3.【実録】育休明けにすぐ妊娠したAさんの体験談
そんな中で、実際に育休明けすぐに妊娠した先輩ママもいます。
- 職場への報告はいつ?
- 職場の人間関係を円滑にするには、どんなことに気を付けるべき?
- 不安や心配に打ち勝ち幸せを手に入れる方法は?
など、体験者だからこそ分かる「コツ」をAさんに伺いました。
(1)最初は「退職」を考えた
育休復帰後、わずか2ヶ月で2人目妊娠が発覚。
妊娠検査薬を見た時、最初に頭に浮かんだのは「退職」の二文字でした。
- 職場にこれ以上迷惑はかけられない
- せっかく復帰したのに、また悪阻との闘いか…。
- 同僚から「無計画」と思われるんだろうな。
など、マイナスな気持ちがどんどん膨らみ、「もう退職しかない。」と弱気な考えに支配されてしまったんです。
一時は、せっかく授かった命とサヨナラすることすら考えており、とても通常の心理状態ではありませんでした。
(2)子ども>仕事は当然!授かった命を全力で守る
夫に相談すると、「えっ。産休・育休は当然の権利でしょ?」と、当たり前のように言われて拍子抜けしました。
夫は、
- 職場の女性が産休・育休をとっても何とも思わない
- 私が気にし過ぎなのでは?
- 二人目妊娠に「罪悪感」を抱くのはおかしい
と、言ってくれたんです。
冷静に考えると、 【子ども>>>仕事】は当然のこと。
一瞬でも授かった命を手放そうとしたことを、申し訳なく思いました。
そして、「授かった2人目の子をすくすく育てるためにも、仕事をして家計を支えよう!」と、強気な考えができるようになったんです。
(3)職場への報告は「早め」が肝心
「再び産休・育休をとる」という決意が固まったら、できるだけ早く上司に報告しました。
普通は【職場への報告は安定期に入ってから】がセオリーですが、今回は事情が違います。
- 私の代わりになる人材を急遽探す必要がある
- 今後の仕事をセーブしなけらばならない
など、急な2人目妊娠は【予定外の調整】が発生します。
報告を先延ばしにしたくなる気持ちは分かりますが、各種調整が間に合わなければ職場に益々迷惑をかけることに。
私のように復帰後数か月で2人目妊娠が分かった場合は、いち早く信頼できる上司に伝えるべきでしょう。
2人目妊娠を真っ先に報告することが、その後の自分の信頼にも繋がりました。
(4)「育休は当然」という態度は取らない 幸い、職場には理解ある人が多く、2人目妊娠を祝福してくれました。
しかし、私の産休・育休で周囲への負担が増えるのは事実。
「迷惑という気持ちを堪えて祝福してくれてるんだ。」という前提で、行動をしました。
特に気を付けたのは、【産休・育休は当然の権利】という態度をしないことです。
確かに産休・育休は権利ですが、「また休みまーす。」なんて軽い態度を取るのはどうでしょう?
「なにこの人?ムカつく。」と思われても仕方ありませんよね。
現に、育休・産休と縁遠い独身社員は、「自分だけ仕事が増えて不平等だ。」「ポンポン2人も産んで、マミートラックにハマればいいのに!」と不満を抱えている人もいるでしょう。
でも、そんなことを言えば「マタハラだ!」と非難されるのは明白なので、実は文句を言いたいのに我慢している人もいると思うんです。
だからこそ、【育休は当然】という態度は絶対にNG。
周囲への感謝を忘れず、それを態度に示すことを心掛けました。
(5)周囲への感謝を忘れない
具体的には、
- 産休に入る前に菓子折りを渡す
- 出産後の仕事への意欲を伝える
- 上司、部下問わず一人一人に産休に入る旨を報告する
など、周囲へ感謝を伝えることを意識しました。
上司からは、「みんな分かってるし、改まった報告は大丈夫だよ。」と言われましたが、【産休のお知らせ】を文章にして同じ部署の方に配布しました。
出産予定日、最終出社日、育休期間を明記し、簡単なあいさつ文も添えたところ、何人かの人に「頑張って下さい。」と声を掛けてもらえました。
(6)強い心を持つ
育休後すぐの妊娠は焦りや不安を感じがちですが、「強い心」を持つのが大事です。
私も、周囲の目や心無い言葉に傷つくこともありましたが、「気にしても仕方ない!」と、気持ちを切り替えました。
(7)復帰後はがむしゃらに仕事をこなす!
周囲への感謝と自分のキャリアを考えて、復帰後はがむしゃらに仕事を頑張るつもりです。
今後、不本意な部署移動や降格など「マミートラック」にハマることもあるでしょう。
思うように仕事ができず、辛く苦しい日々が待ち受けているかもしれません。
後輩に昇進で追い抜かれ、挫折を味わうことも覚悟しています。
それでも、2人を産んで働くと決意したのは私です。落ち込んでる暇はありません。
どんなことが起きてもポジティブに変換するくらいの気概を持って、復帰にのぞみたいと思っています!
(8)日々の幸せと将来が大切
2人目妊娠中に、同じような境遇になった先輩ワーママから話を聞く機会を得ました。
彼女も、立て続けの妊娠で、社内で気まずい思いやマミートラックも経験したそうですが、下の子が10歳となった今では、その頃のことは単なる思い出話なのだそうです。
プライドが傷ついたり苦労もしたけど、振り返ればそこから見出した新しい価値観もありました。バリキャリ志向だと思ってたけど、子供が愛おしくて子育てが楽しくて仕方なかったり、実家の家族ももっと大切にしようとか。
2人育児って本当に目まぐるしくて、うじうじ悩んでる時間がもったいないし、でも一気に事が片付いては行くから、おのずと考えや感情が研ぎ澄まされていくんですよ。私ってこういうことが人生で大切だったのか!ならばこの先はこうしたほうがいいな!と。復職当初も育児メインでやろうって割り切ったので、悩むことなく子育て第一でいられたし、その時間はかけがえのない思い出になっています。
結局、子育てもきちんとできる環境を求めて転職をし、今では家庭も仕事も両方バランスよく叶う生活を手に入れました。子育て期に一番大切なのはその時に幸せなことと、明るい将来が見えて過ごせているかではないでしょうか。
私はそれを軸に色んなことを判断するようにしていますよ。
悩みの渦中にいると、答えが出ず焦ったり投げやりな判断をしてしまいがちです。
しかし、「その場のストレスや悩みはたいしたことじゃない!」とあとから笑い話にできている先輩ママは多いものです。
4.育休明けにすぐ妊娠したママ達の本音
Aさんの場合は、自然妊娠が予定より早かったケースでした。一方で、計画的に育休明けすぐに妊娠した先輩ママもいます。
- 1人目の育休明けに望まない部署異動や職種変更、マミートラックなどにあいキャリアの断絶を経験したので先に子育てをしようと考えた
- 年齢的にすぐ次の子を考えないといけなかった
などその理由は様々。
そうした経験談は、PRIMEのワーママ相談室で聞くことができます。
PRIMEでは、ワーママ歴15年目の編集者と気軽に話せる無料相談窓口を開設しています。相談相手は、新卒入社した会社で15年フルタイム正社員を続けながら母になり、働き方やキャリア構築、育児との両立などに悩み、最終的には転職の道を選んだアラフォー現役ワーママです。
20代はバリキャリの第一線だったものの、妊娠出産を機にマミートラックにあい現職でのキャリアの限界を感じた彼女。「このまま40代、50代を迎えてはならない。自分の幸せは自分で見つけなければ。」と一念発起して、先に子育ての大変な時を終えてから再度キャリアにチャレンジしようと決心します。
そして37歳で初めての転職に挑戦しました。
実際に2人の子どもを育てながら37歳で転職成功にした現役ワーママが、育休明けにすぐ妊娠しようと思った経緯や、転職成功までの流れについてもお話いたします。
相談は無料なので、ちょっとした育児の悩みから転職相談まで、ぜひ気楽に話を聞きに来てください。
一人で悩んでいるママやワーママへ。
PRIME編集部のワーママ歴15年目現役ワーママと話してみませんか?
家事・育児・仕事・妻としてー結婚した女性にはたくさんの役目がついてきますよね。
そしてそれは一つ一つは大したことがなくても、初めての経験だったり、積み重なったすることで少しづつ複雑に絡み合いながら女性の負担になっていったりします。
そして心に抱えたもやもやを吐き出す場所がなく悩んでいる人もたくさんいます。
私自身は第一子を妊娠するまで東京都内にあるそこそこ大きな会社の社畜でした。
しかしママになったことをきっかけに、働くこと、キャリアを続けること、子どもを育てること、夫や実家との関係、あらゆる課題が私に降りかかってきました。
また、ワーママの名札をつけたことで理不尽なことや自分の中の葛藤とも戦うことになりました。もちろん、育休明けは保育園に預けた後、泣く我が子を思っては泣く日々。
そうやって社会や自分に対して色んなことを感じながらも、当時はどこかで折り合いをつけ自分を納得させていたと思います。
でも、時間が経つにつれ我慢やもやもやに嫌気がさし、子どもも大切にしつつ「自分のことも幸せにしてやろう!」という考えに変わりました。
そこに至るまでは、近すぎるゆえ同僚やママ友には言えないこともたくさんありましたが、人に話を聞いてもらうことで少しだけ明日の活力になったことも事実。
女性は話すことで気持ちや考えがふと軽くなったり、結論は出なくとも前向きになれることが意外とありますよね。
もし、これをご覧になっている方で「こんなこと相談していいのかな?」「身近な人には言えない」などの悩んでいる方がいたら、PRIME編集部に気軽に話してみませんか?
もしご希望があれば、ZOOMで30分~1時間ほど、PRIME編集部の現役ワーママミイ又はみわが対応させていただきます。
私たちPRIME編集部のスタッフも、同じく母として妻としてワーママとして色んな葛藤と闘いながら生きてきた同じ女性です。その経験を糧に、女性のあらゆる生き方に寄り添い肯定していきたいと本気で思い「PRIME」を運営しています。
どうぞお気軽に、言いたいこと、聞きたいことを話してください!
PRIMEワーママ相談を利用した人の声
独身まで自信満々で働いていたものの復職後は完全に後輩に出世で抜かれ、育休取得した私がそこに追いつくのは無理だと感じました。ワーママ相談で同じ境遇の先輩ママが新しい環境でバリバリ働いているのを知り私も力が湧きました。今絶賛転職活動中。前向きに未来を考えています。
Aさん30代私は子どもと仕事どちらを優先するべきか迷っていました。また、答えを出したとしてもそれが叶う環境ではなかったのでモヤモヤしたまま毎日通勤していました。先輩ワーママの経験をもとにしたアドバイスから、短い子育て期の中で仕事や子どもにどう向き合うべきかハッとしました。行動に移す前に自分の考えが明確になったのはよかったです。
Bさん30代ママになってから仕事との向き合い方が激変するのはよくあること。それなのに、モヤモヤしたまま働き続けるワーママはたくさんいます。同じ立場の方や経験者の話を聞くことで気付けることがたくさんあります。育休明けの妊娠についてなんとなく悩んでいる方も、まずは誰かと話をしてみましょう。
子供の年齢が近い=将来を見据えたスケジュールは立てやすいのは大きなメリットになります。
また、出産スケジュールを考えることは、自分の価値観や気持ちと向き合いながら、人生プランを見直す良い機会にもなるはずです。
悩んだ時は、自分の考え方や環境を変えて、ポジティブで幸せな毎日にシフトチェンジしましょう!