カードローンは利用目的が限定されないため、さまざまな目的でお金を借りるのに便利なサービスです。しかし金利や借入期間など、注意すべき点もあります。
ここでは、カードローンのメリット・デメリットを詳しく解説しますので、利用を検討している人はしっかり頭に入れておきましょう。
カードローンは3種類ある
カードローンはサービスを提供する金融機関によって、以下の3種類に分けられます。
・銀行カードローン
・信販会社のカードローン
・消費者金融のカードローン
銀行カードローンは、消費者金融と比べて上限金利が低いことが特徴です。三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローンなどがこれに当たります。
信販会社のカードローンは、銀行系に次いで金利が低い傾向があります。具体的には、オリコのカードローンCREST、オリックス・クレジットのVIPローンカードなどがあります。
消費者金融系のカードローンは、アコム、プロミス、SMBCモビットなどです。最短即日融資、無利息期間などのサービスがあることが特徴です。
カードローンで注意したい5つのデメリット
カードローンを利用する際は、以下の5つのデメリットを頭に入れておきましょう。
消費者金融系カードローンは金利が高い
消費者金融系カードローンは、銀行系カードローンよりも金利が高い傾向があります。支払う利息が多くなると、返済総額も多くなることに注意しましょう。
カードローン会社の公式サイトでは、シミュレーション機能を提供しているところもありますので、借り入れをする前に活用しましょう。例えば三井住友銀行カードローンでは、毎月の返済金額や返済期間のシミュレーションができます。
銀行系カードローンは審査に時間がかかることがある
銀行系カードローンは、最短即日融資に対応している消費者金融と比較すると、審査に時間がかかる傾向があります。手続きが長引くほど借り入れができる日が遅くなるので、一刻も早くお金を用意しなくてはならない人には向いていません。
消費者金融は、最短即日融資を実施しているところが多いです。しかしこちらも審査はあるので、誰でも即日でお金を借りられるわけではありません。
借り入れをする癖が付きやすい
カードローンは利用限度額が高く、身近なATMで借り入れができるので、借金の癖が付きやすいことに注意が必要です。お金が必要な時に毎回カードローンに頼っていると、一向に借入残高が減りません。
カードローンを利用しながら家計支出を見直して、新たに借り入れをしないように工夫することも大切です。
返済が長期に渡るケースもある
カードローンの返済は、リボ払い方式が一般的です。毎月一定額の返済で済むのがメリットですが、完済まで時間がかかるので、その分利息も多くなってしまいます。
信用情報に履歴が残る
カードローンを申込むと、個人の信用情報に履歴が残ります。各金融機関は必要な時に信用情報を参照することができます。
したがって、住宅ローンや教育ローンなどの審査の際に、カードローンの申込み履歴があることが審査に影響を及ぼす可能性があります。
\おすすめのカードローン会社/
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デメリットだけじゃない!カードローンにはメリットもある
カードローンには、以下のようなメリットもあります。
銀行系カードローンは消費者金融より金利が低い
銀行系カードローンの金利は2.0~14.5%ほどと、消費者金融より低い傾向があります。上手に使えば、支払う利息を少なくすることができます。
クレジットカードのキャッシングよりも借入限度額が高い
クレジットカードにも、お金を借りられるキャッシング機能が付いています。しかし、キャッシングができるのは一般的に1万~100万円です。一方でカードローンの限度額は最大800万円と高いため、多額の借り入れにも対応できます。
住宅・不動産など担保を差し出す必要がない
カードローンは、無担保でお金を借りられるサービスです。住宅ローンなどのように、土地や建物などを担保として提供する必要はありません。
利用目的の制限がない
犯罪などを除けば、カードローンで借りたお金の利用目的は原則として自由です。さまざまな事情でお金が必要になったとき、カードローンなら利用目的を問われることなくお金を用意できます。
コンビニATMで借り入れ・返済ができる
カードローンは、コンビニなど身近な場所のATMが利用できるので便利です。例えば三井住友銀行カードローンでは、以下のATMを利用できます。
・三井住友銀行ATM
・ゆうちょATM
・イーネットATM(ファミリーマートなど)
・ ローソン銀行ATM
・セブン銀行ATM
消費者金融は最短で即日融資にも対応している
以下の消費者金融は、最短で即日融資に対応しているため、急いでお金を借りなくてはならない人に向いています。
・アコム
・SMBCモビット
・プロミス
・レイク
※SMBCモビットは申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
あくまで「最短」であり、いつでも誰でも即日で借りられるとは限らないことは押さえておきましょう。
※レイクは21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
消費者金融では30日間の無利息を利用できることもある
アコムやプロミスでは、初めて契約する人に対して30日間無利息のサービスを提供しています。30日以内に返済すれば利息がかからないので、借りてすぐに返済できる人におすすめです。
※新規契約のご融資上限は、本審査により決定となります。
デメリットを最小限に抑えてカードローンを使いこなすためのポイント
前述のデメリットを少しでも抑えるため、工夫できるポイントを紹介します。
比較的金利が低いカードローンを選ぶ
カードローンの負担を減らすには、金利の低いサービスを選ぶのが鉄則です。他のサービスに比べて上限金利が低いカードローンをいくつか紹介します。
カードローン名 | 金利 |
---|---|
イオン銀行カードローン | 11.8~13.8%(10万~90万円の場合) |
三井住友銀行カードローン | 12.0~14.5%(100万円以下の場合) |
上記はいずれも、少額の場合でも他のサービスに比べて上限金利が低いカードローンです。
また、消費者金融の無利息期間を活用するのも手です。無利息期間中に返済すれば、利息を支払わずに済みます。
臨時返済をする
カードローンには、返済が長期間になりやすいというデメリットがあります。よって、お金に余裕ができたときは、返済日以外でも臨時で返済することをおすすめします。
元金が減るため、利息も少なくなります。毎月の返済日に加えて、臨時返済もしていけば、完済までの期間も短くなります。
借り換えをする
カードローンの借り換えとは、契約するカードローンを乗り換えることです。新たなカードローンを契約して融資してもらい、これまで利用していたカードローンを一括で返済することになります。
低金利のカードローンに借り換えることで、利息の負担を減らせるのがメリットです。ただし審査を受けることになるため、通過しなければ利用できません。
審査がスピーディーなカードローンを選ぶ
借り入れまで時間がかかるというデメリットは、融資までのスピードが早いカードローンを利用することで解消できます。SMBCモビット、アコム、プロミスといった消費者金融では、最短で即日融資をしてもらえます。
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カードローンを持っていないことによるデメリット

利用できるカードローンがないことのデメリットは、急に現金が必要となったときに対応が難しくなることです。
急に冠婚葬祭が決まって数万円が必要になったけれど、手元にお金がないということもあるでしょう。給料日まで待てない場合でも、カードローンがあればすぐにお金を用意できます。
急遽カードローンを利用したとしても、短期間で全額を返済すれば利息は少なくて済みます。必要な分だけを借りて、給料などが入ったらすぐに返済しましょう。
カードローンはこんな人におすすめ

カードローンの特徴を踏まえると、利用に向いているのは以下のような人です。
急いで借り入れをしたい
急な出費が発生し、お金を短時間で用意しなくてはならない人にとって、カードローンは便利です。最短即日融資をしてくれるカードローンを選ぶのもいいでしょう。
保証人や担保を用意できない
カードローンは、住宅や土地といった担保なしでお金を借りられます。保証人を求められることもないので、保証人を立てられない人にも向いています。
短期間だけ借りてすぐ返済したい
消費者金融のカードローンでは、初めて契約する人を対象に30日間(あるいは60日間)無利息の特典を利用できるところもあります。この期間内に返済すれば、利息を支払う必要はありません。
給料などが入ったらすぐに返済できるなら、無利息期間を上手に活用することで、利息0円でお金を借りられます。
▼おすすめの銀行カードローン
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カードローンはメリット・デメリットを踏まえて上手に活用しよう
カードローンはお金を借りるには便利なサービスですが、利息が負担になる、返済が長期になりやすいといった注意点もあります。デメリットを少しでも減らすために工夫できるポイントを押さえて、スマートに活用しましょう。
(※1)≪60日・180日共通の注釈≫
※初めてなら初回契約翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用。
※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。
※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。
≪60日間無利息の注釈≫
※Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
≪180日間無利息の注釈≫
※契約額1万円~200万円まで
≪貸付条件≫
融資限度額 1万円~500万円
貸付利率 4.5%~18.0%
ご利用対象 年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方,ご自分のメールアドレスをお持ちの方,日本の永住権を取得されている方
遅延損害金(年率) 20.0%
ご返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング
ご返済期間・回数 最長5年・最大60回
必要書類 "運転免許証
※収入証明(契約額に応じて、新生銀行フィナンシャルが必要とする場合)
担保・保証人 不要
※商号:新生フィナンシャル株式会社
※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号
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