YouTubeチャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」に渡部が出演。「罵倒食レポチャレンジ」と題し、食事中に心無い声を浴びせかけられながら、渡部は食レポができるのかという企画だった。
共演には、“罵倒ギャル”みりちゃむ。同チャンネルが開発し、丁寧に育て上げてきたエース格のキャラクターだ。過去にはTKO木下を相手に「おまえにとっての謝罪は許されるための道具なんだよ。それって謝罪なの? パフォーマンスだよねえ」といったパンチラインを繰り出し、泣かせたこともある。
渡部を相手にしても、みりちゃむはみりちゃむだった。
「おまえが楽しく食べてんのって、ムカつくだけだと思うよ」
「寿司に謝れ、おまえに食べられる寿司がかわいそうだろ」
「醬油飲め」
大量のチューブわさびを直接口に流し込まれ、唐辛子たっぷりのケジャンを鼻の穴に突っ込まれながら、渡部は活動自粛前でさえ避けてきたリアクション芸を披露してみせた。
その風景を見ながら、ゲラゲラと笑い転げながら、ずっと考えていた。
この悲壮感のなさは、なんだ。東野や、さまぁ~ずや、千鳥といったイジリの達人でさえ、どこか拭い去れなかった「画面の中に渡部がいる」という違和感がまったくない、この動画の正体はなんだ。
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