宝くじを買わない
年末年始は、宝くじを楽しみにしている人も多いでしょう。「宝くじが当たったらお金持ちになれる」と夢を見ている人もいるかもしれませんが、お金持ちの多くは宝くじを買いません。当選確率が低く、買っても無駄になる可能性が高いからです。
年末ジャンボ宝くじで、1等7億円が当たる確率は「2,000万分の1」しかありません。還元率は宝くじが約45%、公営競技(競馬、競艇など)が約75%です。なお、還元率とは、賭けたお金に対して戻ってくるお金の割合を意味します。
宝くじは胴元が確実に儲かるシステムになっているため、割に合わないものです。宝くじを買うよりもそのお金を使って勉強したり、株や投資信託などに投資したりするほうが、お金持ちになれる可能性は高まるでしょう。
福袋を買わない
「お正月は毎年福袋を買う」という人もいるかもしれませんが、お金持ちの多くは福袋を買いません。福袋を買うと、何が入っているかわからないものにお金を使うことになります。ワクワク感を得られるかもしれませんが、不要なものを買ってしまう確率も高くなります。
最近では中身がわかる状態で売られている福袋もありますが、お得感につられて浪費してしまいがちです。お金持ちは無駄なもの・不要なものにお金を使わないので、手元に多くのお金が残ります。
お金を貯められるかどうかは、生活習慣に左右される部分があります。貧乏体質を脱却したいなら、お金持ちの行動や習慣を参考に、年末年始の過ごし方を見直してみましょう。
文・大西勝士(ファイナンシャル・プランナー/金融ライター)
会計事務所、企業の経理職などを経て現職。FP資格や投資経験をもとに、大手金融機関を含む複数の金融・不動産メディアで記事執筆を行っている。
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