ラーム・チャランだけではない、
南インドのしかめっ面クイーン・サマンタにとっても転換点!!
同作はラーム・チャランにとっての分岐作といわれる一方で、実はヒロインを演じたサマンタことサマンサ・ルス・プラブにとっても分岐作といえる作品といえる。
チッティが恋をする村娘ラーマラクシュミを演じているサマンタ。彼女といえば、日本ではラージャマウリ監督作『マッキー』(12)の印象が強いだろう。あるいはインド映画通であるなら、ヴィジャイ主演の『マジック』(17)や『カッティ』(14)のイメージがあるかもしれない。
アイドル的ヒロインの立ち位置の作品が多かったサマンタだが、今作を境に演技派俳優としても知られるようになった。
それに加え、南インドの伝説的女優をジャーナリストの視点から描いた伝記映画『伝説の女優 サーヴィトリ』のジャーナリスト役や、カンナダ語映画『危険なUターン』(16)のテルグリメイク版の主役を演じたことも重なり、18年という年はサマンタにとっても分岐点となったに違いないだろう。
【こちらの記事も読まれています】