀行スーパーローンの特徴
まずは、これから借り換えを検討している楽天銀行スーパーローンがどのようなサービスなのか概要を確認しておきましょう。
楽天銀行スーパーローンは、楽天グループのインターネット専業銀行である楽天銀行が提供しているカードローンです。でも、楽天銀行の口座を持っていない方でも利用できます。
楽天銀行スーパーローン | |
申し込める人 | 以下の4つの条件をすべて満たす人 ・満年齢20歳以上62歳以下 ※ただし、パート、アルバイト、専業主婦は60歳以下 ・日本国内に居住している ・働いていて毎月安定した定期収入がある、 または、専業主婦 ・楽天カード株式会社または SMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けられる |
カードローンの使い道 | 事業用以外なら原則自由 |
利率(年利) | 1.9%~14.5% ※遅延損害金19.9% |
利用限度額 | 800万円 ※専業主婦の場合は50万円 |
返済方式 | 残高スライドリボルビング返済方式D |
借入方法 | ATM、振込 |
返済方法 | 口座からの自動引き落とし |
楽天スーパーローンに借り換えるとお得な理由とは?
楽天銀行スーパーローンに借り換えるとどんなメリットがあるのでしょうか。そのポイントは次のとおりです。
金利
銀行のカードローンは、消費者金融のカードローンより金利が低いのが一般的です。金利が低いほど返済の負担が軽減できます。
<楽天銀行スーパーローンの金利>
利用限度額 | 借入利率(年利) |
---|---|
800万円 | 1.9%~4.5% |
600万円以上800万円未満 | 3.0%~7.8% |
500万円以上600万円未満 | 4.5%~7.8% |
350万円以上500万円未満 | 4.9%~8.9% |
300万円以上350万円未満 | 4.9%~12.5% |
200万円以上300万円未満 | 6.9%~14.5% |
100万円以上200万円未満 | 9.6%~14.5% |
100万円未満 | 14.5% |
楽天銀行の金利は、審査の結果決められた利用減額(借入が可能な上限額)に応じて上の表のように設定されています。
今借りているカードローンの金利がこの水準よりも高い場合、借り換えることで金利が下がり総返済額を少なくできる可能性があります。楽天銀行では、時期によっては金利半額などのキャンペーンを行っていることもありますよ。
楽天系列ならではのメリット
楽天銀行スーパーローンでは、楽天市場など楽天系列の別サービスで利用できる「楽天スーパーポイント」が貯まります。2020年10月22日現在は、入会で1,000ポイント(1,000円相当)がもらえます。
また、楽天銀行スーパーローンの返済口座を楽天銀行に設定した場合、楽天銀行の「ハッピープログラム」の会員ステージが1ランク上がります。ランクが上がれば上がるほどATM手数料や振込手数料が無料になる回数が増えたりポイントの貯まりやすさがアップしたり、よりお得に使えるようになります。
ちなみに、すでに楽天会員(楽天IDを持っている)の方や楽天銀行の預金口座を開設済みの方が申し込む場合は、ログインすれば住所や氏名などの情報が自動で入力された状態で申込フォームが出てきますので手間が省けて便利です。
楽天スーパーローンを申し込むときの手順と借り換えの流れ
楽天銀行スーパーローンでの借り換えは、次のような流れで進めます。
楽天スーパーローンへの借り換えができないケース
楽天銀行スーパーローンの利用には審査がありますので、それに落ちると借り換えができません。審査基準は公表されていませんが、特に次のような条件にあてはまる方は通過しにくい傾向があります。
他社での借入が多い
金融機関は信用情報機関を通じて、今あなたが何社からいくら借りているのか把握することができます。借入件数や借入金額が多い場合、「お金に困っているのかな」「返済が難しいのかな」と思われて審査に落ちやすくなります。
楽天銀行と同時に他社のカードローンにも申し込んでいる場合も審査に落ちやすくなりますので要注意です。
借入金額については、貸金業法で他社分もあわせて原則「年収の3分の1まで」とする総量規制というルールが定められています。
楽天銀行含め銀行は総量規制の対象外で、「顧客に一方的に有利となる借換え」や「借入残高を段階的に減少させるための借換え」については消費者金融など銀行以外でも例外として「年収の3分の1」を超えることを認められています。
ただ、自主規制ルールとしてこの基準を採用していて、超えている人は審査に落とすという銀行もあります。
過去に返済を遅延したことがある
銀行は過去の返済歴もチェックできます。おおむね過去5年以内に滞納や債務整理などの記録があると「お金を約束通りに返してくれない人だ」と思われて審査に落ちやすくなります。
申請前に考えたい!カードローンを借り換えるメリット
ローンを借り換えるメリットは、ひとことで言うと「返済の負担を減らせる」可能性があることです。借り換えがうまくいけば、次のような効果が期待できます。
金利が下がる
今借りているカードローンよりも低い金利のものに借り換えれば、金利を下げることができます。金利が下がれば、返済期間が短くなったり利息の負担が減って総返済額が少なくなったりします。
たとえば年18%の金利で50万円を借りて月2万円ずつ返していく場合、返済期間は32ヵ月、返済総額は63万1,374円です。これを年15%のカードローンに借り換えれば、返済期間は31ヵ月、総返済額は60万3,248円になります。
毎月の返済額が下がる
毎月の返済額を減らしたい場合も、借り換えで実現できる可能性があります。カードローンでは借入額に応じて毎月の最低返済額が決まっていますが、この金額設定は金融機関ごとに違います。
最低返済額が1万5,000円のカードローンから1万2,000円のカードローンに借り換えれば、3,000円分家計のやりくりがしやすくなります。
カードローンを借り換える際の注意点
カードローンの借り換えはメリットばかりではありません。借り換える際には注意点もあるので確認していきましょう。
審査結果によっては「手間がかかっただけ」になってしまう
借り換えをするためには借換え先となるカードローンの審査に通過する必要があります。申込手続きなどを済ませても、審査に落ちてしまえば結局手間がかかっただけになってしまう可能性もあります。
毎月の返済額が下がったことで総返済額が上がる可能性も
毎月の返済額が下がると、1ヵ月だけで見ると家計のやりくりがしやすくなって負担が軽くなったように見えます。でも、毎月の返済額を減らしたことで、必要な返済期間が延び、その結果として総返済額が借り換え前より上がってしまうことがあります。
楽になるはずの借り換えが長い目で見ると逆効果になることがありますので、事前に金融機関のホームページなどで返済シミュレーションをしてみて、借り換えた場合に返済期間や返済額がどう変わるのか確かめておきましょう。
このほか、カードローンの借り換えをすることで、返済日が変わったり、無料で利用できるATMの種類が変わったり、細かい使い勝手が変わる可能性もありますので、あわせて確認しておきたいところです。
「今の返済が厳しい」なら借り換えも検討しよう
カードローンの借り換えは、うまくいけば返済の負担を軽くすることができます。楽天銀行スーパーローンは金利やポイントなどのメリットがあるため、楽天銀行の口座を持っている方はもちろん、そうでない方にとっても借り換え先として有力な選択肢となるでしょう。
【こちらの記事もおすすめ】
>審査なしのカードローンはない!すぐお金が必要な場合の即日融資方法とは
>カードローンのメリット・デメリットとは?上手に使いこなすためのポイントも解説
>キャッシングとカードローンの違いを解説!金利・返済方法などを踏まえて検討しよう
>カードローン(無利息期間あり)のおすすめは?金利・審査・融資額など徹底比較
>借り換え可能なカードローンとおまとめローン徹底比較!金利や審査など総まとめ