合格者の出身学校別では、国立大学が1292人(63.7%)、公立大学86人(4.2%)、私立大学634人(31.3%)、その他外国の大学等15人(0.7%)となっている。また、合格者の出身学校数は、全体で170校(22年度159校)だった。
出身学校別で顕著な傾向が見られるのが、国立大学出身の合格者に占める割合の低下だ。国立大学出身者の合格者数は横ばいにあるが、合格者に占める割合は16年度には72.4%だったが、23年度には63.7%にまで低下している。(グラフ3)
中でも、キャリア官僚の代名詞とも言える東京大学出身の合格者が初めて200人を割り込み、193人となった。言うまでもないが、これは東京大学出身者の合格率が下がったためではなく、公務員離れで申込者が減少したためだ。
合格者の出身校別では、1位の東京大学、2位の京都大学、3位の北海道大学、4位の早稲田大学までは22年度の順位から変動はない。合格者数は、京都大学118人、北海道大学97人、早稲田大学96人となっている。
【こちらの記事も読まれています】