◆意外と身近なデリケートゾーンの悩み
――競合商品が増えているなか、どのように差別化を図ったのでしょうか?
田中:口コミのなかでも、8割の方が香りを高く評価してくださっています。弊社では商品を独自に開発し、調香師と一緒にオリジナルの香りをつくっています。女性だけでなく、老若男女に愛されるような香りになっている点は、一つの差別化ポイントだと思います。
――チームで話し合って開発まで進めていたのですか?
田中:開発当初は社員がいなかったので、私1人で企画からデザインまで担当していました。現在は営業や店頭のスタッフさんに、どのようなケアアイテムが流行っているのかを聞き、商品の開発を進めています。あとは、20代から40代の友人100人にもヒアリングしました。
――ヒアリングするなかで、デリケートゾーンに関する悩みもありましたか?
田中:100人を対象に「あなたの美容に関する悩みは何ですか?」という質問でアンケートを実施したことがあります。2016年の結果によると、1位のダイエットに続き、2位にはデリケートゾーンの黒ずみやニオイに関するお悩みが多くありました。当時、VIO脱毛が流行っていたこともあり、デリケートゾーンを気にする人が増えていたことが背景として挙げられます。
悩みが生まれるのは、解決できないからだと思うんです。特にデリケートゾーンケアに関しては、当時は調べてもあまり情報が出てこなかったので、自分で改善する策がなかったんですよね。それが調査の結果として現れていると実感しました。
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