「小売り」業界出身のFPがいたっていい
グループを挙げての証券事業を成功させるため、昨年から準備も始めています。
「当社にファイナンシャル・プランナーが300名近くいるのですが、有志に集まってもらって、信頼できるファイナンシャル・プランナーから特別な教育をしていただきました。お客様に向けた初心者向けのセミナー、グループでお金の相談に乗る、そういった人材の育成を目指しています」
発表の中では、現在の金融を取り巻く世界について、異業種から見たときの違和感や、素朴な疑問も語られていました。
「投資、運用のサービスは、富裕層といったお金持ちと、お金を持っている高齢者に集中していて、まだ若いのでそれほどお金を持っていないという人たちが取り残されている。私たちの視点からは、そう見えるところがあります」
異業種目線のこんな発言も、そういえばそうだなと感じました。
「金融出身のファイナンシャル・プランナーとはちょっと違う、小売出身のファイナンシャル・プランナー、お客様に寄り添うようなより親しみが持てるファイナンシャル・プランナー、素人っぽいファイナンシャル・プランナーという役割も必要なのではないでしょうか」
服に多種多様なデザインやサイズがあるように、金融のサービスも、その人にぴったり合うものがあると楽しいですね。
サービス内容は徐々に明らかに
マルイが大好きなおしゃれな若者たちが、マルイのカードで資産運用を始めるなんて、バブル時代には思いもよらなかったことでしょう。
サービスは「2018年夏開始」とのことで、新会社の名前も含めて発表待ちの状態がしばらく続きます。この試み、どんな風に展開していくのか、目が離せません。
文・阿部祐子/DAILY ANDS
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