昨年の「ナイテナイデ feat. ¥ellow Bucks」に続き、ワーナーミュージックUK傘下のレーベル〈Parlophone〉と契約を結んだばかりのフィメール・ラッパー、MFSをフィーチャーした「Deja’ve」をリリースしたTina。世代を超えた共演はすでに巷で話題となっているが、一部のファンク/ソウルファンの間で過熱しているのが、同作のプロモーションツールの一環になっている「カマす!Tina無双」なる4コママンガだ。そのドープな画力とオチを担当するのは、ファンク/ソウルを題材にするマンガ家のファッキンJAY。ここではそんな2人のイルでインテリジェンスな対談をカマしてもらうことにした。

――まず、「Deja’ve feat. MFS」制作の経緯から教えてください。

Tina 前作「ナイテナイデ」をリリースしたときには出来上がっていた曲なんですね。仮歌に「待ってとかナシ!ルールはアタシ!」という歌詞があったんですけど、「自分の人生の主役は自分」をテーマに、自分以外の誰かの人生のワンシーンとも重なるようなシチュエーションの物語を描くイメージで書きました。曲が完成したときは私ひとりのみの楽曲だったのですが、ラッパーの方に参加していただき、私とは違う視点から世界観がプラスされることによって、よりシチュエーションの情景が膨らむと思って。楽曲の内容的に男性よりも女性のイメージが強かったので、MFSさんの凛としたスタイルがピッタリだなと思い、お声がけした形です。タフで強い女性像と、その裏側にあるチャーミングさも表現できたらと思っていたので、そこもMFSさんのイメージと重なって。