ほとんど、想像した通りのリアクションだった。楽しいアクティビティなのに、必ず罰ゲームみたいな乗り方を心がける中丸。スノーラフティングの楽しさが一切伝わってこないのもスゴい。彼は、自分がどうすればよいかわかっているようだ。

 カメラアングルも普通じゃなかった。寒さに悶絶する中丸の顔芸ばかり映し、アクティビティの臨場感が伝わってこないのだ。一体、我々は何を見せられているのか? スノーラフティングの全貌がまるでわからない、謎のカメラアングル。景色も撮るべきだし、なぜ遠目からも映さないのかが解せない。中丸ファンは嬉しいだろうけど、ほとんど施設のためにはなってない方向性である。

 そんなこんなで、ラフティングで1周回ってきた中丸。疲労困憊だったのだろう。ボートからの降り方が這うようにボテッとしてて、まるで『007』みたいなのだ。そんなにつらかったのか……。

「寒い!! ………めちゃめちゃおもしろいじゃないですか」(中丸)

 中丸の見え透いた嘘に、スタジオの神田が爆笑している。「めちゃめちゃおもしろい」に感情がビタイチこもっていないし、どう見ても「めちゃめちゃおもしろい」の顔ではなかった。

「すみません、これもう1周やってきていいですか? ちゃんとやってきたほうがいいな、これ」(中丸)

 なんで! 顔がキンキンなのに、もう1周をリクエストする中丸。おかわりしたがってる人の声じゃないのに……。そして、そのまま2周目へ出発してしまった乗客・中丸の後ろ姿がワイプに映っている。その姿は、完全に市中引き回しの刑だ。