犬の「しっぽ」のこと、どこまで知ってる?【犬のからだセミナー しっぽ編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

肉食動物ならではの、細くて鋭い猫の「歯」。人の歯とどう違うのでしょうか?
その特徴をクローズアップしてみましょう。

■体のバランスをとる

しっぽは、体のバランスをとる働きをしています。とくに走行中のカーブするときなど、方向転換に合わせてしっぽでうまくバランスをとり、スピードを維持します。高速で走る動物にとって、しっぽはたいへん重要な役割を果たしているのです。

■体を保温する

寒いときは、犬は体を丸め、しっぽでくるっと体を包むようにして体温低下を防ぎます。短いしっぽでは役に立ちませんが、シベリアン・ハスキーやサモエドなどの北方系の犬種は、いかにも温かそうなふさふさしたしっぽを持っています。

■コミュニケーションをとる

飼い主さんにとって一番身近なのは、コミュニケーション機能でしょう。うれしいときはぶんぶんと左右に力強く振り、怖いときには元気なく下げて足の間にたくし込み、「やるか!」と攻撃態勢になればピンと立つ。しっぽには、その時々の犬の気持ちが非常によく表れます。犬同士、こうしてコミュニケーションをとり合っているわけです。

しっぽの構造

犬の「しっぽ」のこと、どこまで知ってる?【犬のからだセミナー しっぽ編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

たくさんの椎骨から成る

では、犬のしっぽはどんな構造になっているのでしょうか。
人と犬は同じ哺乳動物ですから、形こそ違っても、骨の種類はほどんど同じです。そのなかで、骨の数が人と大きく異なるのがしっぽの骨、「尾骨」です。しっぽが退化した人では、尾骨は数個しかありませんが、犬は6~23個あります。この尾椎は先端に行くほど細くなっているので、犬のしっぽは先が尖っているのです。

形状は多種多様

しっぽは長さも形状もさまざまで、なかには先天的にしっぽがなかったり、断尾する犬種も。代表的なしっぽをいくつか紹介すると・・・。

犬の「しっぽ」のこと、どこまで知ってる?【犬のからだセミナー しっぽ編】
(画像=『犬・猫のポータルサイトPEPPY(ペピイ)』より引用)

これ以外にも、まだまだいろんな形状のしっぽがあります。愛犬のしっぽはどんな形ですか?