土曜日は、日本テレビ系で嵐の櫻井翔が主演する『大病院占拠』が1月14日から開始される。大病院が鬼の面をかぶった謎の武装集団によって占拠され、櫻井演じる休職中の捜査官・武蔵三郎が人質を救うために立ち向かっていくというオリジナル作品。共演は比嘉愛未、ソニン、白洲迅、宮本茉由らで「櫻井翔の主演ドラマにしてはキャスト陣のネームバリューが控えめ」とささやかれており、脚本家も、これまで手がけてきたのはほぼ原作付きの作品ということで、未知数の要素が多い。
1月21日からは、NHKで濱田岳が主演する土曜ドラマ『探偵ロマンス』がスタート。江戸川乱歩の作家デビュー100周年という節目に、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』の制作チームによって乱歩の誕生秘話が描かれる。全4話と短いものの、のちに乱歩となる平井太郎(濱田)が初老の名探偵・白井三郎(草刈正雄)と出会い、バディを組んで探偵稼業に乗り出していくという展開はミステリーファンにとってたまらない作品になりそうだ。
日曜日は、嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ『どうする家康』が1月8日に開始。徳川家康の生涯を『コンフィデンスマンJP』(フジテレビ系)シリーズなどで知られる脚本家・古沢良太氏が新たな視点で描く作品となっており、共演は有村架純、岡田准一、ムロツヨシ、阿部寛らで、題材的にもキャスト的にも「まず大外れはない」といえそうな安心感があるが、前期の『鎌倉殿の13人』の評価の高さは大きなハードルとなるかもしれない。