味自体は悪くないけども…松屋が挑戦したペルー料理の根本的な間違い

松屋のロモサルタードは根本的に間違っている! ロモは牛だから!の画像4

──そんなふうに日本でも注目を集めるようになったペルー料理に、松屋が挑戦したことについてはどう思っていますか?

サク:いや、まあ……どんなもんかと。

──牛丼屋がペルーの味をわかってんのかと。

サク:ハハハ。メニュー名が”松屋風”ロモサルタードでしたよね? 

──そうです。まず、ロモサルタードってどんな料理なんですか?

サク:ロモって牛ヒレ肉のことで、サルタードは炒めるという意味なので、直訳すると“牛ヒレ炒め”なんですよね。だからポークを使ってる時点で……言葉の意味を理解してない。そもそも牛肉って現地では高価で、庶民が気軽に食べられるものじゃないんです。いわばごちそう的な感じ。家庭では牛じゃなくて、チキンを代用したポヨ・サルタードもあります。コスト的な問題があるなら、最悪チキンを使って欲しかったですね。