「休日に一緒にお散歩したい」
「カフェで一緒にお茶してみたい」
……最近は特にSNS上にアップされるペットとの素敵な投稿への憧れから、ペットを飼いたいと思う人も多いのではないでしょうか。

いま筆者はメスのトイプードルを飼っています。実は長い間、犬を飼いたいと思いながらも、なかなか決断できずにいました。その理由は、家族となる愛犬の一生を、責任を持って育てていくことができるかどうかが気がかりだったからです。

ようやく決心ができ、トイレや散歩などの基本的なトレーニングを受け、愛犬が生後6ヵ月の時に家族の一員に迎え入れました。その日からもう7年が経とうとしています。

生き物を飼うということは、その子の命を預かること。毎日食事を与えるだけではなく飼う前には予想もしないお世話やお金も時間もかかります。

また、ペットとはスキンシップでのコミュニケーションは取れますが、会話ができません。そのため、愛犬の性格や特徴を理解しておかないと、飼い主は悩みを抱えてしまうこともあります。

筆者の場合はすでに基本的なトレーニングができているペットを迎えたので、安心して飼えると思っていました。しかし実際のところ……そう簡単なものではなかったのです。

「急にごはんを食べない!」食事のストレス

(写真=Ekaterina Markelova/Shutterstock.com)

私が一番困ったのは食事でした。規則正しくペットフードを与えていたのですが、ある日、急に食べなくなったのです。

数日間食べない日が続き、とても心配しました。今だからわかるのですが、幼犬から成犬になるにつれて、嗜好が変わったからだったようです。

我が家の愛犬は、いまだに決まった時間には食事を食べません。気が向いたときや夜中に食べたりしているので、ドックフードを食器に入れっぱなしにして置いています。

これは、しつけの面では良くないことなのかもしれません。それでも、こういった性格なのだと思うことで、筆者はとても気が楽になりました。

たとえば、しつけの本に書いてある通りに飼わなくてはならないと思っても、なかなかその通りにはいきません。そうなると、飼い主には大きなストレスが溜まるもの。その飼い主のストレスをペットは敏感に感じ取り、さらに悪循環になっていくのでケースバイケースで対応することが大切です。

カットやトリミングは自力で解決!?

また、他にも困ったクセがありました。我が家の愛犬はカットやトリミングが嫌いなようで、ペットサロンから帰ってくると、落ち込んだようにゲージに閉じこもって、何時間も出てこなくなるのです。

これまでの7年間、ペットサロンをいくつか変えてみたのですが、同じことの繰り返しでした。トイプードルは、定期的なカットやトリミングが必要です。そこで私は、カットの練習をし、だんだん慣れてくるうちに全身のカットもできるようになりペットサロンに行く必要がなくなりました。

犬が安心して身を任せてくれるため、ストレスを軽減させてあげられていると感じています。