ジャニーズはスタッフまで、“敵”とみなせば、かなり強気なで有名なのだ。

 2010年12月30日・2011年1月6日合併号と2011年1月13日号の「週刊文春」(文藝春秋)で掲載された「『アイドル帝国』を築いた男 ジャニー喜多川社長の『ルーツ』を追う!」では、前編が発売されると、ジャニーズ事務所本社に呼び出された記者が、役員や弁護士に取り囲まれ、当時の副社長でジャニー氏の実姉である故・藤島メリー氏から「私の納得いくまで説明しないと、徹夜してでもここを動かないし、帰らせない」と詰められたことを報じている。

 その傲慢さはSMAP解散騒動時にも「週刊文春」上で炸裂していたが、逆にそれを面と向かって報じられるのは限られたメディアだけだった。

「ある局のドラマ班がジャニタレ主演のドラマで、まだ無名のJr.でスピンオフを作れといわれたのでさすがに採算が取れないと拒否したら『じゃあ、本ドラマも降ります』といわれてしまい結局、上層部との手打ちがあってジャニーズに謝る羽目になったとか。また、ある人気ドラマの2を作りたかったテレビ局に対して、レギュラーキャストである他の事務所のタレントが気に入らず、ジャニーズ事務所の意向で結局ドラマがポシャったとか、そんな話はよく聞きましたよ」(テレビ制作会社関係者)