◆「捨てる」という思い込みを捨てる
「物を寄せて部屋の景色を変える→寄せた物を埋(う)める」。たったこれだけが捨てない片づけの極意だと本書。「寄せる」というのは理解できますが、「埋める」となるとピンとこないかもしれません。
「埋める」というのは「収納の奥や物置スペースなど、見えない場所に移動させるという意味です」。つまり「捨てられないのならよけいな物を寄せて、埋めればいい」という結論になります。
これだけだとイメージがつかみにくいですよね。次に「寄せて埋める」ための仕組みを5つ、順番に本書から抜粋してみましょう。
①部屋のコンセプトを決める
漠然と片づけるのではなく、「どんな暮らしをしたいのか」というビジョンをはっきりさせましょう。目標を明確にするのが成功への近道です。
②物を寄せて更地にする
とりあえず物を一旦どこかに寄せて「更地」を作ります。物がなくなって床が見えると、部屋の「景色」が変わります。
③景色を変える
物だらけの部屋から物がなくなり、「更地」という新鮮な「景色」が現れると、不思議と夢が広がってくるのです。何もない部屋やスペースが、ワクワク感を呼び戻すのです。
④仕組みを考えて収納する
新しい「景色」を作り出すために、ゼロから発想しましょう。ここで①の「部屋のコンセプト」のビジョンが生きてきます。
⑤寄せた物を埋める
最後に「寄せた物」の場所を決めていきます。「その場所がないから片づかないのじゃないか」というツッコミも、いくつかの工夫でクリアできるのです。
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