◆忘れられた王女
深沢:トッケオンジュは韓国でもその存在はほとんど知られていなかったのですが、2016年に「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」という映画が流行して、ブームがおきました。トッケオンジュを「愛の不時着」のソン・イェジンさん、李方子さんを戸田菜穂さんが演じているんですよ。
――日本でもかつては、夏になると戦争をテーマにしたドラマや映画が公開されて、歴史を知るきっかけになっていたと思うのですが、最近はあまり見なくなりましたね。韓国ではいかがでしょうか?
深沢:韓国でも若い人はあまり歴史に興味がないかもしれません。でも、近現代史は学校でしっかり習いますし、エンタテインメントの世界でくり返し描かれるので、一定の知識はあると感じます。
深沢:最近ヒットしたものだと、植民地時代の映画『マルモイ』が記憶に新しいですね。ごく最近では、安重根を主人公とした映画『英雄』があります。
【こちらの記事も読まれています】