◆フェムケアが当たり前になる未来を目指して

店頭に並ぶMAPUTIシリーズ
店頭に並ぶMAPUTIシリーズ
――これからのフェムケア市場はどのように変化していくと考えていますか?

田中:私は5年、10年以内に、現在のドラッグストアでボディケアの棚の半分ほどのサイズでデリケートゾーン用ケアアイテムの棚が確立すると思います。

実際、アメリカではスーパーやドラッグストアなど、さまざまな店舗でシャンプーやコンディショナーと並んで、デリケートゾーンケア商品の棚があります。日本でもフェムケアアイテムが一般的な消耗品として認知され、お客様が自分に合った製品を選べる時代がくるのではないかと期待しています。

――今後、MAPUTIとしてチャレンジしたいことはありますか?

田中:もともとMAPUTIは、タガログ語で「白」を意味します。女性の深い悩みを「黒」とたとえ、それを「白」にしたいという思いから立ち上がりました。女性のお悩みを解決するため、今後は頭から足の先まで、幅を広げて商品をつくっていきたいです。また、今後は女性だけでなく、男性の悩みにも寄り添う『MAPUTI MEN』もできたらいいんじゃないかと考えています。

<取材・文/Honoka Yamasaki>

【Honoka Yamasaki】

ライター、ダンサー、purple millennium運営。
Instagram :@honoka_yamasaki