行き過ぎたコミュニケーションには注意
ここまで上司とのコミュニケーションについて解説してきましたが、残念ながら度を超えた上司も残念ながら存在します。時代の流れとともに変化すべき「価値観」や「常識」がアップデートされてないため、悪意がないままに問題行動をとっている場合も少なくありません。特に注意したい身近な問題がパワハラやセクハラです。
立場を利用して上司から強く当たられたり、反対に無視されたりするなどパワハラは多くの職場で発生しています。2020年7月に厚生労働省が公表した「令和元年度個別労働紛争解決制度の施行状況」によると、2019年度の「いじめ・嫌がらせ」に関する相談件数は8万7,570件と8年連続トップでした。パワハラを受けた経験を持つ従業員が多くいることが分かっています。
強引に飲み会に参加させお酒を飲ませる「飲みニケーション」の強要やセクハラ、近年注目されている「マタハラ(マタニティハラスメント)」も同様に企業が取り組むべき問題です。厳しくても適正な範囲であれば指導と言えますが、度を超えている場合は部下の精神的な負担が大きくなり職場だけでなく企業全体の雰囲気の悪化や生産性低下にもつながりかねません。
そのためパワハラやセクハラに該当すると思われる行為を受けたり見かけたりしたときは、一人で抱え込まず適切な対処を心がけたいものです。人事や信頼できる別の上司、また企業内に相談窓口があれば積極的に活用しましょう。
上司とのコミュニケーションを円滑にしてビジネスにつなげよう
従業員として企業に所属しているからには、スムーズな人間関係を構築することも仕事の一つです。仕事とプライベートを分けることも大切ですが、あまりにドライすぎると近寄りがたい雰囲気になり成長の機会を逃してしまうかもしれません。自分よりも長く仕事の経験を積んでいる上司は、目指すべきロールモデルの一例でありさまざまなことを学べる大先輩です。
人間なので「馬が合う・合わない」ということは当然ありますが、上司との円滑なコミュニケーションは自分のスキルアップやキャリアアップにつながることも忘れてはいけません。ただし常軌を逸するようなハラスメント行為がある場合は精神的に追い詰められてしまう前に相談できる人や窓口を活用しましょう。「少し苦手」と感じる上司でも、適切な距離を保ちながら上手に付き合っていけるといいですね。
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