『マガディーラ 勇者転生』(2009)に続き、『RRR』(22)の大ヒットによって、日本でも圧倒的な知名度を得たインド人俳優ラーム・チャラン。彼が、役者人生の転換点ともいう重要作『ランガスタラム』が、7月14日より公開となった。

 ちなみに同作は、テルグ語映画で初めて世界興収20億ルピーを記録した作品としても知られている。

 タイトルにもなっているアーンドラ・プラデーシュ州ゴーダーヴァリ川沿岸の田園地帯にある「ランガスタラム」という村を舞台とした物語。プレジデントといわれる独裁的な村長が支配している村で、異議を唱えた者は容赦なく抹殺されることから、村民はプレジデントに従うしかないという支配構造が出来上がっている、いわゆる「村」系作品だ。