「仕事なんて辞めてやる!」心の中で退職を決めたものの、スムーズに辞められない人が実は意外に多くいます。
退職を強引に引き止められたり、退職後の転職に不安があったり・・・。仕事を辞めることは、想像以上に労力が必要です!
それを助けてくれるのが、今話題の「退職代行業者」!今回は、実際に退職業者を利用したAさんの話を参考にその実態にフォーカスします。退職を阻む4つの壁や、その乗り越え方もあわせてご紹介していきますよ。
仕事に行きたくない。辞めたい。そんな呪縛から解き放たれ、Aさんのように未来へ一歩踏み出しましょう
1.あなたが仕事を辞めたい理由は?立ち止まって考えてみよう
あなたが「仕事を辞めたい理由」は、何ですか?
- 職場の人間関係に疲れ果てている…。
- 業務のプレッシャーが重すぎて耐えられない!
- 人材不足による慢性的な残業が酷い。
- パワハラ気質の上司に目をつけられて、毎日生き地獄…。
- 自分の成果が横取りされる!正当に評価されずやってられない!
など、仕事を辞めたい!と感じるにはそれ相応の理由があるでしょう。
しかし、勢いで辞表を出すのは、あまりおすすめできません。先の転職はどうするか?など、数か月スパンで大体の目途を立ててから退職するのがおすすめです。
しかし!そんな悠長なことを言っていられない場合もあります。
- ・仕事が辛すぎて心身共に限界…。朝起きると涙が溢れ職場では頭痛や吐き気に襲われる。
・駅で「このまま線路に飛び込めば、仕事に行かなくて済むなぁ…。」など、あってはならない考えが頭をよぎる。
・胃痛や円形脱毛症など、仕事のストレスが体調にも影響を及ぼしている。
このような場合は今すぐ会社を休み、心療内科を受診すべき!それと同時に、早いうちに「休職」や「退職」について検討し始めた方が良いでしょう。
では、「退職」や「休職」は、どのような手順で進めればよいのでしょうか?一般的な方法を、次で詳しくみていきましょう。
2.「退職」&「休職」の一般的な手順
(1)休職の手順
まずは、一般的な休職の手順からみていきましょう。
①ステップ1:休職が可能か確かめる
実は、休職はどの会社でも可能なわけではありません。休職制度は法律で定められた制度ではないため、そもそも休職制度がない会社もあるのです。ご自身がお勤めの会社に休職制度があるかどうか、事前に確かめましょう。
さらに、
- ・休職中は給料をもらえないケースが多いが、社会保険料の支払いは免除されない
(健康保険の「傷病手当金」が支給可能な場合もある)
・休職できる期間は限られている
・休職期間中も会社と連絡を取る必要がある
このようなことも確認し、休職を検討していきましょう。
②ステップ2:上司に「休職診断書」を提出する
今の会社で休職可能か確認できたら、続いて「休職診断書」を上司に提出しましょう。
「休職診断書」は、本当に休職が必要な状態であることを会社側に証明する大切な書類です。休職診断書は医師のみが作成できるため、心療内科等の受診が必須になります。ちなみに、診断書の作成には数週間かかることもあるため、休職を検討している方は早めに医師へ相談して下さい。
③ステップ3:休職期間などを話し合う
休職期間は、休職診断書に明記されています。しかし、それを会社側が了承するかは分かりません!
- ・会社は最長でどれくらいの期間休職を認めているのか?
・もし、最初に決めた休職期間で復職できない場合はどうなるのか?(一般的には退職が多い)
など、話し合いの場を持ち、きちんと確認しておきましょう。
(2)退職の手順
続いて、一般的な退職の手順をみていきましょう。
①ステップ1:上司に退職の旨を伝える
退職を決意したら、まずは上司にその旨を伝えましょう。最低でも1~2か月前までには退職の旨を表明するのがマナーです。 退職日はいつにするか?等、この時におおまかな取り決めを行うのが良いでしょう。
②ステップ2:退職届を用意して提出する
上司に退職する旨を伝えたら、「退職届」を準備し提出しましょう。会社に決められたフォーマットがある場合が多いですが、ない場合は【退職届・書き方】で検索!重要事項を書きもらさないよう注意してくださいね。
③ステップ3:仕事の引継ぎを行う
退職届が無事受理されたら、退職日に向けて「仕事の引継ぎ」を行いましょう。立つ鳥跡を濁さず!後任の方がスムーズに業務に臨めるよう、しっかり引継ぎを行うのがマナーです。また、有給も退職日までに消化して下さいね。
いかがでしょうか?一般的な休職・退職の流れに難しいことはなく、簡単に終わりそうですよね。
しかし、現実はこんなにスムーズにはいきません!特に疲弊した心身で臨む退職は、大変なことだらけ…。次では、円満退職を阻む4つの壁をご紹介していきたいと思います。