用賀の語源はヨガ?日本のヨガ歴史
ヨガが初めて日本でおこなわれるようになったのは平安時代。
日本は当時の先進国であった中国に留学生を派遣し、学問などを学ばせていました。
その留学生が持ち帰ってきたものの一つである「瑜伽(ヨガ)」が修行法の一つとしてヨガが伝わてきたことが日本におけるヨガの発祥です。
世田谷区の用賀の語源はヨガからきているというように、瑜伽は仏教と関わりながら普及していたようです。
鎌倉時代の初期に勢田郷にユガ(梵語)の道場が開設されて、後にこの地が真福寺の所有する所となったことから、このユガがヨーガになったのではないかと言われている。
―出典:世田谷区公式サイト
ただ、当時の瑜伽はポーズがと入れられる前のヨガで瞑想が中心でした。
今のようにポーズを取るヨガが日本で広まるのは1900年代になってから。
1919年に中村天風の「心身統一法」としてヨガを紹介したことにはじまります。
中村天風はもともと結核を治すために世界を旅していたのですが、ヨガを学んだことで病を克服してしたことに感動して日本でも健康にフォーカスしたヨガを広めようとします。
彼の努力もありヨガに関する古典が日本語に翻訳され、カルチャーセンターなどでヨガ教室が開かれるようになり、ヨガが日本でも少しずつ行われるように。
その後、地下鉄サリン事件から日本ではヨガが一度衰退しますが、ハリウッドセレブを中心とした世界的なヨガブームが日本に伝わっきたことで女性の間で再び爆発的なブームがおきます。
そして、日本におけるヨガの牽引者であるケンハクラマ氏、綿本彰氏によってヨガイベント「ヨガフェスタ」が2004年に開催されてヨガの普及が加速していきます。
2010年にはヨガ人口が100万人以上となり、エアロヨガやアロマヨガなど様々な流派のヨガが普及してきます。
更に、ヨガは日本のスポーツ界でも流行しはじめています。
2014年のブラジルワールドカップに優勝したドイツ代表が練習にヨガを取り入れていたことから、長友佑都選手がヨガ友と称して、チームメイトとヨガに取り組むなどトレーニングの一貫としてヨガが注目されるようになりました。
現代ヨガの歴史はこれから
ヨガの歴史は5000年もあり、時代をこえて私たちの心と身体をケアしてくれるヨガ。
日本は古くからヨガを取り込んでいました。
時代の状況に合わせてヨガの形は変化しています。
現代ヨガの歴史は発祥からまだ100年も経過していません。
特に日本はヨガが流行し始めたのはここ10年程度。
世界的の流れに合わせてこれからもヨガ人口が増えてくることは間違いないでしょう。
提供・yoganess
【こちらの記事も読まれています】
>ヨガをはじめる時、最初に行う「アパジャバ(呼吸の観察)」とは何か?
>疲れを感じている人に…肝臓に良いヨガポーズとは?おすすめポーズ3選
>ヨガを20年以上続けて感じる恩恵ベスト5|長く続けるメリットとは
>スキンケア、あなたに合ったお肌に良い食事とは?診断付きで詳しく解説
>タオルだけでできるおすすめストレッチ8選