何もかも面倒くさいのは病気なのか?

ではこのように何もかも面倒くさいと思うようになるのは何か心の問題のような気がしますよね。

昔はやる気がない人に対して、「さぼってるだけだろう」「だらしないやつだ」だと勝手なことを言われていましたが、現代では心の病気として認められるようになってきました。

では、どのような病気なのか見ていきましょう。

回避性愛着障害

1つ目の病気として言われているのが「回避性愛着障害」です。
難しい名前の病気のような気がしますが、簡単に言うと愛着を回避するので、人に対して積極的に関わらないようにすることです。

基本的に一人でいるのが好きだという人もいますが、この病気の特徴は極端に人と交流するのを避ける、会うのを避けようとします。

人間と関わるなんて面倒くさい、人と会うなんてまっぴらだと思うのです。

人にあまり興味がない、人と関わるのをかなり嫌う方は回避性愛着障害の可能性もあります。

無気力症候群

2つ目の病気をして考えられるのが「無気力症候群」です。無気力が病気だなんて信じられないと思われるかもしれませんが、精神的な疾患なのです。

例えば、無気力症候群だと言われる前は仕事を一生懸命頑張っていた、主婦の場合は家事や育児に勤しんでいたという頑張り屋さんがこの病気になりやすいのです。

突然何もしたくない気分になり、それまで頑張って行ってきたことができなくなります。

例えば、無気力症候群になった主婦の方の家庭では掃除、洗濯、食事の支度などを家族で手分けをして行ったり、家族が手伝えない場合は、家政婦を雇ったり、自分の親や義理の両親に手伝ってもらっているケースもあります。

うつ病

3つ目の病気としてはうつ病が考えられます。うつ病は心の病気として一般的に広く知られるようになってきました。

しかし、一言でうつ病と言っても、うつ病は個人差が激しいためうつ病と診断されてもあまり症状がでない人やその日によってうつ病の症状が激しかったり、全く出なかったりするケースもあります。

気になるのが何もかも面倒くさいと思うことはうつ病なのかどうかです。
これは診断が難しいため自己判断をするのは危険です。できれば医療機関で診察を受けることをおすすめします。

ただ、1つ言えることはうつ病になると何もかも面倒くさいと思うようになり、特に好きだった趣味にも興味を示さなくなります。

何もかも面倒くさいと思うけれども自分の好きなことはできるという方はうつ病の心配は少ないですが、そうでない場合はうつ病が発症しているかもしれません。
また、眠れなくなったり、食欲が低下するなど身体的にも障害が出てしまいます。

うつ病になってしまうと病院でも治療も必要となる場合も多く、完治するまで時間がかかる人も少なくありません。

早めに病院へ行って治療を開始することが重要です。