忙しくて自炊をするヒマがない、働きざかりのみなさん。 「コンビニ食じゃ、ダイエットできないかも」と、あきらめてしまっている方。
最近のコンビニ商品は、日々進化しています。
無添加や健康に向けた商品、ダイエットに適する商品など。
種類も豊富で、味も美味しくなってきています。
「そんなコンビニでもダイエットしやすい!」といえる食事を管理栄養士である筆者がご紹介します。
ダイエットにコンビニ食を使うメリット
コンビニの食事って少し健康に悪そうなイメージが、まだ残っているかもしれません。
「添加物やどうしても味が濃くなってしまう」という不安など。
しかし、今では国の食品表示に対する法律もだんだん厳しくなり、消費者が見て分かりやすく食品表示がされるようになってきています。
そして、コンビニに売っているものでダイエットできる最大のメリットは、この食品表示がある点です!
これってダイエットする上で、とても役立ちます。
自炊する場合だと、栄養知識のないまま自分でカロリーや糖質量、脂質量、塩分など計算しなくてはならないこともあります。
しかし、コンビニに売っている食事はすべて食品表示がされています。
つまり、見るポイントさえ分かれば、簡単に食事を選択することができるということ。
この点を活かして、コンビニでダイエットに適した食事の選び方をオススメします。
コンビニでの食事は裏面をみよう!
では、選び方を身につけるためにも、コンビニで食事を選ぶ際は商品の裏面にある食品表示をまず見ましょう。
その中で注目していただきたいポイントが、2点です。
- たんぱく質が豊富であるか
- 糖質が多くないか
コンビニでダイエットに適した食事を探したい方は、上記を気にしましょう。
食品の成分表示には、エネルギー:○○kcalと表示があると思います。
ほとんどの方は、このカロリーにとらわれがちです。
もちろんカロリーが過剰になると体重が増えるため、ダイエットにはカロリー表示も大切になります。
しかし、カロリーは炭水化物(糖質)・脂質・たんぱく質、の3つの栄養素から成り立っています。
3大栄養素のバランスによっても太りやすい食事があるので、カロリーだけについて気にするのは不十分ですよ。
ダイエット中は脂質の多い食事に気をつけよう
前述した3大栄養素でカロリーが決まってきますが、大切なのはカロリーが何で構成されているかです。
ここから少し話しが難しくなりますが、それぞれに栄養素に含まれるカロリーについてご説明します。
- 三大栄養素1gあたりのカロリー
- 炭水化物 :4kcal
- たんぱく質:4kcal
- 脂質 :9kcal
ご覧通り、脂質の1gあたりのカロリーが、とても大きくなっていますよね。
つまり、脂質の量はちょっとだけでも多くのカロリー摂取につながります。
カロリーだけで判断して脂質が多い食品を選んでしまうと、必要な栄養素とることができずにカロリーだけ過剰摂取してしまうことになりかねません。
裏面のカロリー表示をみた際は、ざっくりとどの栄養素が何割くらいかなと頭で計算してみましょう。