◆大会の方向性を位置づけた、トップバッターの金属バットVSマシンガンズ
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――とくに印象に残った戦いはありましたか?
<第1戦の金属バットVSマシンガンズが、「THE SECOND」の方向性を位置付けたと感じました。
第1回大会の第1戦、これから続くであろう番組の記念すべきトップバッター、金属バット。やさぐれた風貌でラフな会話から始まり、ワクチンを話題に出すなど、地上波のテレビでは「ドキッ」とするような箇所がいくつかありました。M-1グランプリでは、まず見られないような漫才でした。(仮に彼らがM-1の決勝に行っていたら、それはそれでやっていたとは思いますが)
対戦相手のマシンガンズも、アドリブのような雰囲気から大会自体をイジり、エピソードトークの延長のような漫才をしました。これもM-1グランプリの決勝ではなかなか見られないスタイルの漫才です。
この時点で「この大会は今までと何か違うぞ!」と感じた方も多いのではないでしょうか?
「なんでもありなのか!?」と思わせた2組の対決が、次のスピードワゴンVS三四郎にも影響したと思われます。もし、第1戦目がギャロップVSテンダラーの正統派対決だった場合、三四郎の風向きも変わっていた可能性があったでしょう。
この第1戦、今大会だけでなく、今後数年の「THE SECOND」の行き先すら決めてしまったと、個人的には感じています。>