3つ目の漢字は「熟」です!
「熟」は「じゅく」ですね!
それ以外の読み方を知っていますか?
早速ヒントを見てみましょう。
「熟」の読み方のヒントは?
1.「熟」をひらがなにすると4文字になります。
2.「熟々」「熟〻」と書いても正解です!
3.「熟とじっくり考えた末、僕は転職を決めた」のように使います。
4.『巨勢山の〇〇〇〇椿〇〇〇〇に見つつ偲はな巨勢の春野を』万葉集
正解は…
正解は「つらつら」でした!
「熟々」「連々」と書いても正解です。
念入りに見たり考えたりするさま。物さびしく、深く感じ、物思いに沈むさまをいいます。
「つくづく」とも読みますが、意味は同様です。
「つらつら」を誤解していませんか?
「熟(つらつら)」と同様のイメージの言葉として、「気の向くまま」「とりとめもない」「思いつくまま」「何となく」を思い浮かべませんか?
しかし、「熟考」という意味合いの表現ですから、むしろ逆なのです!
この間違いは、退屈で手持ち無沙汰な様子をあらわす「つれづれ」に響きが似ているからだと考えられています。
また、「熟(つらつら)」を「連々」と書く場合は、本来の「熟考」に滑らかさや流れるようなさまが加わります。
例:彼女は熟(つらつら)と演説を続けた。涙が頬を熟(つらつら)と流れている。
4つ目の漢字は「優曇華」です!
「優曇華」を何と読みますか?
優しい、曇り、華、不思議な組み合わせの言葉ですね。
いったいどんな華なのでしょう?
「優曇華」の読み方のヒントは?
1.「優曇華」をひらがなにすると4文字になります。
2.「優曇華」には4つの意味があります。
3.『その間に見える白い地肌から、優曇華の様に生えている、』江戸川乱歩「パノラマ島綺譚」より引用
正解は…
正解は…
「うどんげ」でした!
では、4つの意味を解説しましょう。
ひとつ目の意味は3千年に一度だけ咲くという想像上の花。
仏教では正式名称を「優曇波羅華」といい、語源はサンスクリット語の「ウドンバラ」。開花とともに金輪王が現世に出現すると考えられています。
2つ目は極めて稀なことのたとえ。
仏教では3千年に一度しか咲かない華なので、非常に稀なこと、特に喜ばしいことにたとえられます。
3つ目はクサカゲロウの卵。
クサカゲロウは、お腹から葉面に一滴の液を落とし、お腹を持ち上げると液が糸状に伸びて固まり、その先端に産卵します。まるで卵が空中に浮いているように見えます。
4つ目は植物。
クワ科イチジク属フサナリイチジク、バショウの花、マメ科トビカズラ属など。
「優曇華」は漢字の通り、不思議で良いイメージなんですね!