◆②料理や食をテーマにした絵本を一緒に読み、実践した
息子の視力は、近いものにピントが合いにくいという状況でした。つまり、絵本の文字を捉えるために人よりも力が要るという感覚だったのでしょう。
目の矯正には時間と努力が必要だったため、焦らずに文字嫌いを克服していこうと考えました。そして私が選んだのは、食や料理に関連する絵本でした。
息子の大好きな食べ物やキャラクターが出てくる本を探して、まずは私が勝手に一人で読み始めました。
すると息子が、「ママ、読んで!」と言うようになり、次第に「一緒に読もう!」「同じように作ってみたい!」と変わっていったのです。時間はかかりましたが、息子を観察していると明らかに進歩を感じ、継続することに確信が持てるようになりました。
振り返ってみると、ただ読み聞かせをしなかったのが良かったのかもしれません。実際に料理につなげたことで、文字の世界がおいしい食事に変わる喜びを体験できたことが有意義でした。また、一般的に良いとされている読み聞かせは時として押し付けにもなりますから、注意が必要です。
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