京都府亀岡市にある湯の花温泉は、京都・大阪・神戸といった都市から比較的近く、気軽に訪ねてリフレッシュできる人気の温泉地です。郊外に数軒の宿が点在していますが、今回はその中から「おもてなしの宿 渓山閣」をご紹介します。

亀岡市の湯の花温泉にある「おもてなしの宿 渓山閣」

おもてなしの宿 渓山閣(けいざんかく)は、京都府亀岡市にある温泉宿です。戦国時代の武将も傷をいやしたとされる湯の花温泉に立地し、大浴場では単純弱放射能泉の湯が楽しめます。

3つの建物からなる比較的大きな宿で、部屋のタイプも色々と選べるのが特徴です。また、地元素材を使った料理の美味しさには定評があり、宿泊者の口コミやプロの評価も高いです。

チェックインして館内で過ごそう

エントランス

宿に到着すると、このような木製の門が見えます。緑の多い周囲の景観に溶け込んでおり、温泉宿らしさも感じられます。こちらをくぐって玄関へ向かいます。

玄関へと向かう風情ある通路。向かって右手が階段、左側がスロープとなっている。

建物へと続く通路には小さな川が流れ、周囲には樹木や植物が植えられています。季節の花も咲いており、落ち着いた和風の雰囲気が漂っています。

ロビー・売店

日本庭園が見えるロビー。こちらには記念撮影スポットもある。

玄関を入ると、フロントと広いロビーがあります。こちらからは、緑が美しい日本庭園が見られます。砂利や岩を配した枯山水風の庭園になっているので、京都らしさが感じられるでしょう。

このロビーのすぐそばには、売店があります。地元亀岡や京都の銘菓、地酒、雑貨などが色々と販売されており、お土産選びが楽しいです。京都丹波エリア特産の黒豆を使った商品もあるので、食事の前後などに立ち寄ってみてください。

客室

客室は、スタンダードな和室から、内露天風呂付客室、洋室まで用意されています。筆者はお部屋おまかせプランでしたが、小さめの和室が二間続いた客室に案内されました。広さは12畳ほどあり、大人3人でも窮屈さを感じませんでした。

二の館 2階からの眺望。庭園の緑と周囲の山が見える。

こちらが客室からの眺望です。2階にあるため、敷地や周囲が見渡せるというわけではありませんが、庭園や山の緑が美しいです。眺望や設備にこだわりたい方は、予約時にお部屋を選択すると良いでしょう。

温泉大浴場

少し休憩したら、温泉に入って旅の疲れを癒しましょう。こちらの大浴場では、湯の花温泉のお湯が楽しめます。小さな庭に面した内湯、露天風呂があり、和風の雰囲気が落ち着きます。天井は高く、清潔感もあるので、気持ちよく入浴できます。

泉質は単純弱放射能温泉となっており、神経痛や慢性消化器病のほか、痛風、慢性皮膚炎などに効果があるとされています。無色透明でさらりとしているので、誰にでも入りやすい泉質でしょう。