今日の難読漢字は
「工廠」
「椿寿」
「丙午」
の3問です!あなたは正しく読めますか?
難読漢字、1問目は「工廠」!
「工廠」の読み方をご存じですか?
「廠」という文字は「隠蔽」などで使う「蔽」という文字に似ていますが「こうぺい」と読むのは間違いです。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「工廠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「こう○○○」の5文字
- 音読みです
- 現在は日本で見かけることのない施設です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「工廠」の読み方、正解は・・・
正解は
「こうしょう」
です!
「工」という字は「ものをつくる」という意味があり、「廠」という字は「工場」や「うまや」という意味があります。「工廠」には単純に「工場」という意味もありますが、多くは「軍工廠」つまり兵器や弾薬などを製造する軍隊直属の軍需工場のことをさしていました。日本では戦後に無くなりましたが、海外では軍所属の港や造船所として残っているところもあります。
「工廠」の現在
日本にもかつては各地に工廠がありましたが、前述した通り戦後にすべてなくなりました。ただ、軍需工場としての機能を生かして今でも製造業の工場や在日米軍の軍事施設として使われているところが多いですが、田地に戻され、学校の仮校舎として使われた沼津海軍工廠のような例もあるそうです。
今では見ることのない施設ですが、この機会に是非「工廠」の読み方を覚えてくださいね。
難読漢字、2問目は「椿寿」!
「椿寿」の読み方をご存じですか?
「喜寿」や「米寿」など、長寿のお祝いに使われる言葉に似ていますが、いったい何と読むのでしょうか?
「椿寿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○じゅ」の4文字
- 音読みです
- 中国の伝承からきた言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「椿寿」の読み方、正解は・・・
正解は
「ちんじゅ」
です!
「上古大椿なるもの有り、八千歳を以て春と為し、八千歳を以て秋と為す」
(「荘子」内篇・逍遥遊より)
紀元前中国の思想家荘子の著書「荘子」には、上古時代(大昔)の「大椿(だいちん)」という木は1つの季節が人間の8000年に当たるほど長寿だったと記述されています。後世になってここから「椿寿」という言葉が生まれ、長寿の象徴とされたそうです。