もう一度ジェームス・ブラウンから聴いた男

漫画『カマす!Tina無双』実力派ソウルシンガーとファンクマンガ家のILLな一喜一憂の画像3

――JAYさんを初めて知る方も多いかと思うので、どんなキャリアを築かれてきたかお聞きします。

JAY もともとヒップホップが好き! というわけではなく、若い頃は安室奈美恵とL’Arc-en-Cielしか聴いていなかったレベルなんですが、2000年以降に友達からヒップホップを布教され、そこでキングギドラと出会ったことがきっかけでハマるようになりました。大学卒業後は地方のメーカーに普通に就職したんですが2~3年後に諸事情でクビになり、リーマン・ショックの真っ只中に東京で再就職先を探していました。2010年くらいに、先ほどTinaさんが話されていたPanzoさんと出会い、Tシャツのイラストを描かせてもらったり、DJ KOCO a.k.a. SHIMOKITAさんのミックスCDのアートワークの依頼をいただいたり、その頃からマンガも描いていたので、クラブのフライヤー置き場に紛れ込ませたりしていました。