皆さまこんにちは、秋田ご当地ライターのAyaka♡です* 秋田の方言は濁音や独特のイントネーションがあり、なまっていると有名ですよね。今回はそんな秋田の方言について秋田県出身の筆者が徹底解説いたします◎難解な秋田の方言を皆さんはどの程度理解できるでしょうか?是非最後までチェックしてみてくださいね♪
皆さまこんにちは、秋田ご当地ライターのAyaka♡です。
特徴的なご当地の方言は色々ありますが、秋田の方言は濁音や独特のイントネーションで変わっていると有名!
標準語と比べるとかなり聞き取りづらいですが、その独特さがかえって新鮮に聞こえ「かわいい」「面白い」と、県外の人からは人気もあるんです◎
今回はそんな秋田弁について秋田県出身の筆者がたっぷり解説させていただきます。
是非最後までチェックしてみてくださいね。
秋田弁の特徴は?
「秋田ふるさと検定」を運営する秋田商工会議所によると、秋田弁と一口に言っても鹿角方言、県北方言、中央方言、県南方言、由利方言の5つの地域で分けられているそう◎
そのため同じ秋田県内の人同士でも、会話が通じないことがあります。
そして、秋田の方言の特徴は、大きく分けて3つあります。
濁点が多い
秋田弁は言葉に濁点がつくことが非常に多いです。
例えば、「か行」と「た行」には非常に高い可能性で濁点が付きます。
地方に住む高齢者の方は濁点に加えて早口で大声で話すため、知らない人が聞くと怒っているように聞こえることもあるそう。
しかし、会話を聞いていると濁点だらけで、何となく面白い気がしてきます。
イントネーションが面白い秋田弁は文字で見るよりも、実際に聞くとより面白い言葉だと感じます。
例えて表現すると、3文字の単語を発音する時に2文字目の音を高く発音するなどです。
また、母音の発音も特徴的で「し」と「す」、「い」と「え」、「ち」と「つ」などは秋田弁でほぼ同じ発音で話されているため区別がとても難しいです。
そのため、県外の人が聞くと「寿司(すし)」「獅子(しし)」「煤(すす)」は全部同じ言葉を話しているように聞こえてしまうんだとか*
イントネーションや発音の違いは文字だけでは表現できないため、ぜひ実際に秋田でリアルな秋田弁を聞いてみてください♡
単語や言葉が短縮されている言葉が短縮されるのは秋田だけではなく、東北の近隣県の多くに共通している方言の特徴でもあります。
これは豪雪地帯で冬場の寒い時に、雪や吹雪の中でも、あまり口を開けずに会話ができるように言葉が短縮されたんだそう◎
秋田弁を聞くと外国の言葉みたいで、何を話しているか全くわからない…
と最初は思うかも知れませんが、基本的な単語はそんなに標準語と変わりがないと思います。
助詞や助動詞、イントネーションが耳慣れないため違和感がありますが、慣れてくると意味も分かり可愛らしく感じます♡
“ね”だけで会話が成立する!?
先程秋田弁の特徴でも話しましたが、秋田弁では言葉が短縮され話されることがしばしばあります。
代表的なのが、“ね”だけで会話が成立してしまうというもの!
「ねねばねのにねれねねー」
これはどんな意味か分かりますか?
まるで呪文のように聞こえますがちゃんとした文章を話しているんです。
直訳すると「寝なければならないのに寝れないね」と言っています◎
“ね”という1文字に秋田弁では『寝る』、『〜しなくてはならない』、『〜しない』の3つの意味がある上、
標準語と同じ『〜ですよね』の意味で 語尾に『ね』が加わってこんな文章が生まれてしまいました。
「食べれ」「来い」「かゆい」は全部”け”
“ね”だけで会話できる秋田弁と同じく有名な例として、複数の意味を持つ”け”があります。
秋田弁では「食べれ」「来い」「かゆい」はすべて”け”で表すことができるんです!
文章で例えると下のようになります。
- 「座ってけ」意味:座って食べれ
- 「こっちゃけ」意味:こっちに来い
- 「背中け」意味:背中がかゆい
同じ”け”でも、普段の生活の中で絶妙に使い分けているんですね*