◆最大の難関、衣類問題

 1年に数回は見なおしているのに、いつの間にか増えてしまうのが衣類。クローゼットや押し入れにはもう入らない、となると発生するのが脱ぎっぱなし、掛けっぱなし。せっかくクリアにした「景色」を壊さないために、4つの方法を本書から抜粋します。

①日々「動く衣類」の動線を短くする

 洗濯動線である脱ぐ→洗濯機→干す→取り込む→たたむ→定位置→着る、という毎日の工程をスムーズにするために、洗濯場所と保管場所である定位置の動線を短くする仕組みをつくります。

②家族ごとに衣類を分けない

 家族の物は各個人の部屋にしまう、という固定観念を捨ててみましょう。例えば毎日洗濯するような部屋着や下着類は洗濯動線上にまとめて収納すると衣類を戻すのが楽になるので散らかりづらくなります。

③動かない衣類は埋める

 シーズンオフの服や、礼服などの行事用の服はあまり動かない衣類です。ほぼ動かない衣類は、各自の部屋にある収納の奥や物置部屋に埋めてしまっていいのです。

④洗濯問題に着目する

 人は習慣でできていますから、「たたむ→しまう」この習慣が日々の暮らしでハードルになるのであれば、たたまずに掛ける収納に変更したりボックスの中にポイポイと放り込むだけの「ポイポイ収納」に変更するなど、日々の洗濯した衣類が部屋にたまらない工夫を考えてみましょう。