新型コロナウイルス感染拡大防止のため外出を控えていた人たちも、それが少しずつ緩和されてくれば、外食や買い物を楽しみたくなるもの。これらは経済の活性化につながりますが、抑えていた欲求のままに消費するのは避けたいところ……こういったときこそ、自分にとって有意義にお金を使うことが大切です。今回は、自粛明けに無駄遣いしないポイントをまとめてみました。
“巣ごもり”明けに、財布の紐が緩みそう?
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために緊急事態宣言が出されている間、休日に外出を控え自宅で過ごした人も多かったはず。日本経済新聞社OFFICE PASSの調査では、対象の約7割の企業が社員にテレワークを要請・推奨したと回答しており、平日も在宅で働いていた人が多かったのではないでしょうか。
仕事中もプライベートも自宅で過ごす“巣ごもり”で、ストレスを感じた(感じている)という人も多いでしょう。まだ自粛ムードは漂うものの、ストレスの反動などで開放的な気持ちになり財布の紐が緩んでいる人もいるかもしれません。
伊藤忠ファッションシステム株式会社が実施した「コロナ後のニューノーマルに関する消費者調査」では、コロナ収束後に洋服を買いに行きたいかという問いに、女性20代の69.6%、30代の64.1%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と、買い物に行きたい意向があることがわかりました。
稼いだお金で好きなものを手に入れられる買い物は、多くの人にとって楽しいものです。だからこそ、「買い物が楽しい」という理由だけで散財していないか、自分に問いかけることが大切。これからの本格的な自粛明けや、今現在、無駄遣いをしてしまいそうな人が、お金を使うときに意識したいことをまとめてみました。
欲しいもの/やりたいことリストを作る
「外食したい」「近場へ旅行したい」「洋服を買いたい」など、やりたいことがあふれている人は、まず欲しいものや、やりたいことをリストアップしてみましょう。
書くことには、心を落ち着かせる効果があると言われています。また、リストアップすることで、優先順位もつけやすくなります。さらに欲しいものややりたいことを明確にすれば、それが目標になるため、ほかのものに目移りしにくくなりますよ。
優先順位をつけて無駄遣いを防ぐ
たとえば次のように、欲しいもの・やりたいことを書きだしてみましょう。
- 秋服を買う
- 登山用品を買って登山に行く
- 近場を旅行する
- 気になっていたカフェに行く
- 親しい友達と飲み会をする
次に、それぞれの項目に優先順位をつけます。そうすることで、「旅行にお金を使いたいので、登山は涼しくなってからにしよう」「友達と飲み会しなくても、友達とカフェに行けば一石二鳥かも」など、お金の使い道を絞り込むこともできますね。