しっぽに見られるトラブルとは?
骨折や脱臼をすることも
しっぽは強くぶつけたり、踏まれたりすると、骨折や脱臼することがあります。しっぽのケガで厄介なのは、よく動かす場所なので安静にしておくことが難しいこと。そのため、治りが遅くなりがちです。
しっぽが上がらないときは・・・
元気がなくしっぽが下がったままのときは、肛門周辺にトラブルを抱えていることも。肛門のうに分泌物がたまりすぎていたり、肛門周囲に炎症を起こしていたりすると、かばうようにしっぽを下げていることがあります。
また、「馬尾症候群」でも、しっぽが上がらなくなることがあります。これは犬の腰椎・仙椎の中を走る馬尾神経に障害を起こす病気で、痛みや足腰のふらつき、放置すれば、後ろ足が麻痺することもあります。
しっぽを追い回す理由は?
犬が自分のしっぽをしつこく追い回していることがありませんか? これもお尻の周辺に違和感を感じているのかもしれません。肛門まわりに炎症がないか、 しっぽやお尻にノミなどの害虫がついていないかチェックを。また、犬が退屈やストレスを感じている時にも、しっぽを追い回します。
最近では、「常同障害」と呼ばれる病気も注目されています。同じ行動を目的もなく繰り返す病気で、自分のしっぽを追い回すのもその一つ。柴犬に多発することが知られています。遺伝的な要因が疑われていますが、まだ解明はされていません。
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