オリーブオイルの4つの効果効能
1.抗酸化作用によるアンチエイジング効果
「ビタミンE」は、抗酸化作用・血流促進・悪玉コレステロールを減らしてくれるなどの効能をもつ若返りのビタミンと呼ばれています。
オリーブオイルには、通常の油に比べこの「ビタミンE」が3~5倍ほど多く含まれているのです。
また、同じくオリーブオイルに含まれる「ポリフェノール」も、高い抗酸化作用をもつと言われています。
お茶の水女子大学の田口氏がある研究を行ったところ、ポリフェノールを多く摂取した人は摂取量が少ない人に比べ、死亡率が7%も下がるという事実が判明したのです。
「ビタミンE」と「ポリフェノール」の持つ強力な抗酸化作用によって、高いアンチエイジング効果が期待できるでしょう。
2.腸内環境を整え、便通を改善させる
腸内環境を整える効能を持つのが、不飽和脂肪酸である「オレイン酸」です。
その理由はオレイン酸の特徴の1つ、小腸で完全に吸収されない性質にあります。
腸の入り口である小腸は、消化しながら食物の大部分を栄養を吸収する力をもちます。
その後、不要と判断された残りの食物が大腸に送られ、便となるのです。
オレイン酸は、小腸で完全に吸収されないため大腸まで届き、腸の動きを活発にさせます。
腸の動きを活発にさせつつ、大腸まで届いたオイルが潤滑剤となり、スムーズな便の排出を手助けしてくれるのです。
3.血糖値の上昇を抑え、ダイエット効果を高める
オリーブオイルには、ダイエットの妨げとなる急な血糖値の上昇を抑える効能があります。
急な血糖値の上昇がなぜダイエットに良くないかというと、それは急な血糖値の上昇により体内ホルモン「インスリン」が過剰分泌されていまうためです。
体内に糖が運ばれてきた糖は、インスリンによって一定量はエネルギーや肝細胞、残りは脂肪へと変換されます。
しかし、血糖値が急上昇しこのインスリンが過剰分泌されることにより、過剰な糖は即座に脂肪へと変換されてしまうのです。
医療法人社団の池谷氏が行った研究では、パンを食べる際にオリーブオイルをつけることによって、この急な血糖値上昇を抑えられることが判明しました。
油なのに、炭水化物にプラスすることによってダイエットの手助けをしてくれるなんて不思議ですね。
4.美肌効果
オリーブオイルは、肌に大きなメリットを与えることが分かっています。
肌に良い影響をもたらすオリーブオイルの効能が、抗酸化作用です。
外的刺激やストレスによって肌が酸化すると、シミやくすみなどの肌トラブルの原因となります。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールとビタミンEの抗酸化作用により、これらの肌トラブルから肌を守ってくれるのです。
また、ビタミンEには血行を促進させる効能があります。
血流を良くすることで、スムーズなお肌のターンオーバーを手助けしてくれるのだそう。
オリーブオイルを摂る時の注意点
オリーブオイルの効能は実証されていますが、そんなオリーブオイルにも弱点やデメリットが存在します。
間違った使い方を続けることで、得られる効能が得られなくなってしまう可能性も。
そこで、ここからはオリーブオイルを摂る時の注意点についてご紹介します。