東京都中央区人形町は、江戸時代に歌舞伎劇場が多く、人形を制作・販売する店が並び人形遣いが住んでいたことで人形町となりました。歴史ある街だけに老舗も多く、特に和菓子店は多数で、美味しい和菓子やスイーツの名店が目白押しです。そんな人形町の和菓子の名店を紹介します。

人形町の和菓子屋おすすめ13選

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

東京都中央区人形町は江戸時代に歌舞伎の中村座・市村座や人形芝居の結城座などがありました。当時は人形を制作・販売する店が並び、人形遣いが多く住んでいたことから、人形町の地名が付いたと伝わっています。

歴史がある街だけに、人形町一帯には老舗が多く残っていて、人形町通りや甘酒横丁を中心に老舗の飲食店や上品な和菓子店は多数です。特に美味しい和菓子やスイーツの名店が多く、そんな、人形町の和菓子の名店を厳選して13店舗紹介します。

1. 【京菓子司 壽堂】饅頭・カフェ併設

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「京菓子司 壽堂(ことぶきどう)」は東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」から徒歩4分、又は、東京メトロ「水天宮前駅」からは徒歩2分の所にあります。

明治17年(1884年)に日本橋蛎殻町(にほんばしかきがらちょう)で創業し、140年近い歴史がある老舗です。明治40年代(1907年~)に現在の場所に移っています。昔ながらの和菓子屋で「黄金芋の寿堂」が看板商品でよく知られています。

黄金芋(233円)

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「京菓子司 壽堂」のおすすめは、看板商品の「黄金芋(233円)」で、小さなサツマイモの形をした和スイーツです。皮からシナモンの香りが漂い、中身はさつま芋と同じ黄金色です。ただし、さつま芋は使われず、白いんげんを使った餡にウコンを加えています。

老舗和菓子店だけに、黄金芋以外にも、上生菓子・水ようかん・わらび餅・柏餅など和風スイーツが多く、手土産にできる上品な和菓子ばかりです。

基本情報

スポット名 京菓子司 壽堂
住所 東京都中央区日本橋人形町2-1-4
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄人形町駅徒歩4分
電話番号 ☎ 03-3666-4804
営業時間 0120-480400
定休日 なし
カフェ・甘味処
テイクアウト

2. 【京菓子司 彦九郎】どら焼き・テイクアウトのみ

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「人形町 彦九郎」は東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」A1より徒歩2分です。京都で修業した先々代が1951年(昭和26年)に人形町へ出店し、2004年(平成16年)に現在地に移転しています。

新潟県産のもち米・こがね餅や北海道産の大納言小豆など、とことん食材にこだわり、ひとつひとつ心を込めて作った手の込んだ和菓子が多数並んでいます。

とらやき(240円)

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「京菓子司 彦九郎」のおすすめは「とらやき(240円)」です。「どら焼き」ではありません。「とらやき」です。「とらやき」の皮は虎の模様が付いています。そこから「とらやき」と名付けられた同店の看板商品です。

ふっくらと焼き上げた生地はふわふわで、中にたっぷりと粒餡が入っています。甘さは控えめで、続けて食べることもでき、リピーターが多い商品です。

基本情報

スポット名 京菓子司 彦九郎
住所 東京都中央区日本橋人形町2-11-3
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄人形町駅A1出口より徒歩2分
電話番号 ☎ 03-3660-5533
営業時間 平日10:00~20:00 土日祝10:00~18:00
定休日 不定休
カフェ・甘味処
テイクアウト

3. 【玉英堂】饅頭・テイクアウトのみ

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「玉英堂」は東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」A1から徒歩2分の所にあります。お店の起源は大変古く、戦国時代の1576年(天正4年)に京都三条大橋で創業しています。人形町には1954年(昭和29年)に移り、現在の場所で開業しています。手の込んだ和菓子が並ぶ和菓子の名店です。

「玉英堂」は屋号が「玉英堂彦九郎」で、寛政の三奇傑に数えられた思想家・高山彦九郎に由来しています。老舗中の老舗の和菓子店です。

玉饅(ぎょくまん)(680円)

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「玉英堂」のおすすめは「玉饅(ぎょくまん)(680円)」です。何層もカラフルな層で構成された手の込んだ饅頭で、食べる前にカットして断面を観察してみましょう。

真ん中に風味豊かな上質な栗、その栗を丁寧に包んだ粒餡、さらにピンク色の餡、その外側に白餡が重なっています。別名を「お宝饅頭」といいおめでたい上品な和菓子です。

基本情報

スポット名 玉英堂 彦九郎
住所 東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル 1F
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄人形町駅A1から徒歩2分
電話番号 ☎ 03-3666-2625
営業時間 月~金9:00~19:00 土9:00~18:00 日・祝9:30~17:00
定休日 不定休
カフェ・甘味処 ×
テイクアウト

4. 【三原堂本店】最中・テイクアウトのみ

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「三原堂本店」は東京メトロ「水天宮前駅」8番出口より徒歩1分、東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」からは徒歩4分、水天宮の門前にある有名な和菓子店です。

「三原堂本店」は、1877年(明治10年)に蛎殻町で創業した150年近い歴史を誇る老舗です。1887年(明治20年)に現在地に移っています。このお店で修業した職人さんが暖簾分けで開業したお店も多数です。老舗の名店ならではの大きな木製看板が目を惹きます。

御守最中(259円)

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「三原堂本店」のおすすめは「御守最中(259円)」です。その昔、三原堂本店は水天宮様よりお許しを得て御守りをお分けした歴史があり、その流れで現在はお守りの代わりに「御守最中」を販売しています。水天宮様と深い関わりから誕生した銘菓です。

名産の十勝産えりも小豆を丁寧に練り上げた上品な粒餡の最中です。通常サイズは1個:259円、小サイズもあり、1個:140円で販売しています。

基本情報

スポット名 三原堂本店
住所 東京都中央区日本橋人形町1-14-10 三原堂本店ビル 1F
アクセス 東京メトロ水天宮前駅8番出口より徒歩1分
電話番号 ☎ 03-3666-3333
営業時間 月~金9:30~19:30 土・日・祝9:30~18:00
定休日 元日
カフェ・甘味処 ×
テイクアウト

5. 【東海】どら焼き・テイクアウトのみ

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「東海」は東京メトロ・都営地下鉄「人形町駅」から徒歩で3分の所にあります。1912年(大正元年)の創業で、昭和に入ってから人形町に移転しました。

お店の外観は昭和の名店が感じられる佇まいで、どこか懐かしい風景です。人形町はこのようなレトロ感あふれる建物が多く、情緒あふれる街です。

どら焼き(200円)

人形町の和菓子屋おすすめ13選!手土産に人気な老舗や話題の新店舗も!
(画像=『SHIORI』より引用)

「東海」のおすすめは「どら焼き(200円)」です。綺麗に焼き上った、濃い茶色のどら焼きの生地はフワフワで甘さは少し控えめに焼き上っています。ねっとり、しっとりの餡子も甘すぎず、皮との相性が最高です。

大きめサイズのどら焼きながら、しっかりと餡子が詰まり、なだらかに中央が膨らんでいます。人形町はどら焼きの名店が多いのですが、中でも「東海」のどら焼きは人気が高い逸品です。

基本情報

スポット名 御菓子司 東海
住所 東京都中央区日本橋人形町1-16-12
アクセス 東京メトロ・都営地下鉄人形町駅から徒歩3分
電話番号 ☎ 03-3666-7063
営業時間 火~土8:30~18:45
定休日 月曜日・日曜日
カフェ・甘味処 ×
テイクアウト