長旅の前の買い出しに

いくつかのトラブルも重なり、予定よりもかなり遅れての出発となりましたが、まずは途中のショッピングモールで昼食と食品や必要な品の買い出しをすることに。

大型のショッピングモールは、日本のと同じような感じですが、野菜や果物がとにかく豊富。価格は全体的に日本よりも若干高めに感じました。

飲食店はあまり魅力的なものが無かったので、中華料理的なお店でチャーハン的なものを食べました。価格は約1,500円くらい。美味しかったです。

西オーストラリアで長距離ドライブする際の注意点として、ガソリンスタンドと食料品(特に水など)を必ず確保できるように事前にある程度、場所をチェックしておく必要があります。

なぜなら、カーナビが普通に「この先420km道なりです」などと言うことがあり、砂漠の真ん中でガス欠になってしまう危険性があるからです。

郊外のガソリンスタンドはほぼほぼ、コンビニや飲食店が併設されていますので、とりあえず給油ポイントだけは押さえておくことをお勧めします。

ひたすら走る旅の始まり

バンクシアにはいろいろな種類があって、あちこちで見られます

パースの街を抜けると牧場風景とバンクシアの茂る並木道が交互に現れます。

約2時間ほどで最初の目的地、ワディ・ブッシュ・リゾートに到着。

ここは佐賀天文協会が昔からよく利用していた宿泊施設で、周りには建物が全く無く、夜は本当に真っ暗なので、溜息が出るほど星がよく見えます。

広大な土地に宿泊棟が点在していて、大きなホールやプールなどもありますが、現在は一般には貸し出していません。昔からの付き合いで今回特別に貸していただきました。

撮影:野田尚之氏

夜、早速Youtuberの方々がスターリンクを使ってライブ配信を行っていました。

その様子は天リフVideo/ゲリラライブ配信・南半球初ライブからご覧いただけます。

翌日は朝早く約600km先のウーラメルに向けて出発です。

西オーストラリアドライブ事情

郊外の道は信号が全く無い直線道路で制限速度は110km。日本と同じkm表示で左側通行なので、ペーパードライバーの方でも運転しやすいと思います。ただし、スピード違反はとても厳しいそうなので注意しましょう。

また、シドニー在住の友人やレンタカー屋のおばさんにも口を揃えて言われたのが、「カンガルーやワラビーが飛び出して来ても躊躇せず、そのまま行け!」とのこと。

特にカンガルーは大きいので、焦ってハンドルを切ったりするとかえって大事故につながるそうです。道中、可哀想な姿もちょくちょく見かけました。(T_T)

OVER SIZEの恐怖

長距離を走行中に出会うのが「OVER SIZE」という黄色い看板を付けた車。

対向車線にこの車が走ってきたら、すぐに路肩に避けないといけません。

最初、交通整理のおじさんが近づいて来て「これから大きい車が通るから避けて」と言われ、『ふーん』と思って待ってたら、どひゃー!というほどでっかい物を積んだトラックが走ってくるではありませんか!!!

「OVER SIZE」の看板を付けた先導車は1台のこともありましたが、2台、3台来ることもあり、それだけでっかいのが来るよ〜!という意味らしいです。

撮影:野田尚之氏