椿は本当に長寿なのか
さすがに大椿のような極端な長寿の樹木はないにしても、椿は実際に寿命が長く日本では育てやすいと言われています。なんと樹齢1000年の椿もあるそうです。
また、常緑樹なので冬も葉の色が変わらず、早咲きの椿は冬に花を咲かせます。花も大きく特徴があるので、冬でもたくましく生きる花木として、長寿のイメージにぴったりと言えるでしょう。
高齢の家族がいる方は、節目の年でなくてもこのエピソードをもとに「椿寿」を祝うと喜んでもらえるのではないでしょうか。もちろん読み方もお忘れなく!
難読漢字、3問目は「丙午」!
「丙午」の読み方をご存じですか?
「丙」は「へい」という読み方があり「午」は「午前」「午後」で使う文字ですが「へいご」ではありません。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「丙午」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ひ○○○○」の5文字
- 訓読みです
- 干支の一つです
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「丙午」の読み方、正解は・・・
正解は
「ひのえうま」
です!
「丙」は「十干(じっかん)」と呼ばれるものの3番目で「ひのえ」と読みます。「午」は「十二支(じゅうにし)」の7番目で「うま」と読みます。この十干と十二支を組み合わせた60を周期とするものを「干支(えと)」と呼んでいます。自分が生まれた年の干支は60年すると巡ってくるため、60歳を「還暦」と呼びます。
「丙午」は干支の組み合わせの43番目にあたります。
「丙午」の迷信
「丙午年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信が江戸時代から受け継がれており、前回の丙午年だった1966年はなんと出生率が前年比25%も下がったそうです。出生率のグラフでも一目でわかるくらいです。まだ少子化ではなかった日本において、どれだけその迷信が根強かったのかわかりますね。
そんな迷信が広まったのは、恋人に会いたい一心で放火事件を起こしたことで有名な「八百屋お七」が生まれたのが丙午年だったから、と言われていますが、実際にその生まれだったかどうかは諸説あるそうです。根拠が薄いのに広く伝わった結果が出生率に影響するとは驚きですね。
次回の丙午年は2026年。さすがにこの迷信からは逃れられていると信じつつ「丙午」の読み方は覚えておいてくださいね。
さて、難読漢字3問、いかがでしたか?
過去にあったもの、縁起のいいもの悪いと言われたものなど、様々な難読漢字を紹介しました。
全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。