5.育休明けすぐの妊娠にはメリットもある
育休明けすぐの妊娠は、「迷惑」、「無責任」などマイナスイメージを持たれがちですが、実はワーママにとって大きなメリットもあります。
(1)年齢的な問題をクリアできる
育休明けすぐに妊娠すると、出産にともなう【年齢的な問題】をクリアできます。
皆さんご存じのように、現代日本では高齢出産が増加。昭和50年の平均初産年齢は「25.7歳」だったのに対し、令和元年には「30.7歳」まで上昇しています。
つまり、初産の平均年齢はここ40年ほどで5歳も上昇しているのです。
育休復帰後、落ち着いてから妊娠すると「高齢出産」に突入しそうね。
【35歳以上の出産=高齢出産】は、妊娠・出産に伴うリスクが高くなると言われています。
高齢出産のリスク回避するには、「育休明けに数年働き、落ち着いてから妊娠しよう。」なんて、悠長なことは言っていられないのです。
(2)責任ある仕事を任される前に子作りができる
「育休後しばらく働いて、再び産休に入る方が周囲に迷惑が掛からない。」確かに、このような考え方もあるでしょう。
しかし、考えてみて下さい。
育休後本格的に復帰すると、責任ある大きな仕事を任される可能ですがありますよね。
新たなプロジェクト等を任されてしまうと、妊娠したくてもタイミングを掴むのが難しくなってしまいます。
子作りは計画通りにはいかないもの。妊娠を先延ばしにすれば、「2人目を授かれなかった…。」という事態にもなりかねません。
このような状況を避けるためには、復帰後すぐの妊娠がベストだと言えるでしょう。
(3)2人目出産後は仕事に邁進できる
「一気に2人産んでその後は仕事に邁進する!」
最近では、このような考え方の人も増えています。
育休を数年置きに取得すると、その度にキャリアが断絶されてしまいます。
それより、感覚を空けずに2人目を妊娠する方が「効率的」と考える人が多いのです。
仕事は今後何十年とできますが、出産できる期間は限られています。
今しかできない「出産」を最優先し、その後仕事に邁進するのは決して悪いことではないのです。
立て続けに2人の子を出産。2年ほどはキャリア的には停滞期となりましたが、落ち着いてきた現在は、毎日バタバタでも充実した日々を送っています。
ただ、産後もきちんとキャリアを積んでいきたいのであれば、自分で働き方や職場環境を整えていくことも大切です。
そもそも育休明けの妊娠に対して、本人やまわりが一喜一憂すること自体、正常な環境とはいえません。
また、乳幼児期の苦労を乗り越えたとて、成長とともに新たな壁にぶち当たるのが子育て。ワーママの気苦労はこの先も絶えないのです。
2人目・3人目を考えている方で仕事は続けたい方こそ、今のうちに子育てとキャリアをより快適に両立できる環境をリサーチすることをおすすめします。
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(4)人生後半の時間の使い方の幅が広がる
手がかかる子育て期を集中させれば、キャリア同様、自分のために使える時間も早いうちに取り戻せます。
子供はいずれ手がかからなくなりますし、ある程度大きくなると子供自身も親から離れた社会を持ち始めます。
また、一人でできるように見守ることも次第に大切になってきます。
体力があるうちに趣味ややりたいことが再開できると、人生の充実度が変わってきます。
子供たちも休日は習い事や部活、お友達との約束で大忙し。私も丸1日フリーという日も増えて自分だけの時間が楽しめるようになりました。
また、一人の時間を十分楽しんでから、ゆっくり子育てをするのももちろんOKですが、子育てを経験してから使う自分のための時間はまったく別物です。
自分より子供優先の生活を経て、自分にとって本当に大切なものは何か、自分の気持ちと本気で向き合った後の時間の使い方は価値が大きいですし、産前と価値観が大きく変わっていることも。
それを経た上の判断や選択は、人生の後半に大きく影響します。
人生において何が自分にとって大切なのか考えることはあなたの幸せを考えることに繋がります!
でも、子育てと日々の生活で忙しくしていたら、自分の幸せなんてすっかり後回しに…。家族の幸せ以外に、私の幸せってどこにあるんだろう?
自分の幸せはどこにあるのか?
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6.育休明けにすぐ妊娠すると「育休手当」はどうなる?
2人目の育休手当は、【1人目の育児休業給付金と同額】になる可能性が高いです。
育休から復帰後すぐに産休に入る場合、復帰してからの「勤務実**績」がありません。
そのため、【1人目の育休に入る前の休業開始時の賃金月額証明書】を用いて、2人目の育休手当を計算することになるのです。
厚生労働省の「Q&A~育児休業給付~」では、育休手当について詳しく解説されています。疑問点がある人は、参考にして下さいね。
育休明けすぐの妊娠に「罪悪感」は必要ない
育休明けの妊娠は、焦りや罪悪感を感じ憂鬱な気分になることもあるでしょう。
しかし、お腹にいる新たな命を守れるのはママだけです。
悪く言われることもあるかもしれませんが、それは一時の話。現状のみに目を向けるのではなく、未来を見据えた行動をとりましょう。
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