「同い年くらいの人たちは、いくらくらい貯めているんだろう」--。

そう思ったことはありませんか? 40代といえば、退職後や老後のことを「そろそろ真剣に考えなきゃ」と思い始める頃でしょう。「年金はどのくらいもらえるのか?」「親の介護が始まったら仕事がどうなるの?」「自分の健康も心配」など不安は尽きないなか、頼りになるのは「預貯金」でしょう。

他の人はどのくらい貯めているのか、そしてどうやって貯めているのでしょうか。

40代独身女性の預貯金額はいくら?

(写真=create jobs 51/Shutterstock.com)

ズバリ、40代独身女性の貯蓄現在高は平均約950万円です(総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」)。

「そんなもんか」という人もいれば、「多すぎる」「こんなに貯められない」と感じる人もいるでしょう。

注意してほしいのは、これは「平均値」ということです。非常に預貯金額の多い人が少数でもいると、平均値は上がります。実際は預貯金額がゼロという人、もしくはとても少ないという人もいることが予想されるため、多くの人の預貯金はこの950万円より少なめだと考えておいてよいでしょう。

どうやって貯めている?女性の貯蓄にはどんな傾向があるの?

(写真=MintImages/Shutterstock.com)

預貯金とはいっても、いわゆる銀行の普通預金だけではないようです。その内訳は以下の通りとなっています。

  • 通貨性預貯金 約263万円
  • 定期性預貯金 約366万円
  • 生命保険など 約196万円
  • 有価証券 約52万円 「通貨性預貯金」「定期性預貯金」とは銀行や郵便局の普通預貯金、定期預貯金です。「生命保険など」も200万円弱ありますが、これらに対して、株式・投資信託など「有価証券」の割合が非常に少ないようです。

    40代独身男性は759万円

    参考までに40代独身男性を見てみると、貯蓄現在高は約759万円と女性に比べて少ないようです。

    ただし、有価証券には女性の2倍弱である約96万円を投じています。女性のほうが安定的な貯蓄方法を好むことが分かります。

    生命保険についても、40代独身女性の約196万円に比べて、40代独身男性は約117万円です。貯蓄額の違いもその理由でしょうが、女性のほうが将来に対する備えを考える傾向があるのでしょう。

    老後のお金、結局いくらかかるの?

(写真=KPG_Payless/Shutterstock.com)

あわせて退職した後の単身世帯の収入と支出についても確認しておきましょう。

60歳以上の単身無職世帯の世帯収入は月に12万93円、それに対して支出は14万3,959円です(総務省統計局「2016年家計調査報告(家計収支編)」による)。単純計算で毎月3万6,311円の不足が出てしまいます。

たとえば65歳で退職すると、80歳までの間に足りなくなる額は以下のとおりです。

3万6,311円×12ヵ月×15年=653万5,980円

この統計は男性独身者も含むため、女性のみの収入・支出とは異なるでしょうが、ある程度は参考になるでしょう。

マイナス分を貯蓄で補う必要がありますから、どのように増やすかしっかり考えて行動しなければいけません。

もっと効率よく貯蓄を増やしたい!どうすればいい?

(写真=SARAVOOT LENG-IAM/Shutterstock.com)

将来に備えて毎月決まった額を貯めているという人もいるでしょう。

しかし、2018年4月現在、銀行の普通預金の金利は年0.001パーセント、定期預金で300万円以上預けても年0.01パーセントしかありません。この低金利がいつまで続くかは分かりませんが、もっと効率よくお金を増やしたいものです。

預貯金に比べてリスクがありますが、投資についても考えていいかもしれません。幸い最近では税金が優遇される投資も増えてきています。具体的に見ていきましょう。

NISA 年120万円まで非課税になる!

「NISA(ニーサ)」とは、年間120万円までの新規投資が5年間非課税になる制度です。投資対象は株式・投資信託等で、投資で得られる配当金・分配金や譲渡益が非課税になります。投資信託はもちろん、株式投資にもチャレンジしてみたい人には最適の制度です。ただし、非課税期間が5年のため、長期にわたり非課税投資をすることはできません。

つみたてNISA 年40万円までだが20年続けられる

毎月決まった額を投資していきたいと考えている人、投資信託を利用する人には「つみたてNISA」をおすすめします。つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。毎月決まった金額を自分で決めた商品に投資する仕組みで、非課税枠は毎年40万円(新規投資枠)までです。

つみたてNISAを利用できる投資信託は「販売手数料ゼロ」「信託報酬が一定水準以下」と低コストのものに限られています。

非課税で投資できる期間は最長20年のため、しばらく使う予定のないお金を投じるのに向いているでしょう。

iDeCo 年金のようにコツコツ続けて老後に受け取りたいなら

つみたてNISAと似たような制度に「個人型確定拠出年金(iDeCo)」があります。こちらも毎月決まった金額を積み立てていきたい人におすすめです。

iDeCoのメリットはなんといっても、掛金がすべて「所得控除」の対象になる点です。また、運用で出た利益も非課税になります。将来の受け取り方法は「一時金」か「年金」かを選ぶことになりますが、受け取り金額も控除の対象になります。

注意点もあります。60歳で受け取りには10年以上の加入期間が必要です。50代になって始めても60歳では受け取れないわけです。

また職業によって加入限度金額が決まっています。自営業から会社員に変わる場合は限度額が減りますので気をつけましょう。

定年の時期が先になり、年金がもらえる時期も遅くなるなど、40代の独身女性を取り巻く環境は、あまりうれしくない方向に変わる可能性があります。自分で老後の生活資金を作ることが今以上に重要になるでしょう。

今のうちから、ある程度リスクを取ることも考え、貯蓄を増やす手段を考えましょう。現状で平均額である950万円ない人、足りなくなるかもしれない650万円ない人にかぎらず、将来に向けた備えはすぐにでも始めて、安心して老後を迎えましょう。

つみたてNISAを始めてみる

つみたてNISAは投資信託で資産運用をする制度であり、少額で投資を始めることができます。つみたてNISAには3つの大きな魅力があります。

・非課税期間は最長20年
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始めるハードルも低く、リスク分散にも効果的なつみたてNISAに、おすすめのネット証券をご紹介致します。
 

つみたてNISAにおすすめのネット証券比較表
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田尻宏子
複数の金融機関での勤務経験や証券外務員第一種、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の資格を活かし、金融関連専門のライターとして活動中。 生損保・不動産・ローンの情報を中心に「誰でも分かりやすい記事をお届けする」をモットーに執筆。
複数の金融機関での勤務経験や証券外務員第一種、ファイナンシャル・プランニング技能士2級の資格を活かし、金融関連専門のライターとして活動中。 生損保・不動産・ローンの情報を中心に「誰でも分かりやすい記事をお届けする」をモットーに執筆。

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