合格者数の内訳では、大学院卒業者の申込者は1486人、合格者数は667人、大学卒業者の申込者数1万2886人、合格者数 は1360人だった。
一定数の新入職員を確保する必要があるため、合格者数は減少していない。このため、合格倍率が年々低下している。優秀な人材が公務員離れを起こしていることで、「国家公務員、特にキャリア官僚の質が低下している」との指摘も聞かれる。
大学生の公務員離れが続く中で、女性の合格者数の増加が続いている。申込者数は5917人と前年度比23年度399人(6.3%)減少したものの、合格者数は同110人(19.2%)増加し683人と過去最高を更新した。
女性申込者は15年度には全体の32.9%だったが、21年度には40.3%と40%台に上昇した。合格者に占める女性の割合も、15年度には22.9%だったが、21年度には30.6%と30%台に上昇、合格者数の割合は3年連続で3割を超えた。女性の合格者は大学院卒者が234人、大学卒業者が449人だった。(グラフ2)
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