異業種の人たちと密につながることで知識の幅が広がる

(写真=George Rudy/Shutterstock.com)

勉強会と読書会。目的は違いますが、どちらにも共通するメリットがあります。それは、異業種の知人ができること。

セミナーでも異業種の人と出会うチャンスはありますが、勉強会や読書会では、参加者同士が直接意見を交換し合うため、セミナーよりも密にコミュニケーションを取ることができます。気が合えば、知人から友人に発展するかもしれません。

学生時代、友人同士で勉強会を開いた経験がある人ならお分かりかと思いますが、共通の課題を取り組む友人が側にいることで、集中力を持続できます。一人では投げ出したくなるような難しい勉強もはかどりやすくなるのです。何より、異業種の知識を持つ知人、友人とともに学ぶことで、知識の幅が広がりやすくなるというメリットもあります。

共通の興味を持つ人同士が集まるから楽しみながら勉強ができる

(写真=PIXTA)

集中力のアップや知識の幅が広がる以外にも、勉強会や読書会の利点はあります。発表の準備や予習をする必要性があるため、次の開催までモチベーションを保つことができ、継続して学びやすくなるという点です。

日々の業務に追われていると、プライベートタイムに勉強や読書をすることが難しくなってきます。独学はもちろん、セミナーへの参加も、疲労やストレスを言い訳にしてサボりがちになり、資格獲得やスキルアップの目的を果たすことができなくなってしまいます。しかし、予習という明確な目的が生まれることで、もうひと頑張りがしやすくなるのです。

さらに、共通の興味を持つ仲間とのコミュニケーションの場でもある勉強会や読書会は、参加することが心の負担になりにくいというメリットもあります。疲れていても「今日の仕事はとても大変だったんですよ」などと言い合える人がいるだけで、気持ちが軽くなり、気分を切り替えて楽しく勉強に励むことができます。

そんな学習を円滑に進め、かつ「続けやすい仕組み」を自分の思い通りに作れることが、勉強会、読書会の最大のメリットです。

コミュニケーションを遠ざける風潮もある今、あえて人と人との距離を近づける勉強会や読書会は、社会人の新しい勉強の場として注目を浴びています。上手に活用して目的達成を目指しましょう。

文・浅水美保(フリーライター)

【こちらの記事もおすすめ】
目指せ年収アップ!OLのための「教育訓練給付金」活用術
副業よりも昇進した方が収入アップへの近道になる人の特徴3つ
就業形態はそのまま。働き方を変えずに収入アップする4つの方法
年収1,000万円女子に学ぶ有意義な自己投資3選
「楽しく稼ぐ」ポイントとは?副業で成功した女性に学ぼう