……という、一作目のあらすじをほとんどなぞる展開。幽霊騒動を解決しているのに、市長らにまったく認めてもらえないが、命がけの活躍の果てに市民らは絶賛の声を贈る……って全部同じですよ!
にも拘らず、あらゆる面でパワーダウンが否めず、前回のクライマックスで最大のインパクトを残したマシュマロマンに匹敵する見せ場として考えられた自由の女神が歩き出すというシーンはマシュマロマンに見劣りしている。同じことをやっても、前作を越えられなければ「また同じことやってる」と言われるだけなのだ。
1作目の人気にと熱狂的なファンに後押しされて興行成績はまあまあよかったそうだが、内容はまったく評価されなかったので、続編製作には長い時間がかかったのだった。
キアヌ・リーブス主演で大ヒットした映画の続編『スピード2』は前作の5倍以上の予算をかけたものの、全世界興行でなんとか利益を出せたズッコケ作。日本では前作の半分以下の数字に終わった。