インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

インドの証券取引所から株式を直接購入することはできません。なぜならインド政府は外国からの投資を規制しているためです。

しかし、ADR、国内ETF、海外ETF、投資信託、CFD取引の投資方法なら日本にいながらインド株を買うことができます

インド株を買うことのできる主な証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券、IG証券です。なかでもおすすめは取扱銘柄の多いSBI証券です。

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インド株を買うならこの証券会社5選
証券会社 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 DMM.com証券 IG証券
インド株の
銘柄数
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:49銘柄
CFD:取り扱いなし
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:45銘柄
CFD:1種類
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:24銘柄
CFD:取り扱いなし
ADR:6銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:取り扱いなし
CFD:取り扱いなし
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:29銘柄
投資信託:取り扱いなし
(すべてCFD取引のみ)
ADRおよび
海外ETFの
取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
ADRおよび
海外ETFの
取引手数料
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
0円 1株2.2セント
(最低16.50米ドル)
ADRおよび
海外ETFの
為替手数料
1米ドル
当たり25銭
1米ドル
当たり25銭
1ドル当
たり25銭
(買付時のみ無料)
1米ドル
当たり25銭
0.5%
ADRおよび
海外ETFの
決済方法
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
日本円による
円貨決済
日本円による
円貨決済
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
参考:SBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券IG証券 ※2023年9月22日時点

インド株の将来の見通し

60.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

インドのGDP成長率は2020年を除くといずれも大きくプラス成長しています。インドの株式相場であるS&P BSE SENSEXは2023年9月時点で60,000ポイント以上、Nifty50についても一時20,000ポイントを超えるなど好調が続いています。そのためインド株は経済成長が著しく、2023年以降も成長が期待されています。

背景にあるのがインドの経済成長を支える生産年齢人口です。生産年齢人口とは15歳から64歳のいわゆる労働が可能な年齢の人のことですが、2022年の時点で9億6,000人、ピークは2030年以降といわれています。

さらに、近年は米国の大手企業を中心にインドへの投資や生産拠点の移転を実施する動きが活発化しています。

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GDP成長率が高く値上がりが期待できる?

インドのGDP成長率は、先進国と比べると大きく伸びています。以下の表は、世界の先進国とインドの実質GDP成長率を比較したものです。

インド 日本 米国 ドイツ
2018年 6.5% 0.6% 2.9% 1.0%
2019年 3.9% -0.4% 2.3% 1.1%
2020年 -5.8% -4.2% -2.8% -3.8%
2021年 9.1% 2.2% 5.9% 3.2%
2022年 6.8% 1.0% 2.1% 1.8%

インドの実質GDP成長率は先進国よりも明らかに高いです。とくに2021年については9.1%の成長率を果たしています。

国際通貨基金の世界経済見通しによる最新の成長率予測でも、インドの経済成長率の予測は2023年が6.1%、2024年は6.3%と発表されています。

そして、インド当局が発表した2023年4〜6月期の経済成長率は前年同期比7.8%と1〜3月期の6.1%よりも高くなりました。

インドの経済の好調さは株価にも反映されています。インドの株価指数であるインドSENSEXの値動きを確認すると、今年になってはじめて株価が60,000を超えました。

【インドSENSEXの値動き】

インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)
経済発展が著しいインドの株式を保有しておけば、日本株よりも多くのリターンを狙える可能性があります。

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生産年齢人口が増加している

インドの人口は2023年4月半ばに中国を抜いて世界最多となりました。また労働政策研究・研修機構が発表しているデータブック国際労働比較によると、2022年のインドの生産年齢人口(15歳〜64歳の人口)は9億6,080万人に達しています。

一般的に生産年齢人口が多いほど、働き手が多いため、経済は成長しやすいと言われています。

インドの生産年齢人口は2030年頃にピークを迎えるため、まだまだ経済が成長する可能性は高いでしょう。

さらに米国企業はインド市場に注目しており、近年、インドに対して下記のような投資を行う予定です。

・マイクロン・テクノロジー(8億ドル)
・Amazon(150億ドル)
・Google(100億ドル)
・Apple(70億ドル)

大手企業が積極的にインドに投資をすることで、これまで以上に経済成長する可能性があります。

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モディノミクスによって経済環境が改善されつつある

モディ政権が推し進めてきた政策であるモディノミクスによって経済環境が改善されつつあることもインドの経済成長率の上昇につながっています。

モディノミクスにより、下記のような政策が実施されました。

主な政策 実施内容
税制の緩和 統一的な財・サービス税の導入
不正資金対策 高額紙幣の廃止
物流や電力など
インフラの改善
3,500kmの鉄道施設や
電力供給体制を整備
財政赤字 補助金の廃止と規律のある
財政運営を実施
外資系企業の
出資規制の緩和
保険、鉄道、電力取引所などの
分野で外資規制を緩和

2019年に行われた総選挙では圧勝を収めたことや2023年の世論調査においても67%の支持率を得ていることから、今後も経済成長につながる政策を推し進める可能性があります。

ただし、モディ政権が行った政策については、賛否両論あり、すべての政策が上手くいっているわけではないので注意しましょう。

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インド株の買い方5つ

1.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

日本でインド株を買うには、ADR、国内ETF、海外ETF、投資信託、CFD取引の5つの投資方法があります。それぞれの買い方の特徴を詳しく解説しましょう。

ADR…米国市場を通してインド株を買う方法

2.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

ADRとは、American Depositary Receiptの略称で、日本語では米国預託証券と呼ばれています。ADRを活用することで、米国以外の国の企業が発行した株式を担保にして、米国で発行される預託証券を買うことが可能です。

ADRの仕組みを説明すると、まずインドの企業がインドの株式市場に上場します。インドの銀行は、上場した企業の株式を購入して米国の株式市場で預託証券を発行・上場します。
そして、ADRとして上場したインド株を、日本国内の証券会社から購入ができるのです。

このような仕組みを導入しなければインド株を購入できない理由は、規制により外国人がインド株式市場に上場している企業の株式を直接取引することができないからです。

ADRを利用することで、インドの規制に抵触せずにインド株の取引が可能となります。

下記は、インド株をADRで購入する際のメリットとデメリットです。

【ADRで購入するメリットとデメリット】
メリット デメリット
・米国株と同じようにインド株を手軽に取引できる
・米ドルでの取引が可能
・配当への課税が日本のみ
・比較的安い手数料で投資が可能
・購入できるインド株が少ない
・米国株式の口座を開設する必要がある

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インド株のADRが向いている人

インド株のADRは、個別株に投資をしたい人向きの商品です。投資信託やETFのように複数の銘柄に分散して投資をするのとは違って、株価の値上がり幅が大きければ利益を数倍に増やせる可能性があります。

また、ADRは実質的には株式と同じように取引できるため、好きな企業の株式を保有したい人にもおすすめの買い方です。

インドの株式は1口から購入することができるため、資金の少ない人でも利用しやすいでしょう。

ただし、分散投資をしなかった場合は大きな損失を被る可能性があるため、個別株の取引に慣れている人向けの買い方です。

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ADRの銘柄と購入できる主な証券会社

日本国内で購入可能なインド株のADRは下記の7銘柄です。

・HDFC 銀行
・ICICI 銀行
・インフォシス
・ドクター レディーズ ラボラトリーズ
・サイファイ テクノロジー
・ウィプロ
・WNS ホールディングズ

またインド株のADRを取引できる主な証券会社はSBI証券、楽天証券、DMM.com証券です。

【インド株のADRを取引できる主な証券会社】
証券会社 インド株のADR 取引手数料 公式サイト
SBI証券 7銘柄 0.495%(税込) 公式サイト
楽天証券 7銘柄 0.495%(税込) 公式サイト
DMM.com証券 6銘柄 無料 公式サイト

国内ETF…NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信を買う

3.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

ETFとは、特定の株価指数や商品価格などに連動する運用成果をめざし、金融商品取引上に上場している投資信託のことです。ETFのうち、東京証券取引所など国内の取引所に上場しているものを国内ETFと呼びます。

最大の特徴は、取引所に上場していることです。そのため、個別株のようにリアルタイムで取引ができます。また、日本時間に日本円で取引するので、外貨を用意する必要がありません。

国内のETFでインド株単体に投資できるのは、「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」のみ(2023年10月時点)です。

NEXT FUNDSインド株式指数・Nifty50連動型上場投信はインドのナショナル証券取引所の代表的な株価指数であるNifty50に連動する投資成果を目指す目的で運用されているETFです。この1本でインドのナショナル証券取引所に上場する50銘柄に分散投資ができます。

基準価額は、13年で3倍以上上昇しているので、十分リターンを期待できるかもしれません。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

Nifty50指数は、インドを代表する株価指数で、インドのナショナル証券取引所(NSE)に上場している銘柄のうち、時価総額、流動性、浮動株比率等の基準を用いて選定した50銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化した指数です。
出典:投資資料館

メリットとデメリットは下記となります。これらを踏まえて国内ETFでインド株を購入するかどうか決めましょう。

【国内ETFのメリットとデメリット】
メリット デメリット
・日中にリアルタイムで取引ができる
・指数などに連動しているので値動きがわかりやすい
・NISAの対象銘柄
・インド株の銘柄が1つしかない
・分配金が受け取れないETFもある

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国内ETFが向いている人

インド株の国内ETFは、日本時間に日本円で取引したい人におすすめです。なぜなら証券会社で口座を開設すれば手軽に取引できるからです。海外ETFやインド株のADRが上場している米国株のように外国株用の口座を開設する手間がかかりません。

また国内ETFは1本のみのため、インド株に興味はあるけどどの銘柄を選べば良いのか分からない人にもおすすめです。

国内ETFの銘柄と購入できる主な証券会社

前述のとおり、国内ETFで買えるインド株は「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」のみです。このETFを購入できる主な証券会社はSBI証券、楽天証券、DMM.com証券です。

【インド株の国内ETFを取引できる主な証券会社】
証券会社 インド株の国内ETF 取引手数料 公式サイト
SBI証券 1銘柄 1約定ごとの手数料:55円〜
1日の約定代金にかかる手数料:
100万円まで無料
公式サイト
楽天証券 1銘柄 1約定ごとの手数料:55円〜
1日の約定代金にかかる手数料:
100万円まで無料
公式サイト
DMM.com証券 1銘柄 1約定ごとの手数料:55円〜 公式サイト

海外ETF…海外の取引所に上場している数十種類以上の銘柄に分散投資しているETFを買う

4.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

海外 ETFとは米国や香港といった海外の取引所に上場している投資信託のことです。海外の株式指数と連動した成果を目指すETFや特定の分野の銘柄のみを集めたETFもあります。

米国市場や香港市場に上場しているインド株のETFに投資をすれば、30種類から100種類以上のインド株に分散投資が可能です。

また国内ETFよりも多くの銘柄に投資できるETFもあります。

ただし、国内ETFとは異なり、現地通貨での取引となります。たとえば、米国で上場しているETFに投資する場合は日本円を米ドルに換える必要があります。その際、為替手数料がかかる点にも注意が必要です。
さらに海外の現地時間にしか取引できません。たとえば、シカゴの取引所であるNYSE Arcaに上場しているウィズダムツリー インド株収益ファンドの取引可能時間は23時30分~6時(サマータイムは22時30分~5時)となります。

メリットとデメリットは下記となります。

【海外ETFのメリットとデメリット】
メリット デメリット
・国内ETFよりも銘柄が多い
・国内ETFよりも保有コストは低い
・インド株に分散投資ができる
・少額から取引できる
・リアルタイムで取引できる
・国内ETFよりも注文時の手数料が高い
・外貨で取引するので為替変動リスクがある

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海外ETFが向いている人

インド株の海外ETFは、複数銘柄のインド株に分散投資をしたい人におすすめです。

また、上場していない投資信託とは異なりリアルタイムレートで取引が可能なため即時の売買が可能です。売買が遅れて大きな損失を被る可能性を低くしたいと考えている人におすすめの買い方です。

さらに手数料が安いため長期保有にも向いています。インド株の投資信託の場合、信託報酬手数料が1%以上の商品も多いですが、海外ETFの経費率は1%未満が主流です。

経費率とはETFを保有している間に運用会社に自動的に支払われる、ETFを運用するために必要な費用が、 ETFの純資産総額に対してどのぐらいの割合かを表したものです。 一般的に、投資信託の運用コストである「信託報酬」と比べ、海外ETFの「経費率」は低い傾向にあり長期保有にも向いています。
出典:SBI証券

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国内ETFの銘柄と購入できる主な証券会社

インド株の代表的な海外ETFは以下の通りです。

・ウィズダムツリー インド株収益ファンド
・ヴァンエック・ベクトル・インド成長リーダーETF
・Direxion デイリー MSCI インド株 ブル2倍ETF
・iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF
・エックス・トラッカーズ-ニフティ50スワップUCITS ETF
・リクソーETF MSCI インディア
・iシェアーズ MSCI インディア・クライメート・トランジションETF
・db x トラッカーズ MSCI インド TRNインデックス ETF

またインド株の海外ETFを取引できる主な証券会社はSBI証券、楽天証券、IG証券です。

【海外ETFを取引できる主な証券会社】
証券会社 インド株の海外ETF 取引手数料 公式サイト
SBI証券 6銘柄 米国:0.495%(税込)
香港:0.286%(税込)
公式サイト
楽天証券 8銘柄 米国:0.495%(税込)
香港:0.275%(税込)
シンガポール:1.1%(税込)
公式サイト
IG証券 10銘柄 米国:2.2セント(税込)
香港:0.275%(税込)
英国:0.110%(税込)
オーストラリア:0.110%(税込)
公式サイト

投資信託…インド株のアクティブファンドなど投資信託を購入する方法

5.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

投資信託とは投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめて、運用のプロが株式・債券などに投資して得た利益を投資家に還元する金融商品のことです。

ETFとは異なり取引所に上場していないため、銀行や郵便局などの窓口でも購入することができます。ただし、インド株の投資信託を購入するのであれば、銀行や郵便局よりも取扱商品の多い証券会社での購入をおすすめします。

たとえばみずほ銀行で取り扱っているインド株の投資信託は3種類ですが、SBI証券や楽天証券なら40種類以上の銘柄から選択可能です。

インド株の投資信託は種類が豊富で、証券会社によっては50種類近くあるので幅広い選択肢から選ぶことができます。

下記は、インド株の投資信託のメリットとデメリットです。

【インド株の投資信託のメリットとデメリット】
メリット デメリット
・証券会社以外の金融機関でも購入できる
・1万円前後から始められる
・分散投資がかんたんにできる
・分配金を再投資できる
・リアルタイムでの取引ができない
・為替ヘッジに注意
・インデックス・ファンドが少ない
・つみたてNISAの商品は少ない
・短期間で多くのリターンを狙うのは難しい

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インド株の投資信託が向いている人

インド株の投資信託は、運用をプロに任せることができるので投資初心者におすすめの金融商品です。

投資信託は長期間の投資が前提のため、短期間に何度も取引する必要はありません。値動きの推移を確認する頻度が1日1回未満でも問題ないので、普段忙しくて値動きを追うことができない人でも手軽に投資ができます。

インド株の投資信託は、40種類以上の銘柄から選ぶことができます。なかには投資信託でしか投資できないものもあります。

投資経験がなくて不安な人は投資信託からインド株の取引を始めると良いでしょう。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

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インド株の投資信託の銘柄と購入できる主な証券会社

インド株の主な投資信託は以下の通りです。

・大和-iFreeNEXT インド株インデックス
・イーストスプリング-イーストスプリング・インド・コア株式ファンド (愛称:+αインド)
・ピクテ-iTrustインド株式
・HSBC-HSBC インド・インフラ株式オープン
・SBI-SBI・UTIインドファンド
・ニッセイ-ニッセイ・インド厳選株式ファンド

またインド株の投資信託を扱っている主な証券会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券です。

【インド株の投資信託を取引できる主な証券会社】
証券会社 銘柄数 公式サイト
SBI証券 49銘柄 公式サイト
楽天証券 45銘柄 公式サイト
マネックス証券 22銘柄 公式サイト

CFD…差金決済取引と呼ばれる投資方法で買う方法

6.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

CFDとは差金決済取引と呼ばれる投資方法です。

差金決済とは、有価証券の受渡しをせずに、売却金額と買付金額との差額の授受により決済することをいいます。
出典:マネックス証券

決済するときは、銘柄そのものを売却する代わりに現金の受け渡しが発生します。

差金決済取引は売買により利益を得る目的で行う方法のため、証券会社と銘柄そのもののやり取りはしません。代わりに担保となる証拠金を差し入れることで売買できます。売買の結果、利益が出たら証拠金に加算される一方、損失が出た場合は証拠金から差し引かれます。

CFD取引では、ADR、海外ETFなど多くの商品に対応しており、国内証券会社ではCFDでしか投資できない商品もあります。

銘柄が下落すると予想している場合は、売りから入って、買い戻すことで利益を得ることも可能です。買いから入って手じまい売りをする買い方しかできないADRやETFなどとは異なります。

また、口座に預けた証拠金を担保にして、その金額以上の取引をすることが可能です。この仕組みをレバレッジと呼びます。

証拠金とは…指数先物取引、オプション取引や外国為替証拠金取引などを行う際、その取引額に応じてあらかじめ担保として差し入れる必要がある現金や有価証券のこと。
出典:野村證券

たとえば、HDFC銀行の株式(1株60ドルの場合)をADRで10株購入する場合、600ドルが必要です。しかし、IG証券では最大5倍のレバレッジで取引できるため、対象銘柄を購入する資金は、現物取引で必要な資金の5分の1のみです。したがって10株購入する場合に必要な資金は120ドルで済みます。

ADRやETFで同じ銘柄を購入した場合と比べると、資産を5倍(レバレッジが5倍の場合)に増やせる可能性があります。

ただし、レバレッジを上げすぎると、損失した場合その損失が膨れ上がるので気を付けましょう。

【インド株のCDFのメリットとデメリット】
メリット デメリット
・インド株やインドのインデックスに取引可能
・レバレッジ取引が可能
・買いだけでなく売りからでも利益を狙える
・ほぼ24時間取引できる
・レバレッジを上げすぎると損失額が増えやすくなる
・スプレッドと呼ばれる手数料が発生する

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インド株のCFDに向いている人

インド株のCFDは、より大きなリターンを狙いたい人におすすめの買い方です。前述の通り、CFDはレバレッジをかけることができるからです。

しかし、株式取引に慣れていない初心者には向いていません。なぜなら、多くのリターンを狙えるぶん、逆に大きな損失を被るリスクがあるからです。

例えば、インド株をレバレッジ5倍でCFD取引する場合に、現物取引と同じ証拠金を用意したにもかかわらず失敗すると、損失も5倍になります。損失が普段の5倍になると、資産の減りも早くなります。取引に慣れていない初心者がCFD取引に手を出してしまうと、大きな損失を被る可能性が高いでしょう。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

また、他の買い方とは異なり、CFD取引には追証があります。

「追証(おいしょう)」とは「追加保証金」の略称で、委託保証金を追加で差し入れなければならない状態のことです。買い建てまたは売り建てた銘柄の含み損、担保にしている株の値下がり等によって委託保証金率が下がることにより発生します。
出典:SMBC日興証券

CFD取引では、急激な相場変動が起きた結果、口座残高以上の損失が発生すること(=追証)があります。追証を期限までに入金できなかった場合、保有している銘柄は強制的に決済されるので注意が必要です。

追証の支払いができないまま放置し続けると、給与や預金の差し押さえをされる可能性があります。

このことからもインド株のCFD取引は上級者向けの取引方法といえるでしょう。

インド株のCDFの銘柄と購入できる主な証券会社

インド株の主なCFD商品は以下の通りです。

・インドニフティ50指数
・Betashares India Quality ETF
・iShares MSCI India UCITS ETF

またインド株のCFD商品を扱っている主な証券会社は楽天証券、IG証券です。

【インド株のCDFを取引できる主な証券会社】
証券会社 インド株を
取引できるCFD
取引手数料 公式サイト
楽天証券 1銘柄 無料
(スプレッドは必要)
公式サイト
IG証券 インド株ADR7銘柄
インド株の国内ETF1銘柄
インド株の海外ETF29銘柄
米国:2.2セント(税込)
香港:0.275%(税込)
英国:0.110%(税込)
オーストラリア:0.110%
(税込)
公式サイト

日本で購入できるインド株のおすすめ銘柄21選

7.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

日本で購入できるインド株のおすすめ銘柄をお届けします。今回はADR、国内ETF、海外ETF、投資信託、CDFごとに最大5つをピックアップしました。おすすめの理由や特徴などについて詳しく見ていきましょう。

【投資方法とおすすめ銘柄】
投資方法 インド株のおすすめ銘柄
ADR ・HDFC 銀行
・ドクター レディーズ ラボラトリーズ
・ICICI 銀行
・WNS ホールディングス
・インフォシス
国内ETF ・NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信
海外ETF ・ウィズダムツリー インド株収益ファンド
・iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF
・iシェアーズ MSCI インディア・
クライメート・トランジションETF
・ヴァンエック・インドグロースリーダーズETF
・db xトラッカーズ・ニフティ50・UCITS ETF
投資信託 ・iFreeNEXTインド株インデックス
・SBI・iシェアーズ・インド株式
インデックス・ファンド
・イーストスプリング・インド消費関連ファンド
・HSBCインドオープン
・高成長インド・中型株式ファンド
CFD ・HDFC 銀行
・インドNifty50指数
・Betashares India Quality ETF
・iShares MSCI India UCITS ETF
・Amundi ETF MSCI India UCITS ETF

ADRのおすすめ銘柄5つ

インド株のADRのおすすめ銘柄は下記の5つです。

・HDFC 銀行
・ドクター レディーズ ラボラトリーズ
・ICICI 銀行
・WNS ホールディングス
・インフォシス

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HDFC銀行

HDFC銀行は、1994年に設立されたインド初の民営銀行です。おすすめの理由は売上高と当期利益がインド株のADRで最も大きいためです。

銘柄 HDFC 銀行
売上高 255億2,300万米ドル
営業利益(前年比) 76億4,100万米ドル(+12.0%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約5円→約63円
出典:日本経済新聞 ※2023年9月21日時点

なお、2006年1月に約5円だった株価は2023年9月には約63円まで上昇しており好調です。(画像下)

8.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

【購入可能な主な証券会社】
証券会社 公式サイト
SBI証券 公式サイト
楽天証券 公式サイト
マネックス証券 公式サイト
DMM.com証券 公式サイト
IG証券 公式サイト

ドクター レディーズ ラボラトリーズ

ドクター レディーズ ラボラトリーズは、インドだけでなく、米国や欧州などを中心に事業を展開している大手製薬会社です。

業績も好調で2022年3月期は28億7,700万米ドル、2023年3月期は30億5,900万米ドルまで売上高を伸ばしました。

また営業利益については、前年から40%以上の伸びており、今後も期待できそうです。

銘柄 ドクター レディーズ ラボラトリーズ
売上高 30億5,900万米ドル
営業利益(前年比) 6億4,900万米ドル(+40.4%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約11円→約69円
出典:日本経済新聞 ※2023年9月21日時点

2006年1月に11円台だった株価は、2023年9月には69円台まで上昇しました。また、コロナショックからわずか2ヵ月(他のインド株のADRは5ヵ月〜10ヵ月)で回復したため、大きな下落相場が発生しても比較的早い回復を期待できます。(画像下)

9.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

【購入可能な主な証券会社】
証券会社 公式サイト
SBI証券 公式サイト
楽天証券 公式サイト
マネックス証券 公式サイト
DMM.com証券 公式サイト
IG証券 公式サイト

ICICI 銀行

ICICI 銀行は、HDFC銀行とともにインドの3大民間銀行に数えられる銀行で、インド全土に5,000以上の支店と13,000台以上のATM(2022年6月30日現在)を持っています。

直近の業績も好調で前年よりも営業利益を37.7%も伸ばしました。

おすすめ銘柄 ICICI 銀行
売上高 231億7,500万米ドル
営業利益(前年比) 66億2,500万米ドル(+37.7%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約5円→約24円
出典:日本経済新聞 ※2023年9月21日時点

チャートを見ると、コロナショックで大きく下落して以降は急激に株価が上昇しており、どこまで伸びるのか予想が難しい銘柄です。(画像下)

10.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

パリバショックやコロナショックといった大きな下落から回復するのにやや時間がかかっている点には注意が必要です。

【購入可能な主な証券会社】
証券会社 公式サイト
SBI証券 公式サイト
楽天証券 公式サイト
マネックス証券 公式サイト
DMM.com証券 公式サイト
IG証券 公式サイト

WNS ホールディングス

WNS ホールディングスは、中国やコスタリカ、英国など世界10ヶ国にある配信センターからビジネスプロス管理のサービスを提供している企業です。

銘柄 WNS ホールディングス
売上高 12億2,400万米ドル
営業利益(前年比) 1億6,600万米ドル(+5.1%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約21.1円→約66円
出典:マネックス証券 ※2023年9月21日時点

長期間のチャートを見ても、右肩上がりで株価が上昇し続けています。ただ、直近数ヵ月は安値を割るほど大きく下落しており、反転にはもう少し時間がかかる可能性があります。(画像下)

11.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

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インフォシス

インフォシスは、インド第2位のIT企業で日本にもオフィスを構えている企業です。

銘柄 インフォシス
売上高 182億米ドル
営業利益(前年比) 39億,400万米ドル(+2.2%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約5円→約18円
出典:日本経済新聞 ※2023年9月21日時点

コロナショック以降は業績が毎年10%以上売上を伸ばし続けています。株価が底打ちをしつつあるので、2022年1月につけた26.39米ドルを目指す可能性があります。(画像下)

12.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

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国内ETFはNEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信のみ

インド株の国内ETFは「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」のみです。

この商品1本で、インドのナショナル証券取引所に上場している時価総額や流動性のある50銘柄に投資ができます。

Nifty50指数は、インドを代表する株価指数で、インドのナショナル証券取引所(NSE)に上場している銘柄のうち、時価総額、流動性、浮動株比率 等の基準を用いて選定した50銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化した指数です。
出典:投資資料館

銘柄 NEXT FUNDS インド株式指数・
Nifty 50連動型上場投信
出来高 236万4,500株
株価 314.6円
純資産総額 383億7,200万円
1年リターン 11.13%
3年リターン 114.42%
5年リターン 104.04%
出典:楽天証券 ※株価と出来高は2023年9月20日時点、純資産総額は2023年8月31日時点

NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信は、成績も申し分なく、株価が4年で2倍以上に伸びています。(画像下)

13.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Yahoo!ファイナンスより抜粋)

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海外ETFのおすすめ銘柄5つ

インド株の海外ETFのおすすめ銘柄は下記の5つです。

・ウィズダムツリー インド株収益ファンド
・iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF
・iシェアーズ MSCI インディア・クライメート・トランジションETF
・ヴァンエック・インドグロースリーダーズETF
・db xトラッカーズ・ニフティ50・UCITS ETF

ウィズダムツリー インド株収益ファンド

ウィズダムツリー インド株収益ファンドは、ウィズダムツリー インド収益指数との連動を目指した海外ETFです。

インドの大型株から小型株まで合計482銘柄(2023年9月時点)に幅広く投資できる海外ETFです。

銘柄 ウィズダムツリー インド株収益ファンド
基準価額 37.34米ドル
純資産総額 11億4,346万4米ドル
(2023年8月31日時点)
経費率 0.85%
1年リターン 9.20%
3年リターン 18.62%
5年リターン 8.30%
出典:ウィズダムツリー ※2023年9月19日現在

構成セクターは、金融(25.08%)、エネルギー(15.75%)、素材(13.9%)、情報技術(12.92%)、一般消費財・サービス(7.25%)となっており、金融セクターが全銘柄の4分の1を占めています。

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iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF

iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETFは、S&P BSE SENSEXをベンチマークしている銘柄です。

このETFの組入銘柄は34銘柄のため、他のETFより多くありません。金融株が全体の40%を占めており、情報技術やエネルギー株にも多く投資できます。

SENSEX指数とは、インド株式市場の代表的な株価指数です。ムンバイにあるインド共和国最大のボンベイ証券取引所(Bombay Stock Exchange)に上場する銘柄のうち、流動性、取引規模、業種などを代表する30銘柄で構成される時価総額加重平均指数で、「BSE SENSEX(S&P Bombay Stock Exchange Sensitive Index)」や「SENSEX30」とも呼ばれます。
出典:SMBC日興証券

銘柄 iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEX インディアETF
基準価額 4.62米ドル
純資産総額 9,616万1,747米ドル
経費率 0,40%
1年リターン 4.19%
3年リターン 13.45%
5年リターン 7.04%
出典:BlackRock ※2023年9月19日現在

構成セクターは、金融(40.01%)、情報技術(15.33%)、エネルギー(10.91%)、生活必需品(9.13%)、一般消費財・サービス(7.15%)となっています。

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iシェアーズ MSCI インディア・クライメート・トランジションETF

iシェアーズ MSCI インディア・クライメート・トランジションETFは、インド株117銘柄に投資ができます。3年、5年リターンなど長期間の投資ではリターンが出ているのが分かります。

銘柄 iシェアーズ MSCI インディア・
クライメート・トランジションETF
基準価額 12.06米ドル
純資産総額 6,764万9,439米ドル
経費率 0.65%
1年リターン -0.50%
3年リターン 11.59%
5年リターン 5.32%
出典:ブラックロック楽天証券 ※2023年9月19日現在

構成セクターは、金融(25.74%)、情報技術(14.24%)、生活必需品(13.88%)、一般消費財・サービス(13.56%)、素材(9.71%)となっており、全体の8割以上を占めているのが特徴です。

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ヴァンエック・インドグロースリーダーズETF

ヴァンエック・インドグロースリーダーズETFは、インドの小型株に投資したい人におすすめです。

83銘柄の小型株に投資できるため、今後インドが経済成長すれば、多くの利益を狙える可能性があります。ただし、下落局面が長いと運用成績が悪化しやすくなる点に注意が必要です。

銘柄 ヴァンエック・インドグロースリーダーズETF
基準価額 38.71米ドル
純資産総額 6,677万米ドル
経費率 0.77%
1年リターン 12.19%
3年リターン 11.77%
5年リターン -4.89%
出典:ヴァンエック ※2023年9月19日現在

構成セクターは、情報技術(23.06%)、金融(19.86%)、インダストリアルズ(15.20%)、素材(9.23%)、エネルギー(8.42%)となっています。

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db×トラッカーズ・ニフティ50・UCITS ETF

db×トラッカーズ・ニフティ50・UCITS ETFは、インドの株式指数であるNifty50指数との連動を目指した銘柄です。金融株を中心に41銘柄に投資できます。

コロナショック以降は、株価が伸びており長期の投資でも利益を得られる可能性があります。

銘柄 Db xトラッカーズ・ニフティ50・UCITS ETF
基準価額 233.65米ドル
純資産総額 128万7,300ポンド
経費率 0.85%
1年リターン 7.74%
3年リターン 15.36%
5年リターン 7.99%
出典:DWS.com※2023年9月19日現在

構成セクターは、金融(37.69%)、情報技術(12.46%)、エネルギー(12.02%)、生活必需品(9.88%)、一般消費財・サービス(7.40%)となっています。

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投資信託のおすすめ銘柄5つ

次に、インド株の投資信託を紹介しましょう。下記の5つがおすすめです。

・iFreeNEXTインド株インデックス
・SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
・イーストスプリング・インド消費関連ファンド
・HSBCインドオープン
・高成長インド・中型株式ファンド

iFreeNEXTインド株インデックス

iFreeNEXTインド株インデックスは、ウェルスアドバイザー株式会社が発表した大手ネット証券3社の投信積立契約件数ランキング(月次)2023年8月の調査で3位に入った銘柄です。

この投資信託は、インドのNifty50指数の銘柄への分散投資ができます。さらに2023年9月27日から信託報酬が0.473%に引き下げられたため、今後、投資先に選ぶ人が増加するかもしれません。

銘柄 iFreeNEXTインド株インデックス
基準価額 12,597円
純資産総額 361.67億円
信託報酬 0.473%
6ヵ月リターン 28.38%
3年リターン なし
5年リターン なし
出典:大和アセットマネジメント ※2023年9月20日時点

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SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドは、2023年9月22日かた運用・設定が開始されたインド株式のインデックス・ファンドです。

ボンベイ証券取引所に上場する銘柄のうち流動性、取引規模、業種などを代表する30銘柄を中心に、金融株や情報技術株への投資を行うことができます。

銘柄 SBI・iシェアーズ・インド株式
インデックス・ファンド
基準価額 非公開
純資産総額 なし
信託報酬 0.4638%
6ヵ月リターン なし
3年リターン なし
5年リターン なし
出典:SBI証券 ※2023年9月20日時点

なお、SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドを購入できる証券会社はSBI証券のみです。

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イーストスプリング・インド消費関連ファンド

イーストスプリング・インド消費関連ファンドは、インドの取引所に上場されている消費関連株式のなかでも、高収益高成長が続くと見込まれる商品に投資を行うファンドです。

銘柄 イーストスプリング・インド消費関連ファンド
基準価額 18,989円
純資産総額 1172.4億円
信託報酬 年1.9497%
6ヵ月リターン 31.5%
3年リターン 9.1%
5年リターン 135.8%
出典:イーストスプリング ※2023年9月20日時点

現物株式の割合が95.51%を占めており、自動車・自動車部品(18.57%)、金融(15.39%)、家庭用品・パーソナル用品(11.34%)などへの投資ができます。

短期・長期ともリターンが高いため、今後も成長を期待できるでしょう。

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HSBCインドオープン

HSBCインドオープンは、インド国内の企業とインド経済の発展と成長に関連している国外の企業に投資が可能なファンドです。3年、5年ともリターンが高いため、インド株に長期間投資をしたい人におすすめの銘柄です。

銘柄 HSBCインドオープン
基準価額 33,690円
純資産総額 850.77億円
信託報酬 年2.20%
6ヵ月リターン 19.97%
3年リターン 25.83%
5年リターン 10.83%
出典:HSBC ※2023年9月20日時点

セクター別に見ると、銀行(24.9%)、素材(11.6%)、ソフトウェアサービス(10.3%)に投資できます。

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高成長インド・中型株式ファンド

高成長インド・中型株式ファンドは、インドの中型株式が多く含まれるコタック・ファンズ-インディア・ミッドキャップ・ファンド(クラスX)への投資が可能なファンドです。

コタック・ファンズ-インディア・ミッドキャップ・ファンド(クラスX)とは、インドのトップクラスの資産運用会社であるコタック・マヒンドラ・グループを通して、インドの市場で上場または取引されている中型株式等に投資を行うファンドです。ソフトウェア・サービスのPersistent Systems、素材セクターのSRF、銀行のThe Federal Bankなどの銘柄に投資を行います。

銘柄 高成長インド・中型株式ファンド
基準価額 12,001円
純資産総額 2,439.08億円
信託報酬 年1.1605%
6ヵ月リターン 23.69%
3年リターン 29.71%
5年リターン 13.5%
出典:三井住友DSアセットマネジメント※2023年9月20日時点

最も組入比率が高い銘柄の上位3つを見ると、Persistent Systemsでも3.2%、SRFが2.9%、The Federal Bank(2.8%)です。一部の銘柄の比率が偏っていないため、分散投資の効果は高くなります。

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CFDのおすすめ銘柄5つ

インド株に投資できるおすすめのCFDは下記の5つです。

・HDFC 銀行
・インドNifty50指数
・Betashares India Quality ETF
・iShares MSCI India UCITS ETF
・Amundi ETF MSCI India UCITS ETF

HDFC銀行

HDFC銀行は、インドで時価総額が3番目に高い銀行です。HDFC銀行のADRのCFD取引が可能な証券会社はIG証券です。

銘柄 HDFC銀行
売上高 255億2,300万米ドル
営業利益(前年比) 76億4,100万米ドル(+12.0%)
2006年1月と2023年9月の
株価の比較
約59円→約59円
出典:日本経済新聞 ※2023年9月20日時点

HDFC銀行のCFDの株価は低迷していますが、レバレッジをかけられるので、今後上昇することがあれば多くの利益を狙える可能性があります。

14.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

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インドNifty50指数

インド株の国内ETFのおすすめ銘柄はインドNifty50指数です。

インドNifty50指数はナショナル証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額や流動性、浮動株比率等などの基準を用いて選んだ50銘柄により構成されています。

浮動株比率…市場で実際に売買される可能性の高い「浮動株」が発行済み株式総数に占める割合。
出典:大和証券

おすすめ銘柄 インドNifty50指数
基準価額 19,742円
純資産総額 91万9,820オーストラリアドル 91242745ドル
経費率 0.80%
3ヵ月リターン 8.13%
3年リターン 12.67%
5年リターン なし
出典:楽天証券 ※2023年9月20日時点

インドNifty50指数の値動きを見ると、直近10年で株価が3倍に上昇しています。インドの株式指数そのものに投資をしたい人は、ETFや投資信託ではなく、インドNifty50指数のCFD取引をおすすめします。

15.インド株の買い方すべて教えます
(画像=Investing.comより抜粋)

インドNifty50指数をCDFで購入できる証券会社は楽天証券(楽天CDF)のみです。

なお、一般的なインドNifty50指数のETFや投資信託は、あくまでも指数に連動した成果を得る目的で運用されていますが、楽天CFDのインドNifty50指数は、指数そのものに投資ができる商品です。

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Betashares India Quality ETF

Betashares India Quality ETFは、オーストラリアの大手ETF運用会社Betashares社が運用を行っているETFです。

Betashares India Quality ETFの組入銘柄は、3つの要素(高収益性、低レバレッジ、高収益安定性)のランキングをもとに質の高いインド企業30社が選ばれています。

銘柄 Betashares India Quality ETF
基準価額 10.84オーストラリアドル 
純資産総額 91万9,820オーストラリアドル 91242745ドル
経費率 0.80%
3ヵ月リターン 8.13%
3年リターン 12.67%
5年リターン なし
出典:Bloomberg ※2023年9月20日時点

構成セクターは、情報技術(22.1%)、金融(16.8%)、生活必需品(16.7%)となっています。

コロナショック以降は、値が大きく上昇しており、今後は高値を更新する可能性があります。

16.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

Betashares India Quality ETFを取引できる証券会社はIG証券のみです。

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IG証券 公式サイト

iShares MSCI India UCITS ETF

iShares MSCI India UCITS ETFは、iSharesのETFの1つで、インドの株式指数の投資成果に連動することを目指しています。

このETFは1つでインド株式市場の85%をカバーする大型株と中型株のうち123銘柄をカバーしています。多くのインド株のCFD取引をしたい人におすすめです。

銘柄 iShares MSCI India UCITS ETF
基準価額 7.79米ドル
純資産総額 22億3,879万4,591米ドル
経費率 0.65%
1年リターン 0.75%
3年リターン 13.70%
5年リターン 6.94%
出典:iShares ※2023年9月20日時点

金融株(27.20%)を中心に情報技術(13.49%)や一般消費財・サービス(11.41%)分野の株式に投資可能です。

17.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

iShares MSCI India UCITS ETFを取引できる証券会社はIG証券です。

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Amundi ETF MSCI India UCITS ETF

Amundi ETF MSCI India UCITS ETFは、インド株式市場の約60銘柄へ投資できるCFDです。金融や情報技術だけでなく、エネルギー分野への組入比率が高い銘柄です。

銘柄 Amundi ETF MSCI India UCITS ETF
基準価額 837.72米ドル
純資産総額 189万9,900米ドル
経費率 0.80%
1年リターン 5.28%
3年リターン 12.94%
5年リターン 7.81%
出典:Bloomberg ※2023年9月20日時点

他の銘柄よりも乱降下が激しいためCFD取引をする際には、リスクを取り過ぎないように注意しましょう。

18.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

Amundi ETF MSCI India UCITS ETFはIG証券会社で取引ができます。

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インド株を買うなら…おすすめ証券会社5選

インド株を買うことができる証券会社は多数あります。ここでは主にはSBI証券、楽天証券、マネックス証券、DMM.com証券、IG証券の5社を取り上げました。

なかでも投資信託の銘柄数がもっとも多いSBI証券はおすすめですが、インド株の場合は自分の投資スタイルに合わせて証券会社を選ぶことがポイントです。

インド株を買うならこの証券会社5選
証券会社 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 DMM.com証券 IG証券
インド株の
銘柄数
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:49銘柄
CFD:取り扱いなし
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:45銘柄
CFD:1種類
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:24銘柄
CFD:取り扱いなし
ADR:6銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:取り扱いなし
CFD:取り扱いなし
ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:29銘柄
投資信託:取り扱いなし
(すべてCFD取引のみ)
ADRおよび
海外ETFの
取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
23:30~翌6:00
(サマータイム:
22:30~翌5:00)
ADRおよび
海外ETFの
取引手数料
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
約定代金の0.495%
(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
0円 1株2.2セント
(最低16.50米ドル)
ADRおよび
海外ETFの
為替手数料
1米ドル
当たり25銭
1米ドル
当たり25銭
1ドル当
たり25銭
(買付時のみ無料)
1米ドル
当たり25銭
0.5%
ADRおよび
海外ETFの
決済方法
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
・米ドルによる
外貨決済
・日本円による
円貨決済
日本円による
円貨決済
日本円による
円貨決済
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参考:SBI証券楽天証券マネックス証券DMM.com証券IG証券※2023年9月22日時点

SBI証券…投資信託の銘柄数が多く手数料が安い商品を取り扱っている

19.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券 より抜粋)

SBI証券は、インド株のADRと海外ETFを7銘柄も取引可能です。

国内の証券会社のなかでもインド株の投資信託の取扱銘柄を多く取り扱っています。

特に信託報酬手数料が安いauAM Nifty50インド株ファンドとSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドは、SBI証券でしか購入することができません。

ADRと海外ETFの手数料についても約定代金の0.495%で取引できます。

また、2023年4月8日からは、米国株(インド株を含む)について全面リアルタイムレートが表示される仕様に変わったため、以前よりも使いやすくなりました。

証券会社 SBI証券
インド株の銘柄数 ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:49銘柄
CFD:取り扱いなし
ADRおよび海外ETFの取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:22:30~翌5:00)
ADRおよび海外ETFの取引手数料 約定代金の0.495%(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
ADRおよび海外ETFの為替手数料 1米ドル当たり25銭
ADRおよび海外ETFの決済方法 ・米ドルによる外貨決済
・日本円による円貨決済
公式サイト 公式サイト
出典:SBI証券 ※2023年9月22日時点

SBI証券のメリット
  • 手数料が安い
  • 投資信託が多い
  • 投資信託の取引に応じてTポイントが付与
SBI証券のデメリット
  • インド株のCFD取引がない
  • インド株のETFの取引ではVポイントが貯まらない

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

SBI証券のインド株についての良い口コミ

ETF売買におすすめ

インドADRのインフォシステクノロジーなど代表銘柄については取り扱いがあり、売買できる。また、手数料無料の対象ファンドでインド株の代表的な米国ETFである「ウィズダムツリーインド株収益ファンド」も取り扱っており、インドに投資できる米国ETFを主体で考えている人にはメリットが有る。

30代・男性

今後の成長に期待

サクっとインド株式を購入しました。このファンドは、インドの代表的な株価指数である「S&P BSE SENSEXインデックス」に連動する投資成果を目指すインド株式インデックス・ファンドです。インド株式を投資対象とする公募ファンドの中で最も低い信託報酬率(0.4638%)で、コストパフォーマンスが高いと思います。また、SBI証券では、条件達成で米国株式信用取引手数料が無料になる大口優遇プログラムも開始されましたので、米国株式とインド株式の両方に投資することができます。

60代・男性

取扱商品が豊富

取扱い銘柄が豊富で取引手数料が業界的に安いこと。またインド株の貸株サービスを利用が可能でインド株の定期買付サービスも利用が可能であること。そして住信SBIネット銀行と連携すれば為替コストを抑えられ、外国株の銘柄選びに役立つツールや情報が豊富でこれからインドに投資をしたい方に対して参考になる部分が多いことがメリットです。

40代・男性

インドETFが豊富

SBIインド&ベトナム株ファンドで、アジアの中でも成長が期待されているインドとベトナムに集中して投資を行えるので良いし、単独ではなく組み合わせることによってリスクを減らせて安定させることができるのが良いなと感じました。手数料も安いしインドADRは銘柄あるので、インドETFも豊富に取り揃えているのが良いです。

30代・女性

新興銘柄が多い

SBI証券を通じて、インド株の異なるセクターへの投資が可能です。SBI証券は大手金融機関おいう信頼性もあるほか、インド最大の商業銀行State Bank of Indiaグループとの提をしています。また、SBI証券は使いやすい取引フォームを提供しており、初心者から上級者まで幅広い投資家に対応していう点が気に入っています。

50代・男性

SBI証券のインド株についての良くない口コミ

手数料が割高

SBI証券の手数料は他の証券会社に比べて高いです。インド株を取引するには最低100万円の資金が必要ですが、その割には手数料が割高だと感じます。以上のことから、『SBI証券のインド株』はデメリットが多いと思います。

60代・男性

為替変動の影響を受けやすい

インド時間の取引は12:45〜19:00だが、SBIの取引時間は23:30~翌6:00と、インド時間に取引することはできない。また、先物で運用しているため配当がでないのでその点注意が必要です。

40代・男性

直接投資ではない

SBI証券に限ったことではありませんが、日本国内でインド株に直接投資することができることはないのでその点はマイナスかなと感じました。

30代・女性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

楽天証券…売買手数料無料でインドニフティ50指数のCFD取引ができる

20.インド株の買い方すべて教えます
(画像=楽天証券より抜粋)

楽天証券では、インド株のADR、海外ETF,投資信託の銘柄を多く取り扱っている証券会社です。また、売買手数料無料でインドニフティ50指数のCFD取引ができます。

加えて、**海外ETFのウィズダムツリー インド株収益ファンドを取引する場合の買付手数料も無料です。

インド株の取引が可能な米国株についても、安い手数料で取引できるのでおすすめの証券会社です。

証券会社 楽天証券
インド株の銘柄数 ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:7銘柄
投資信託:45銘柄
CFD:1種類
ADRおよび海外ETFの取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:22:30~翌5:00)
ADRおよび海外ETFの取引手数料 約定代金の0.495%(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
ADRおよび海外ETFの為替手数料 1米ドル当たり25銭
ADRおよび海外ETFの決済方法 ・米ドルによる外貨決済
・日本円による円貨決済
公式サイト 公式サイト
出典:楽天証券 ※2023年9月22日時点

楽天証券のメリット
  • 米国株の手数料が安い
  • インドニフティ50指数のCFD取引が可能
  • 投資信託の保有残高に応じて楽天ポイントが貯まる
  • ウィズダムツリー インド株収益ファンドの買付手数料が無料
楽天証券のデメリット
  • SBI証券よりも1日の約定金額の手数料(国内株)が高い
  • 香港市場の手数料(約定金額の0.275%)がマネックス証券(約定金額の0.25%)よりも高い

楽天証券の詳細を見る(公式サイト)

楽天証券のインド株についての良い口コミ

投資できる銘柄が多い

楽天証券でインドの個別株を買うことはできませんが、インドの株式に関連する投資信託はたくさんあるのがメリットです。NFインドNIFTY50(1678)というインドの代表的な株価指数であるNIFTY50に連動するETF を購入しました。

60代・男性

手数料が安い

楽天証券のインド株は、手数料が安く、取引も簡単です。また、インド株の情報も豊富に提供されているので、初心者でも安心して投資できるのが嬉しいポイントです。

20代・男性

取引ツールが便利

楽天証券のインド株は、インドの経済成長に合わせて多くの魅力的な銘柄を取り扱っています。インド株の取引は、楽天証券の専用ツール「インド株ナビ」を使えば、簡単にできるほか、インド株ナビは、インド株の基礎知識や投資戦略、注目銘柄の情報などを提供してくれるので、初心者でも安心です。また、インド株の取引手数料は、楽天証券の国内株式と同じで、最低100円からという低コストであるため、インド株に投資するなら楽天証券がおすすめです。

30代・女性

ポイントが貯まる

インド株は他の証券会社と同じくらいの投資先ありますし、何より楽天の場合は取引することで楽天ポイントがたまるという強みがあります。溜まった楽天ポイントについては、ショッピングで使用するもよし、株に投資するということも可能なので使い道についてはかなり豊富でしょう。

30代・男性

楽天証券のインド株についての良くない口コミ

取引時間に時差がある

楽天証券ではインド株に関する情報も提供されているので、参考にしています。しかし、インド株は日本との時差があるので取引時間に注意する必要があるのが不便です。

60代・男性

取引時間が短い

『楽天証券のインド株』は、インドの成長市場に投資できる魅力的なサービスですが、取引時間が限られているのが少し残念です。インド株は日本時間の15時半から22時までしか取引できません。これはインドの市場時間に合わせているので仕方ないのですが、日本の投資家にとっては不便です。それと、情報が少ないのも改善してほしいです。インド株に関する情報は、楽天証券のサイトやアプリで提供されていますが、それでも十分とは言えません。インドの経済や企業の動向をもっと詳しく知りたいです。

20代・男性

配当金に税金がかかる

楽天証券のインド株は、日本時間の夜間に取引されるので、タイミングを見計らうのが難しいことがあります。さらに、インド株の配当金は、源泉徴収税がかかるので、実質的な収益が減ることも注意が必要です。

30代・女性

ポイント購入できないのもある

楽天ポイントでもインド株を購入できるという利点が楽天証券にはありますが、これは条件付きでインド株の銘柄を取り扱っている市場が米国の市場を介していないと楽天ポイントではインド株を購入できないというデメリットがあります。8また、米株積立および買付手数料無料の海外ETFはポイント投資の対象外で購入できません。そのため、市場に関係なく楽天ポイントで株購入できるようにしてほしいです。

30代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

楽天証券の詳細を見る(公式サイト)

マネックス証券…米国ドル決済に対応し買付時の為替手数料が無料

21.インド株の買い方すべて教えます
(画像=マネックス証券より抜粋)

マネックス証券では、インド株も対象の米国株の買付時手数料が無料です。

加えて、香港市場の手数料が約定金額の0.25%と楽天証券よりも安いため、iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディア・インデックス ETFを取引する場合は重宝します。

ただし、SBI証券や楽天証券よりもインド株の海外ETFや投資信託の取り扱い本数が少ないため、事前に投資可能か確認しておきましょう。

証券会社 マネックス証券
インド株の銘柄数 ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:24銘柄
CFD:取り扱いなし
ADRおよび海外ETFの取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:22:30~翌5:00)
ADRおよび海外ETFの取引手数料 約定代金の0.495%(最低手数料は0米ドル、
上限手数料は22米ドル)
ADRおよび海外ETFの為替手数料 1ドル当たり25銭(買付時のみ無料)
ADRおよび海外ETFの決済方法 ・米ドルによる外貨決済
・日本円による円貨決済
公式サイト 公式サイト
出典:マネックス証券 ※2023年9月22日時点

マネックス証券のメリット
  • 米ドル決済に対応
  • 買付時の為替手数料が無料
  • 投資信託の保有残高に応じてマネックスポイント
  • 香港市場の手数料が他社よりも安い
マネックス証券のデメリット
  • 他の大手ネット証券に比べると銘柄が少ない
  • SBI証券や楽天証券よりも国内株の手数料が高い

マネックス証券の詳細を見る(公式サイト)

マネックス証券のインド株についての良い口コミ

低コストで投資できる

マネックス証券は、インド株を対象とした投資信託やetfを低コストで保有できるところがイチバンのメリット。ニーサ口座にも対応しているほか、最近では「iFreeNEXT インド株インデックス」という購入手数料が無料の投資信託も提供されているので、昨今の成長が著しいインドに投資したいのなら、個人的にはそちらがおすすめ。

30代・男性

長期リターンに期待

マネックス証券は手数料が無料で、高いキャピタルゲインを目指すことも、地域分散をすればリスクも減らせるのでリカバリーもできます。

20代・男性

株価連動型がオススメ

インド国内の個別企業や株価連動指数株など取り扱い銘柄は他の証券会社よりも多いと思います。ただインド国内の個別企業の情報は把握することが難しいと思うので個人的には株価連動指数型を長期保有することがオススメです。

40代・男性

利益に期待

マネックス証券は多様な銘柄が取引可能で、インド経済の成長に参加できる機会が広がります。インドは急成長しており、消費市場の拡大やテクノロジー分野の投資ができるのも魅力です。

20代・男性

マネックス証券のインド株についての良くない口コミ

バリエーションが少ない

マネックス証券では手数料はとてもリーズナブルなものの、インド株の個別投資には対応していないため、銘柄を自分で選んで投資したい人には物足りなさを感じと思います。また、投資対象のバリエーションも乏しく、マネックス証券で用意されているインド関連商品は優秀ではありますが、やはり面白味には欠ける。

30代・男性

取引時間が…

取引できる時間がマネックス証券だとインド時間では取引ができなく、日本時間での取引になってしまうのも、ちょっと気になる点です。

20代・男性

手数料が高い

マネックス証券をふくめてインド株式市場にアクセスするための情報提供が不足しているため、市場データや企業情報の改善をしてほしいです。また、日本国内のカスタマーサポートの質と速さの向上も期待しています。

20代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

マネックス証券の詳細を見る(公式サイト)

DMM.com証券…ADRや米国株の手数料が無料

22.インド株の買い方すべて教えます
(画像=DMM証券より抜粋)

DMM.com証券では、インド株のADR、国内ETF,海外ETFの取引ができます。

DMM.com証券の一番の強みは、米国株の取引手数料が無料である点です。したがって、インド株のADRやETFを為替手数料のみで取引できます。

ただし、他社とは異なり、1日の約定代金合計の手数料コースはありません。取引頻度が多い人は、手数料が高くなりすぎないように注意する必要があります。

証券会社 DMM.com証券
インド株の銘柄数 ADR:6銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:3銘柄
投資信託:取り扱いなし
CFD:取り扱いなし
ADRおよび海外ETFの取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:22:30~翌5:00)
ADRおよび海外ETFの取引手数料 0円
ADRおよび海外ETFの為替手数料 1米ドル当たり25銭
ADRおよび海外ETFの決済方法 日本円による円貨決済
公式サイト 公式サイト
出典:DMM.com証券 ※2023年9月22日時点

DMM.com証券のメリット
  • ADRや米国株の手数料が無料
DMM.com証券のデメリット
  • 1日の約定代金ごとの手数料コースがない
  • 大手証券会社よりも取扱銘柄が少ない
  • 投資信託を取り扱っていない

DMM.com証券の詳細を見る
(公式サイト)

DMM.com証券のインド株についての良い口コミ

買ってよかった

インドの株式市場は好調であり、DMM.com証券だと為替手数料のみでインド株を取引できるため、買ってよかったと思える要因となりました。

30代・男性

手数料が安い

取引手数料も不要で為替手数 料のみで取引可能となっているのが良いと感じたし、料金形態がシンプルになっているので分かりやすいです。株式の取引手数料は国内証券では最安レベルになっていて、信用取引でも取引手数料は最安レベルになっている点がありがたいし初心者でも比較的利用しやすいと感じました。

30代・女性

取引手数料無料

DMMの場合、取引手数料が発生せず、無料であるという点が強みでありメリットです。他の証券会社の場合、取引の約定成立後に手数料が取られ手数料の支払いがありますので、そうしたものがないことを見るとDMM証券のインド株の取引は手数料が無料という点が良いです。

30代・男性

発展が期待される国

インド株に興味があるけど、日本から直接買えないのがネックでしたが、そんな時にDMM.com証券のインド株サービスを見つけました。DMM.com証券では、ADRや海外ETFなどでインド株に投資でき、どちらも低コストで取引できるのも嬉しいです。

60代・男性

DMM.com証券のインド株についての良くない口コミ

直接投資ができない

DMM.com証券を利用していますが、日本からインド市場へ直接投資を行うことはできないため、インド株へ投資を行う場合には、米国市場などでADRや海外ETFへ投資を行う必要があります。

30代・男性

為替手数料の負担

手数料に1日の約定代金合計の手数料コースというものがないので、1日の約定代金合計が高くない人は1日の約定代金合計の手数料コースがあるものを利用した方が、金銭面の負担を抑えることができるかなと感じました。決済方法は円貨決済のみになっているので、取引ごとに為替手数料の負担があるのも気になります。

30代・女性

土曜日にメンテが入る

定期メンテナンスが必ず入るという点がデメリットに思えました。DMMは、月に2から3回ほど土曜日にメンテナンスが入り、メンテナンスの終了時間については不明です。その間何もできなくなりますので定期メンテナンスを実行する際、別にサーバーが解放され取引できるようにするなどの仕組みがあってもよいように思えました。

30代・男性

情報ツールが良くない

いくつかのデメリットや改善点があります。例えば、インド株の取引手数料は高く、最低取引単位も大きいです。また、インド株の情報提供や分析ツールが不十分で、投資判断に困ることがあります。さらに、インド市場の営業時間は日本とずれており、タイミングを見計らうのが難しいです。これらの問題を解決するために、インド株の取引コストを下げるとともに、情報サービスやツールの充実を図ってほしいです。

60代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

DMM.com証券の詳細を見る
(公式サイト)

IG証券…レバレッジ取引が可能

23.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

IG証券は、インド株のCFD取引ができる証券会社です。特にインド株のETFは29銘柄も提供しており、国内の証券会社が扱っていない銘柄もあります。

またインド株のADRだけでなくETFについてもレバレッジ取引ができるので、少ない証拠金から取引を始めることができます。さらに売りから入ることもできるので、下落局面でも利益を狙えるでしょう。

ただし、大きな損失を出してしまう可能性もあるので注意しましょう。

証券会社 IG証券
インド株の銘柄数 ADR:7銘柄
国内ETF:1銘柄
海外ETF:29銘柄
投資信託:取り扱いなし
(すべてCFD取引のみ)
ADRおよび海外ETFの取引時間
(日本時間)
23:30~翌6:00
(サマータイム:22:30~翌5:00)
ADRおよび海外ETFの取引手数料 1株2.2セント
(最低16.50米ドル)
ADRおよび海外ETFの為替手数料 0.5%
ADRおよび海外ETFの決済方法 日本円による円貨決済
公式サイト 公式サイト
出典:IG証券 ※2023年9月22日時点

IG証券のメリット
  • 信用口座なしに売りから入れる
  • レバレッジ取引が可能
  • IG証券でしか取り扱いのないインド株が多数
IG証券のデメリット
  • 手数料が高い
  • 銘柄検索が使いにくい

IG証券の詳細を見る
(公式サイト)

IG証券のインド株についての良い口コミ

経済成長が高く有望

IG証券のインド株に投資しています。インド株は日本から直接買えないので、CFD取引という方法で差額をやり取りしています。IG証券はCFD取引の専門会社で、インド株のほかにも多くの金融商品を取引できるほか、IG証券のCFD取引は下落相場でも利益を狙えるので、自由度が高いです。口座開設も無料で簡単な点もおすすめです。

50代・男性

IG証券のインド株についての良くない口コミ

為替リスクが大きい

IG証券のサービスにはあまり満足していません。デメリットとしては、インド株の取引手数料が高いこと、インド市場の情報が少ないこと、インドルピーの為替リスクが大きいことが挙げられます。インド株は成長性が高いと言われていますが、それに見合うだけのリターンが得られるとは限りません。

50代・男性

出典:fuelle編集部がクラウドワークスで調査

IG証券の詳細を見る
(公式サイト)

インド株の購入手順

24.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

インド株はさまざまな買い方があります。また、買いたい商品によっては、外国株専用の口座を開設しなければなりません。ここではSBI証券とIG証券を例に挙げて、商品ごとにインド株の購入手順を紹介します。

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

ADRでインド株を買う手順

25.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

最初にSBI証券を例にインド株のADRの買い方を解説します。次の手順にしたがって設定しましょう。

① 証券口座を開設する。

26.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

SBI証券で取引をするためには、証券口座の開設が必要です。最初にメールアドレスの認証を済ませます。

続いて、住所などの情報の入力と規約の確認が完了したら「ネットで口座開設」か「郵送で口座開設」から口座開設方法を選択しましょう。

おすすめは取引まで最短翌営業日の「ネットで口座開設」です。ネットで口座開設を選ぶと、ユーザーネームとログインパスワードが発行されます。

STEP1:口座開設ボタンを押してメールアドレスを入力する
STEP2:認証コードを入力する
STEP3:住所などの情報を入力する
STEP4:規約を確認する
STEP5:口座開設方法を選択する
STEP6:本人確認のためにユーザーネームとログインパスワードを入力する

② 本人確認書類の提出をする。

27.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

口座開設状況画面よりログインをしてください。マイナンバー確認書類と本人確認書類をアップロードします。スマホで書類を撮影して提出すれば、最短翌営業日から取引を始めることができます。

STEP1:ログインをする
STEP2:本人確認書類の手続きボタンを押す
STEP3:本人確認書類を提出する

③ 取引パスワードの設定を行う。

審査が完了すると口座開設完了通知がメールで届きます。メールアドレスに届いた取引パスワード設定ページのURLから任意の取引パスワードを設定してください。

④ 初期設定を行う。

28.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

本人確認のページからユーザーネームとログインパスワードでログインしたら「初期設定」ボタンをおして勤務先情報や職業の情報などを入力します。

入力が完了すると、認証コードがメールアドレスに届きます。認証コードを入力してデバイス認証を完了させてください。

STEP1:ユーザーネームとログインパスワードでログインする
STEP2:初期設定するのボタンを押す
STEP3:連絡先や職業などの情報を入力する
STEP4:デバイス認証を行う

⑤ 証券口座に入金する。

29.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

インド株のADRを取引するためには、証券口座に資金が入っていなければなりません。SBI証券の口座にログインをしたら、画面中央付近にある「入金」を押します。

30.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

即時入金/リアルタイム入金の画面が表示されます。今回は即時入金で三菱UFJダイレクトネット振込(EDI)を使う例で解説していきましょう。

「三菱UFJダイレクトネット振込(EDI)」のバナーを押してください。

31.インド株の買い方すべて教えます
(出典:SBI証券)

振込指示の画面が表示されるので振込金額と振込パスワードを入力したら「振込指示確認」を押します。

三菱UFJ銀行の画面が開くので、ログインを行った後に振込手続きをしましょう。これでSBI証券の口座に入金額が反映されます。

STEP1:ログインする
STEP2:金融機関のバナーを押す
STEP3:振込金額と取引パスワードを入力する
STEP4:金融機関のページから入金手続きを行う

⑥ 外貨建て商品取引のページにアクセスする。

32.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

ログイン後のページをスクロールすると、右側に取引と口座開設が表示されます。外国株式の隣にある「取引」を押してください。

⑦ 銘柄名を検索する。

33.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

続いてインド株ADRの銘柄名もしくはティッカー番号を空欄に入力して「検索」を押しましょう。

⑧ 現買を選択する。

34.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

インド株ADRの取引画面に移動したら「現買」を押します。

⑨ 注文内容を入力後注文する。

35.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

数量や価格、決済方法などを設定したら取引パスワードを入力のうえ、「注文確認画面へ>」を押すと、ADRの注文ができます。

なお、注文時の選択肢の情報については以下を参考にしてみてください。

価格 指値:価格を指定して発注する
成行:現在の価格で発注する
逆指値:指定した値段以上になったら発注する
(買い注文の場合)
期間 当日中:市場が開いている時間なら当日中、
開いていない時間の場合は1営業日後までは注文が有効となる
期間指定:設定した期間まで注文が有効となる
決済方法 円貨決済:日本円の買付余力の範囲内で注文する
外貨決済:為替取引をした上で現地通貨の
買付余力の範囲内で注文する

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

インド株の海外ETFを買う手順

36.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

次に、SBI証券でインド株の海外ETFを買う手順を解説します。

① SBI証券の口座開設と入金を済ませておく。

最初にSBI証券の口座開設および入金を済ませておきます。ADRの場合と同様の手順で手続きを行いましょう。

STEP1:証券口座を開設する
STEP2:本人確認書類の提出をする
STEP3:取引パスワードの設定を行う
STEP4:初期設定を行う
STEP5:証券口座に入金する

② 外貨建て商品取引のページにアクセスする。

37.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

ログイン後のページをスクロールすると、右側に取引と口座開設が表示されます。外貨建て商品取引のページにアクセスするために外国株式の隣にある「取引」を押してください。

③ 投資したい海外ETFを検索する。

38.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

続いてインド株の海外ETFの銘柄名もしくはティッカー番号を空欄に入力して「検索」を押しましょう。

④ 現買を押す。

39.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

インド株のETF銘柄の取引画面に移動したら「現買」を押します。

⑤ 注文情報を入力して注文する。

40.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

数量や価格、決済方法などを設定したら取引パスワードを入力の上「注文確認画面へ>」を押すと、海外ETFの注文ができます。

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インド株の国内ETFを買う手順

41.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

次に、SBI証券でインド株の国内ETFを買う手順について解説します。

① SBI証券の口座開設と入金を済ませておく。

最初にSBI証券の口座開設および入金を済ませておきます。ADRの場合と同様の手順で手続きを行うことができます。

STEP1:証券口座を開設する
STEP2:本人確認書類の提出をする
STEP3:取引パスワードの設定を行う
STEP4:初期設定を行う
STEP5:証券口座に入金する

② 国内株式のページへアクセスする。

インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

SBI証券のトップページから「国内株式」を押してください。

③ インド株の国内ETFの銘柄を検索する。

43.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

上の画面に変わるので、検索画面で「NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信」かティッカーコードの「1678」を入力して「検索」ボタンを押しましょう。

④ 現物買を押す。

44.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信の情報が表示されるので「現物買」を押します。

45.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

⑤ 注文情報を入力して注文する。

市場、株数、価格、期間などを選んで、取引パスワードを入力してください。最後に「注文確認画面へ」を押して注文が完了します。

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インド株の投資信託を買う手順

46.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

では、SBI証券でインド株の投資信託を買う手順について解説します。

① SBI証券の口座開設と入金を済ませておく。

最初にSBI証券の口座開設および入金を済ませておいてください。ADRの場合と同様の手順で手続きを行いましょう。

STEP1:証券口座を開設する
STEP2:本人確認書類の提出をする
STEP3:取引パスワードの設定を行う
STEP4:初期設定を行う
STEP5:証券口座に入金する

② 投資信託のページへアクセスする。

47.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

SBI証券のトップページから「投信」を押します。

③ 投資信託の銘柄を検索する。

48.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

「ファンドを探す」にインド株の投資信託の名前やティッカーコードを入力したら「検索」を押します。

④ 投資したい投資信託を選ぶ。

49.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

検索結果が表示されるので、投資したいインド株の投資信託のファンド名を押しましょう。

⑤ 買付方法を選ぶ。

50.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

買付方法を選びます。それぞれの買付方法の特徴は以下の通りです。

金額買付 投資したい金額を決めて買う方法
口数買付 投資したい口数を決めて買う方法
積立買付 一定期間ごとに一定金額を買う方法

今回は金額買付を例に解説します。

⑥ 注文情報を入力して注文する。

51.インド株の買い方すべて教えます
(画像=SBI証券より抜粋)

購入金額を入力します。そして分配金の受け取り方法を決めて下さい。受取を選ぶと分配金を毎回受け取ることができます。他方、再投資を選ぶと、分配金をそのまま投資できます。長期間投資をするのであれば、複利の効果を得やすくなる再投資をおすすめします。

取引パスワードを入力して「注文確認画面へ」を押して注文しましょう。

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CFDでインド株を買う手順

52.インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

ここからは、IG証券を例に、CFDでインド株を買う手順について解説します。

① 口座開設をする。

53.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

IG証券で取引をするためには、証券口座の開設をしておきましょう。「口座開設はこちら」のボタンを押します。

口座開設フォームへ情報を入力します。

STEP1:口座開設はこちらを押す
STEP2:口座開設フォームに入力する

② スマホで書類を提出。

続いて、本人確認書類をスマホか郵送で提出します。スマホで提出すれば、最短1営業日で口座開設が可能です。

本人確認書類については、マイナンバーカード(両面)がある場合は、1点のみの提出で問題ありません。

マイナンバーカードがない場合は、マイナンバー通知カードか住民票の写しと運転免許証(両面)の提出が必要です。

そして、MyIGにログインしてマイナンバー記載の書類をアップロードしましょう。IG証券からメールが届いたら口座開設が完了します。

STEP1:スマホで本人確認書類を提出する
STEP2:MyIGからマイナンバー記載の書類を提出する
STEP3:IG証券からメールが届けば完了

③ IG証券の口座に入金する。

54.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

IG証券で取引をするためには口座へ入金する必要があります。MyIGにログインすると上の画面になるので、取引したい商品のある口座の「+入金」を押しましょう。

55.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

入金方法が表示されるので、好きな方法を選択します。

56.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

入金額を入力して、入金元の金融機関を選んだら「決済画面へ」を押します。

金融機関のページに飛ぶので、ログインして入金手続きを行いましょう。

STEP1:+入金を押す
STEP2:入金方法を選択する
STEP3:入金情報を入力して決済画面へを押す
STEP4:金融機関にログインして入金を行う

④ 取引画面を開く。

57.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

取引したい商品の「取引画面を開く」を押してください。ADRやETFのCFDを取引する場合は、個別株口座の取引画面を開きます。

⑤ 銘柄を検索する。

58.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

左にある検索を押して右隣にある空欄に取引したいインド株の銘柄名やティッカーコードを入力します。候補が表示されたら押します。

⑥ 注文情報を入力して注文する。

59.インド株の買い方すべて教えます
(画像=IG証券より抜粋)

買い・売りのボタンを押して注文方法やロットを決めます。最後に「注文確定」を押して注文完了です。

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

インド株購入の注意点

インド株の買い方すべて教えます
(画像=fuelle編集部)

インド株を買う場合、日本や米国株よりも注意すべき点があります。4つの注意点について確認しましょう。

インド株購入の注意点4つ
  • 経済情勢が安定していない
  • リアルタイムで株式の購入ができない
  • 投資できる個別株が少ない
  • 為替変動リスクに注意する

経済情勢が安定していない

インドでは生活必需品を中心にインフレ率が大きく上昇しています。インド準備銀行が発表した2023年7月の消費者物価指数は、前年同月比+7.44%となっており、この水準はインフレ目標(4〜6%)を上回っています。

インフレを抑制するために利上げをした場合、銀行からの借入利息が増えるため、企業は新規事業や事業の拡大に慎重になりインドの企業の株価が下落する可能性があります。

モディ政権が推進するモディノミクスにより経済成長率の加速、電気や道路などのインフラ整備を実施するなど一定の成果を上げました。

しかし、インドはいまだ慢性的な財政赤字に悩まされているため、安心して投資できるとまでは言い切れません。

SBI証券の詳細を見る(公式サイト)

リアルタイムで株式の購入ができない

インド株の取引が可能な時間は日本市場や米国市場が開いている時間のみです。

したがって、インドの株式市場でネガティブなニュースが報道された際に、日本市場や米国市場の取引時間でなかった場合は保有しているADR株を売却できない可能性があります。

日本市場の開場時間 9時〜11時30分、12時30分〜15時
米国市場の開場時間
(日本時間)
23時30分〜翌日6時
(サマータイムは22時30分〜翌日5時)
インド市場の開場時間
(日本時間)
12時45分〜19時

とくに短期間で大きな下落が発生した場合、損失が想定以上に拡大することもあるので注意が必要です。利益が欲しいからと取引量を増やしすぎないようにしましょう。
小栗健吾(ライター、ファイナンシャル・プランナー)

投資できる個別株が少ない

インドの個別株についてはADRから買うことができますが、取り扱い銘柄数は少ないのが現状です。タタモーターズやVEDANTAのように上場廃止になったケースもあるため、数年前よりも取引できる銘柄は少なくなっています。

さらに米国市場に上場しているADRは大型株だけのため、中小企業の株式を買うことはできません。

中型株や小型株に投資をしたい場合は、インド関連のEFTや投資信託を含めれば選択肢は広がります。しかし、それでも数千種類以上の銘柄から選べる日本株や米国株と比べると少ないでしょう。

証券会社によっては、インド個別株の銘柄数は数本しかないため、不便さを感じる人もいるでしょう。いろいろな銘柄株を取引したい人は、興味のある銘柄を取り扱っているか確認したうえで口座開設する証券会社を選部必要があります。

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為替変動リスクに注意する

インド株に投資をする場合、基本的には外貨建てで資産を保有することになるので、外貨の為替レートが円高方向に進んだ場合、投資元本を割り込む可能性があります。

たとえば、ADRでドクターレディーズ・ラボラトリーズの株を1株(70米ドル)購入して、80米ドルで売却したと仮定します。購入時の米ドル円レートが150円の場合、ドクターレディーズ・ラボラトリーズの資産価値は10,500円です。

売却時の米ドル円レートが150円のままであれば、売却したときの資産価値は12,000円となります。しかし、売却時の米ドル円レートが100円になった場合、資産価値は8,000円となり損をしてしまいます。

このように為替レートが円高方向に進むと、差益以上に資産価値が減少することがあるので注意が必要です。

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インド株を購入する際のQ&A

インド株を購入する際によくある疑問に回答します。

インド株は日本で買える?
インド株を日本で買うことはできます。ただし、日本から直接インドの証券取引所にアクセスして取引することはできません。インド株を買う場合は、日本国内の証券会社の口座を開設します。そのうえで、国内ETF、米国に上場しているインド株のADR、インド株が含まれている海外ETFや投資信託、CFD取引といった方法で購入する必要があります。

インド株は1株いくら?
インド株の1株あたりの価格は銘柄や買い方で変わります。例えば、インフォシスの株価は17ドル74セント(2023年9月22日現在)です。そのため、1株から投資可能なインドADRの場合は、17ドル74セント(日本円で 2,625円)から取引を始めることができます。他方、CFD取引では、さらに少ない金額で取引を始められます。例えばIG証券では、インフォシスのようなインド株のADRはレバレッジ5倍で取引できるので、約3ドル54セント(525円)から取引できます。ETF、海外ETF、投資信託については、ADRと同様に1株から購入できます。例えば、国内ETFのNEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信に投資する場合、約300円から購入可能です。

インドの株の購入方法は?
インド株の購入をするためには、日本国内の証券会社の口座を開設します。ADRや海外ETFで買いたい場合は、外国株用の口座も開設しなければなりません。口座を開設したら入金をして、銘柄を探します。買いたい銘柄が決まったら、注文画面から取引量、注文方法などの情報を入力したうえで注文ボタンを押せば、購入が完了します。

インド株が下落した理由は?
2023年初頭にインド株が大きく下落しました。その理由は、新興財閥のアダニ・グループの長年に渡る不正会計や株価操縦が発覚したからです。また、インドは新興国のため、世界的に景気が悪化すると大きく下落することがあります。例えば、2007年以降の世界金融危機の発生時にムンバイ証券取引所(現:ボンベイ証券取引所)の株価指数SENSEXは、ピーク時の半分以下まで下落しました。さらに2020年のコロナショック時にも20%以上下落しました。

インド株の2023年の見通しは?
インド株の2023年4〜6月期の実質GDPは1〜3月期(6.1%)に比べて伸びており、さらに前年同期比7.8%と高い水準であることから、2023年もインド株の見通しは明るいでしょう。また、2024年には総選挙が行われます。総選挙前年のSENSEXの相場については8回中6回も上昇しているため、株式市場の好調が続くと予測できます。ただし、インドは未だ経済情勢が安定していません。世界的に景気が悪化した場合は、インド株式市場の株価が大きく下落する可能性があるので注意してください。

インド株のデメリットは?
インド株ではADRを通さなければ個別株の取引ができません。国内の証券会社から取引を行う場合、インド現地の取引時間は適用されません。よって、ネガティブなニュースが発生すると、すぐに対処できない可能性があります。また、著しい経済成長によって大きなリターンを狙える反面、世界的に景気が悪化すると日本や米国以上に株価が下落する可能性もあるので注意が必要です。加えて、株価が上昇しても為替レートが円高方向に傾いた場合、資産価値が減少する点にも注意しましょう。

小栗健吾
自身のトレード経験を活かして、金融ジャンルを中心に累計1,000記事以上を執筆。得意ジャンルはFX・仮想通貨・株式投資、クレジットカード、税金、債務整理など。初心者にも理解しやすい記事の執筆をこころがけている。

■保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
■HP:WEBライター小栗健吾のポートフォリオ ■Twitter:@Oguri_Writer
自身のトレード経験を活かして、金融ジャンルを中心に累計1,000記事以上を執筆。得意ジャンルはFX・仮想通貨・株式投資、クレジットカード、税金、債務整理など。初心者にも理解しやすい記事の執筆をこころがけている。

■保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
■HP:WEBライター小栗健吾のポートフォリオ ■Twitter:@Oguri_Writer

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