◆おすすめ果物②リンゴ
続いては、子どもからの人気が高い果物「リンゴ」です。
「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざに代表されるように、食物繊維やカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
そして今回特筆すべきは、リンゴに含まれるポリフェノールである「プロシアニジン」という成分です。
ここですこし整理を。免疫力向上を考える上で重要なのは、2つ。腸内環境を整えることと、体内の活性酸素を取り除くことです。
この活性酸素を退治するために重要なのが、抗酸化力。ポリフェノールは強い抗酸化力を持ち、体の組織や細胞を障害から守り、免疫機能を高める作用があります。
ポリフェノールといえば、緑茶の「カテキン」や、赤ワインなどに含まれる「レスベラトロール」が一般的にもよく知られていますが、「プロシアニジン」はそれらよりもさらに抗酸化力に優れていることが明らかになっています(※アメリカ農務省(USDA)で開発された抗酸化力評価ORAC法による)。
そしてもう一つ、りんごの甘味をしっかり味わうための工夫と保存方法についてです。
リンゴなどの果物に多く含まれる果糖(フルクトース)には低温で甘みが増すという性質があるため、冷やして食べるとより甘みを強く実感できます。
また、リンゴは暑さが苦手。涼しい場所であれば室温保存でも大丈夫ですが、秋・冬でも暖房などの入った室内に置いておくよりは冷蔵庫に入れるべき。ポリ袋などに入れて、しっかりと口を閉じて保存しましょう(リンゴから発生するエチレンガスが他の野菜・果物に及ばないために)。
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