ヨガはアメリカのイメージが強いですよね。
ただ、ヨガの始まりはインドってご存知でしたか?
この記事では古代ヨガから現代ヨガにいたるまでのヨガの発祥と歴史について解説していきます。
ヨガの発祥地はインド!古代ヨガの発祥と歴史
ヨガ5000年の歴史とも言われていますが、ヨガが誕生したのは紀元前2500年、今から4000年以上もの昔のインド。
発掘された当時の遺跡に瞑想をしている人物が描かれていたことから、ヨガが行われていたのではないかとされています。
よりはっきりとヨガが確立したのは、西暦200~400年頃に最古のヨガの専門書『ヨガ・スートラ』にまとめられてからです。
『ヨガ・スートラ』ですが、瞑想の方法について記載されているだけでポーズは存在しません。
ヨガにポーズがとりこまれるようになったのは、『ヨガ・スートラ』ができてから1000年後。
12世紀にそれまで主流であった瞑想と坐法に加えて、ポーズと呼吸法で構成されたハタ・ヨガが生まれます。
このハタヨガが現在の世界中に広がっているヨガの原型といえ、呼吸とポーズを組み合わせることで意識とカラダを一体化させるというものでした。
ただ、当時のヨガは修行者など一部の人たちが行うもので、インドの一般的な人々もポーズを行うようになるのは20世紀の現代ヨガが普及してからです。
女性ヨガの発祥は100年前?近代ヨガの発祥と歴史
現代ヨガの発祥は1930年代のインド。
現代ヨガの父と呼ばれるクリシュナ・マチャリア氏がハタヨガと西洋の体操を組み合わせた新しいハタヨガを確立したのが始まりです。
女性がヨガをするようになったのもこの時です。
現代ヨガの母と呼ばれるインドラ・デヴィ氏というロシア女性がクリシュナ・マチャリアからヨガを学んだのがきっかけ。
最初にインドラ氏がクリシュナ氏からヨガを教えてもらおうとすると女性はダメと断れますが、なんとインドのマイソール地方の王様に掛けあって仲介してもらうことでなんとか教えてもらいます。
その後、1948年に彼女はハリウッドでヨガ教室を開いたことで、女性もヨガを行うようになったのです。
マリリン・モンローなどハリウッドスターたちに教えたことで、セレブたちがプロ―モーション維持のために生活にとりいれ、アメリカでもヨガが知られるようになってきます。
世界的に有名なビートルズもヨガにハマり、インドのヨガ聖地リシュケシュに留学するなど、ヨガの認知度がアメリカで広がっていきました。
そして、1980年代のアメリカで空前のフィットネスブームが起こると、フィットネスとヨガが合体して一気にヨガが世界規模で普及します。
最近でもヨガの効果が科学的に実証されたことで、ヨガ人口が増え続けてきています。